珈琲の建設 の商品レビュー
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旅先の、独立系、ユニーク本屋さんに立ち寄りなにか買う行動として、松本栞日さん訪問。Twitterなどで知らなければカフェにしかみえない、2階には本がたくさんあるのだが、1階はカフェで気ままに過ごすお客さんでいっぱい、その1階に凛々しくいたのが本書。コーヒー文化?カフェ文化?的なものになんとなくもやもやすることも、コーヒーの淹れ方にこだわりないがなんかヒントが欲しい気持ちが湧き立ち、購入。 インディーズであることは、誇り高きことの絶対条件 美味しいことを一点に定めるのは非常にレベルが低いこと。全てはあいだ。確実なものかをあるとすればそれは、あいだ。 美味しいコーヒーは、大体において、考える時間と労働する時間、休む時間のバランスでできているもの、、、 と日本のコーヒー、喫茶店文化の変遷も知りその界隈やその素晴らしい方々のお名前も知ることができ、街で見かける素敵そうなカフェへのもやる気持ちも少し整理できた。 コーヒーは料理という考え方がコーヒーへの、態度の道標となった。小さくて、美しい装丁の本。
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『喫茶店のディスクール』とともに。こちらの方はコーヒーや喫茶店に対する思いが綴られている雰囲気がある。
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珈琲についての専門書だと思って手に取りましたが、珈琲の専門的な内容も含めたオオヤミノルの哲学という感じの本でした。 専門的なところだと、豆の選び方について、普段何気なく買っている豆を考え直すきっかけになりました。店によって、これが深煎り?と疑問に思うこともあったので、いい魚屋の焼き魚の話に納得です。自分に合う魚屋的な珈琲豆のお店はあの店かな…と、考えながら読めて、面白かったです。 哲学的なところだと、「美味しいコーヒーは大体において、考える時間と労働する時間、休む時間のバランスで出来ているもの。」というところ。美味しい珈琲だけでなく、あらゆる良い仕事に通ずることと思いました。 休日に珈琲を飲みながら、サクッと読める分量ですが、考えさせられる部分が多いので、もう一度読み返したい一冊です。
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