SGU 警視庁特別銃装班 の商品レビュー

冲方丁(著者)

2024/08/01

なんともモノモノしいというか、90年代の新書ノベルズっぽいタイトル。冲方丁作品じゃなければ多分読んでないんだろうなぁ。

銃を使った凶悪犯罪がはびこりだした日本、今までの警察組織では例えSATとかの特殊部隊であっても扱いきれない（警察官の実力がというよりは組織割などの問題として）事件が多発する中、過剰な装備（ライフルと拳銃とその他武器や防御装備）を整えた少数精鋭の銃撃による事件鎮圧を目的とする部隊が登場する。それがSGU

彼らの活躍をまるでレポート…いや某アサ芸の記事のような文体で描く痛快アクション小説。大藪晴彦でも大沢在昌でもない、ガンアクション、実に痛快で面白かった。伏線もきちんと張ってあるのだが、回収の出来はッミステリーとは言い難く。ただアクション小説の風味付けとしては実によく張り巡らせて回収してくれたと思う。

映画化するなら乾いたアクションで、できれば日本以外で造ってほしいなぁ（笑

2024/07/17

かなりリアルで面白かったけど、あまりにも善人が勝ちすぎ。昔のウルトラマンのシナリオ。犯人側の事情ももっと入れて善悪ぐじゃぐじゃが良かったかも。

2024/06/23

先に結果を知らされて後から補足していくという独特の文体で読みにくさはあったものの、レポートとしての体裁と思えばだんだん慣れてきた。強盗が蔓延する社会に銃のスペシャリストが挑むという映像化したら面白そうなストーリーだなと思ったら既にドラマ化決定の帯がついていて納得。レンジャーの2人がまじで最初から最後までレンジャーで格好良い。平穏なラストで良かったし、続編もあれば期待！

2024/02/23

劇画チックというか報道っぽいというか、独特の描きっぷりが始めは違和感あったけど、途中からテンポとともに心地良くなった。登場人物も魅力的。続編読みたい！

2023/10/21

125これだけ凶暴で訳のわからん犯罪が増えてきたら、こういうぶっ放す系の対応も必要と思うが、まあ先に外国との外交とかもっと上手くしかも強硬にやってほしいなあw

2023/09/17

小難しい名称が多くて、読みづらかったなー。
事後報告みたいな内容だから
説明要素が強くなってるのかもしれないけど
人物描写を深めて、魅力のあるキャラ作りに徹したほうが
臨場感のある攻防になったと思う。

2023/09/17

武装強盗団が跋扈する近未来における特殊部隊が主人公のお話。
わざと、こういう文体にしていると思うが
不自然さを感じた。
各登場人物のバックボーンも、とってつけたような感じでイマイチでした。

2023/09/06

１章だけでも十分一冊にできる面白さ。SGU顛末記のような雰囲気で、事後レポートを読まされているような文体での記載手法は新鮮。その上で、冲方氏らしい、圧倒的な情報量とスピーディさと情景描写・人物描写の上手さが光っており、最初から最後まで面白かった。日本がこのような近未来になっていないように祈るばかり。。

2023/06/11

大作映画を見終わった感じ。
戦闘シーンは迫力があるのに、現実的。
登場人物は、悪役も含めて魅力的。
以前住んでいた場所が、最終ターゲットとして登場するので、臨場感が半端なかった。
また、富の分配や官僚社会などの問題に対しても考えらせられた。

2023/06/02

著者の作品はこれまで歴史ものを5冊ほど読んで面白かったので、この作品が配信サービスでドラマになってると聞いて読んでみたが、こりゃ私には合わんわ。なんか記録調で全然小説らしくない。これは原案だね。で、話の内容も私には合わん。まあ、最後まで読んだけど・・・