ママはきみを殺したかもしれない の商品レビュー
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良い母親とは何か。 良い母親にならなければ。 今の息子が支援学級をすすめられたのは、母としての育てかたや愛情、寄り添いが足りていなかったからでは……と自問自答。 些細なきっかけで息子の首を閉めた途端、罪悪感から意識が遠のき、 「タイムリープして、仕事を辞め、保育園もやめ息子にだけ寄り添う。」良妻賢母になると決めた。 だが現実は何故か以前よりも上手くは行かない。 怒鳴り、危険に晒し、どんどんと周りが見えなくなっていく主人公。 壊れゆく自身や家庭の描写には焦燥感を煽られます。 ラストは夢オチ。いい方の夢落ちだった。 息子は母に対して、やや都合が良すぎないか? いずれにしても家庭も子育ても流石に経験のない私では、きっと分かり兼ねる隠された思いが多いのだろう。
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良いママってなんだろう、と考えさせられた 子育てしてるとたいしたことないのにイライラして反省することたくさんあるけど、人それぞれの愛し方があっていいんだなと思える 時間が巻き戻って育児をやり直しても全てがうまくいかない姿は読んでで辛くなる
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「いい母親」に固執した、女性のお話でした。 でも、「いい母親」像って人それぞれだし、答えがない… だから、主人公も悩み、何が子供に最適かを探し、間違える。 題材はいいけど、終わりがなんとなく話が進むに連れ想像できて、特に感動とかはありませんでした… 作者さんのBL本が好きだったた...
「いい母親」に固執した、女性のお話でした。 でも、「いい母親」像って人それぞれだし、答えがない… だから、主人公も悩み、何が子供に最適かを探し、間違える。 題材はいいけど、終わりがなんとなく話が進むに連れ想像できて、特に感動とかはありませんでした… 作者さんのBL本が好きだったため、購入しましたが今ひとつといった感じです…
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読ませる作品だ。苦悩でのたうち回る母親の姿に胸を掻きむしりたくなった。 正しい、ちゃんとした母親とはどんなものだろうか。そこを目指してひた走る主人公の葛藤と苦悩がよく描かれている。 のたうち具合が半端ないので、主人公の苦悩がいつまで続くのかと疑問にも思ったが、きっちり着地させる手...
読ませる作品だ。苦悩でのたうち回る母親の姿に胸を掻きむしりたくなった。 正しい、ちゃんとした母親とはどんなものだろうか。そこを目指してひた走る主人公の葛藤と苦悩がよく描かれている。 のたうち具合が半端ないので、主人公の苦悩がいつまで続くのかと疑問にも思ったが、きっちり着地させる手腕がよい。
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もしも、子育てをやり直せたら… の話。 主人公はちょっと完璧すぎなんじゃないかと思う。 ズボラな自分とは違うので、しんどそうだなぁ…と言う感想。
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育児への鬱屈とした後悔を抱えている女性。過去にさかのぼって育児をやり直す。子育てに正解はないし、自分自身も一緒に成長するものだと考えるとだいぶ楽なのだろうけれど、完璧を目指しても落ち込むだけ。「良い母親である」というのはある種自己満足でそのための行動がすべて子供に良いのかどうかの...
育児への鬱屈とした後悔を抱えている女性。過去にさかのぼって育児をやり直す。子育てに正解はないし、自分自身も一緒に成長するものだと考えるとだいぶ楽なのだろうけれど、完璧を目指しても落ち込むだけ。「良い母親である」というのはある種自己満足でそのための行動がすべて子供に良いのかどうかの答えなんてない。子供が笑って過ごせればそれでよい。なんだかいろいろ考えすぎててこちらも疲れた。
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「いい母親」「良妻賢母」 呪詛の様に登場するこの言葉に少しずつ確実に、精神を蝕まれる様な錯覚を起こす。ズボラに日々を過ごす私は特に。極端とは言え、ある種の強迫観念みたいなものが子の乳児期に少なからずあったのでその記憶に重なった。 死んで欲しい母親、なんて少しでも思われる様な母...
「いい母親」「良妻賢母」 呪詛の様に登場するこの言葉に少しずつ確実に、精神を蝕まれる様な錯覚を起こす。ズボラに日々を過ごす私は特に。極端とは言え、ある種の強迫観念みたいなものが子の乳児期に少なからずあったのでその記憶に重なった。 死んで欲しい母親、なんて少しでも思われる様な母親にだけはなりたくない。とは思いました。後は子達が健やかに人生を歩んでくれたらそれで満足。その人生のほんの少しのお手伝いが出来れば幸せだね。
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本屋さんでタイトルに惹かれ購入したご本。 自分の子供に腹を立てて殺しかけてしまった主人公が過去に戻りやり直すお話。 タイムリープものが好きなわたしは大変面白く読めました。(タイムリープじゃなかったけれど…) やり直しても主人公の沸点を超えてしまう場面がちょくちょくあり、子育てってやっぱり大変で、繊細で、難しいことなんだなあと思った。 1回目の7歳の悠くんを立派に育てあげた時には晶くんとの間に感謝の言葉や会話が飛び交っていたけれど、2回目の子育てをやり直した時には晶くんとの会話が減っていたところを見ても、1回目の子育ては間違ってなかったよ美汐ちゃんー!って思える。やっぱり評価が他人軸だとしんどくなりやすくなるね。。 美汐ちゃんが自然派子育てに目覚めかけたところ、予防接種をしないって話が出たところであちゃーって声が出た。 親にネグレクトをされていた人は美汐の過去編部分読むのしんどいかも。わたしはしんどかった。 美汐の過去編の終わり方も、ちょっと納得いかなかった。まだ受け入れられないわたしが子供なだけかもしれない。 今考えてみたらネグレクトをしていた美汐ちゃんのお母さんは美汐ちゃんに予防接種はしてたのかな??ちょっと気になるね。
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これは面白かった☀︎ いいママになりたくて時間が巻き戻る… やり直す! 構成が面白くて久しぶりに夢中になって読んだ…
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子育てに疲れ、わが子を手にかけてしまった母親が6年前に戻って子育てをやり直す話。 「いいママ」、「ちゃんとしたママ」とはどういうママなのか。 誰かに責められているわけではないけど、なんとなく周りからそう見られているんじゃないか、こうあるべきなんじゃないか…ママさんたちの苦悩の一片...
子育てに疲れ、わが子を手にかけてしまった母親が6年前に戻って子育てをやり直す話。 「いいママ」、「ちゃんとしたママ」とはどういうママなのか。 誰かに責められているわけではないけど、なんとなく周りからそう見られているんじゃないか、こうあるべきなんじゃないか…ママさんたちの苦悩の一片を垣間見た気がします。妻も昔はこんな苦労をしていたのかもしれないと。 イクメンなんて言葉もあるけど、子育てのメインは女性の役割って意識が、日本にはまだ残っているし、ワンオペしているパパの話はほとんど聞かない。 まだまだ甘いと言われそうですが、若いパパ達に一度読んでもらいたい作品でした。
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