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あわのまにまに の商品レビュー

3.5

47件のお客様レビュー

  1. 5つ

    7

  2. 4つ

    12

  3. 3つ

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2024/07/21

ほんタメ文学賞あかりん部門受賞作 面白い!! 30代になって祖父母のお葬式が多く、あの親戚だれ……?? とか 100歳近い祖父には戦争前にいた奥さんとの子がおり、母はシベリア出兵から戻ってきて新しくできた奥さん(祖母)との子だったとか、そんな話も突然聞かされて驚いたばかりだった ...

ほんタメ文学賞あかりん部門受賞作 面白い!! 30代になって祖父母のお葬式が多く、あの親戚だれ……?? とか 100歳近い祖父には戦争前にいた奥さんとの子がおり、母はシベリア出兵から戻ってきて新しくできた奥さん(祖母)との子だったとか、そんな話も突然聞かされて驚いたばかりだった ので あわのまにまにはそんな自分自身のルーツにも通ずるところにめちゃくちゃ共感しました。 あっと驚く展開も、過去に遡るという新しい驚き方をさせてくれて興奮でした!

Posted byブクログ

2024/07/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ほんためで紹介されていて気になる。図書館で借りて時間の無い中で読了したためじっくり読み返すことはできてない。 50年分読み、なる…ほど??となった。はっきりとは描かれない曖昧な部分も多くてあんまり好きな読後感ではなかったけど、内容としては面白かった。ただ、いろんな人の視点でいろんな話になるので、世界観に入り込めないまま終わってしまった気がする…。 それぞれの話でそれぞれの好きな人が描かれていて、深読みしていくと好きな人いるために何をしたのかわかる。気がつくとゾッとするような、愛の深さに感心するような感じ。 私は、「輪廻」と感じた。結局長い年月をかけて同じ過程を繰り返しながら家族が広がっていく気がする。

Posted byブクログ

2024/06/21

50年という時間を逆に辿っていき、家族の秘密が少しづつ明らかになっていくという物語。ミステリーではないけど過去に遡るにつれて家族の謎がひとつひとつ解明されていく。時間軸が逆だし、登場人物や相関が複雑で途中迷子になる。もう一度今度は逆から読んでみたい。

Posted byブクログ

2024/06/07

1979年から2029年までの50年間を2029年から過去に遡っていく形で描かれるとある母娘三代の物語。 違和感や疑問が一章読むごとに解けていく。 いろんな人間関係があって、隠れた事実があって… 1979年を読んで全てが解け、ゾクリとした。 知らない方が幸せなこともあるのかもし...

1979年から2029年までの50年間を2029年から過去に遡っていく形で描かれるとある母娘三代の物語。 違和感や疑問が一章読むごとに解けていく。 いろんな人間関係があって、隠れた事実があって… 1979年を読んで全てが解け、ゾクリとした。 知らない方が幸せなこともあるのかもしれない、なんてことをしみじみ思った。 女性の強かさを感じる作品だった。 私も女性だけれど…強かさ/の種類が違う…(苦笑) 読み応えのある作品だった。

Posted byブクログ

2024/05/23

始めの頃は何が書いてあるのかちんぷんかんぷんだったけど章が続くにつれおもしろくなってきました。挫折する人が多いだろうなとも思いましたが。私にとっては予想できなかった展開でした。

Posted byブクログ

2024/05/06

読了後5分考えて欲しい。この本をただ読んだだけで全てが理解出来るとは思わないで欲しい。それぞれの短編を組み合わせて自分なりに解釈した結果を楽しんで欲しい。そう思える本でした。つまりどういう話だったかと最後の話を読んでも理解が出来なかったけれどそれぞれの話を元に10年20年と遡って...

読了後5分考えて欲しい。この本をただ読んだだけで全てが理解出来るとは思わないで欲しい。それぞれの短編を組み合わせて自分なりに解釈した結果を楽しんで欲しい。そう思える本でした。つまりどういう話だったかと最後の話を読んでも理解が出来なかったけれどそれぞれの話を元に10年20年と遡って辻褄の合うように重ねて行けばゾッとする怖い話が完成する

Posted byブクログ

2024/05/04

過去へ過去へと遡っていく小説でした。水車小屋のネネと逆だな、と目次を見て思いました。読み応えのある、よい小説でした。

Posted byブクログ

2024/04/18

ある家族の歴史を10年ごとに遡っていく不思議な小説です。複雑でだんだん頭がごちゃごちゃしてきますが、一個一個の話はシンプルです。相関図書きながら再読したい小説です。再読の方が面白いかもしれない。

Posted byブクログ

2024/03/11

初吉川トリコ作品 今度からなにで知ったのか記録しようと思う 1章読んだ時と最後の章読んだのでは感想が違った 1章のあたりは未来の少し変わった家族像かなと思っていたが、時代を遡っていくに従ってあれおかしいなと思ってきた

Posted byブクログ

2024/02/16

2029年から始まり1章毎に10年さかのぼって物語が展開されていく。 だんだんと不穏な空気になっていき、「どういうこと??」って思って、 どんどんピースがつながっていき、最後に「あー」となる。 とにかく人間関係が複雑で頭の中がこんがらがる。 なかなか不思議な読書体験だった。

Posted byブクログ