遺品博物館 の商品レビュー
過度な期待をせずに読みました。故人の生涯のストーリーともなる遺品を集める遺品博物館。その収集を行っている謎の吉田T吉夫という人物。どのストーリーも、大きな事件が起こるわけではなく、1人の亡くなった人と、その人に関わっていた人がいるだけで、ストーリー自体はなんてことはないもの。しか...
過度な期待をせずに読みました。故人の生涯のストーリーともなる遺品を集める遺品博物館。その収集を行っている謎の吉田T吉夫という人物。どのストーリーも、大きな事件が起こるわけではなく、1人の亡くなった人と、その人に関わっていた人がいるだけで、ストーリー自体はなんてことはないもの。しかし、遺品の収集を通じて明らかにされる隠された事実が意外なもので、そこがこの本の面白いところです。中でも『不器用なダンスを踊ろう』は、良かったです。地味ではありますが、秀作だと思います。
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著名人・一般人を問わず、亡くなった方の遺品を所蔵する遺品博物館 収蔵するのは1点だけ、選定は学芸員が行い、選定基準は非公開、1つだけ言えるのはその人の人生において重要な物語にまつわるモノ この選定と受け取りに現れる学芸員「吉田・T・吉夫」は、30代にも50代にも見える特徴のあるよ...
著名人・一般人を問わず、亡くなった方の遺品を所蔵する遺品博物館 収蔵するのは1点だけ、選定は学芸員が行い、選定基準は非公開、1つだけ言えるのはその人の人生において重要な物語にまつわるモノ この選定と受け取りに現れる学芸員「吉田・T・吉夫」は、30代にも50代にも見える特徴のあるようなないような不思議な人だ 吉田・T・吉夫が淡々と遺品選定のために調査した内容から、故人と残された人と遺品にまつわる悲喜こもごもを紐解いていく 連作短編集になっていて読みやすい 学芸員の名前と博物館そのもののエピソードがあると良いな
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遺品博物館の学芸員、吉田・T・吉夫。故人との生前の契約により、遺品を選定しに遺族のもとを訪れる。 名前からして怪しさ満載の吉田が、仕事完遂のためとはいえ、粛々と、しかし容赦なく、故人と遺族の秘密をはからずも暴いてしまうストーリーは、せつないものや救いもあれば、後味の悪いものもある...
遺品博物館の学芸員、吉田・T・吉夫。故人との生前の契約により、遺品を選定しに遺族のもとを訪れる。 名前からして怪しさ満載の吉田が、仕事完遂のためとはいえ、粛々と、しかし容赦なく、故人と遺族の秘密をはからずも暴いてしまうストーリーは、せつないものや救いもあれば、後味の悪いものもある。様々な、人間の業を見せつけられる。 面白かった、こわかった、考えさせられた、いろいろな感想があふれてくる物語だった。
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遺品を集めた遺品博物館。その学芸員の吉田・T・吉夫。 彼の訪れは隠された秘密や謎を暴いていく。 ホラーっチックな展開ですが、ミステリとしても楽しく読めました。
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