映画ドラえもん のび太と空の理想郷 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
映画の感想にお邪魔しますよー。 6歳の娘と初映画。 親子でひとつのキャラメルポップコーンキッズサイズをガサゴソしつつ。 毎週のテレビを好んで見ている上、AmazonPrimeで映画版を数作見ているという下地あり。 娘にとっても母と行くプリキュア以外の映画は初めて。 ざっくり「面白かった」と。 ジャイアンがいわゆる綺麗なジャイアンっぽくなるところが面白かった、と。 ドラ老害としては、ドラ映画は恐いという感想を引き出したかったが、あまり根掘り葉掘り聞くのも面倒かと思って深追いはしていないにも係わらず、パラダピアには住みたくないよねーとか言っているから、何かしら感じたんだろう。 ユートピアは即ちディストピア、という図式を彼女が知る・実感するには、あと十年前後を要するのだろう。 ところでアラフォーの感想としては、Fのマインドをそこそこ引き継いでいる、そこそこの佳作だと思った。 そりゃドラ老害としては、原作にあるひみつ道具だけで完結してほしいところを、「タイムツェッペリン」とかいう映画ならではの新道具を出してくるのが微妙だなー、とか、ソーニャを巡る愁嘆場が濃い味すぎんか、とか、思ったりしなくはないが、のび太の「のろさ」そのものに意義があるという路線は、いい。 「のび太の"成長"」を鬱陶しいくらい訴えてくる「新恐竜」の反省? が、かたやパーフェクト、かたや落ちこぼれ、という「差分の表現」が露骨すぎ・わかりやすすぎじゃないか、と思わないでもない。 ちょうど10年前の「のび太のひみつ道具博物館(ミュージアム)」における「キミはいいヤツだな」が、最良にして最上級の"ドラ塩梅"だったことを思えば、やや説明的すぎる。 でもまあ、幼児が十年後に直面するかもしれないカルトやら宗教団体やらへの予習と思えば、Fの啓蒙精神は引き継がれているといえるかもしれない。 ……というように、引き裂かれた感想。 うるさくてすみませんね。
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