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猿の手 の商品レビュー

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7件のお客様レビュー

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2024/10/15

オーディブルにて『猿の手』のみ。 幸せな3人家族に猿の手が持ち込まれるという話。素直に読むとクラシカルなホラーという感じだが、ミステリー的な解釈もできるという考察も知り奥深いと感じた。

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2024/04/06

猿の手、面白かった。化物語でモチーフで出てきてからずっと気になってた。まさか児童書で読めるとは。 1日で読んじゃった。他の短編2篇も良かった。世にも奇妙な物語系。因果応報とかわたしが大好きなテーマ。

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2023/10/19

ポプラ社ホラー・グリッパーシリーズから『猿の手』。 このホラーグリッパーシリーズは名作恐怖小説が小学中・高学年から読めるようになっています。本書の文章は児童文学作家の富安陽子編纂です。 最近の怖い話もいいけれど、古典もいろんな子供に読んでほしいなあ。 【ジェイコブス『猿の手』】...

ポプラ社ホラー・グリッパーシリーズから『猿の手』。 このホラーグリッパーシリーズは名作恐怖小説が小学中・高学年から読めるようになっています。本書の文章は児童文学作家の富安陽子編纂です。 最近の怖い話もいいけれど、古典もいろんな子供に読んでほしいなあ。 【ジェイコブス『猿の手』】 三つの願いを叶える魔法の「猿の手」を手に入れた平穏な一家に降りかかる不幸。魔法で叶う願いは、それより大きな物を失わなければいけない。訪れたものをはっきり書かないところで怖い想像が働き、最後のギリギリで踏み留まったことがまだましか。 【ヘンリー・カットナー『不思議な下宿人』】 謎の鳥籠を持ってきた下宿人。家主が下宿人の留守のときにそっと覗くと…。 これもまあ「悪いが最悪ではないことをましとするか」というかんじ。 【HGウェルズ『魔法の店』】  認められた客しか入れない本物の魔法のお店に入った父と息子。息子は魔法に夢中になるが、父親は気が許せずに… 魔法を信じる子供は素直で良いですね。

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2024/04/04

表題作に加え、「不思議な下宿人」ヘンリー・カットナー「魔法の店」H・G・ウェルズの3作を富安陽子が再話。どれも古典的な表現や語彙を用いながらも読みやすく書き直されていて、感心しました。 猿の手はミステリーや本好きなら多分読んだことがあると思うから割愛、「不思議な下宿人」は謎の鳥籠...

表題作に加え、「不思議な下宿人」ヘンリー・カットナー「魔法の店」H・G・ウェルズの3作を富安陽子が再話。どれも古典的な表現や語彙を用いながらも読みやすく書き直されていて、感心しました。 猿の手はミステリーや本好きなら多分読んだことがあると思うから割愛、「不思議な下宿人」は謎の鳥籠を持つ同居人に興味を持つ家主夫婦と引き継いだある運命がドキドキさせられます。「魔法の店」はウェルズの意外な一面を知れました。ウェルズ自身が「SF」ではなく「サイエンス・ロマン」と表していたエッセンス溢れる短編です。 小学生の時に読んでみて欲しい一冊。大人でも楽しめます。

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2023/06/09

ホラーは普段は読まない分野だけど、文が富安陽子さんだったので、読んでみることに。なるほど!不思議で怪奇的なお話なのね。お話に吸い込まれるようにして読み終えたわ。ホラー・クリッパーとしては、これが3冊目みたい。他も手に取ってみようかしら。

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2023/05/06

猿の手を富安さんが読みやすく編著されているということで手に取った。子どものときに感じた猿の手の得体のしれない恐怖よりも、ホワイト一家に訪れた不幸にやりきれなさを感じるほうが強かった。ジェイコブズは猿の手しか知らないけど、英国では定番人気作家ということで他の作品も読んでみたくなった...

猿の手を富安さんが読みやすく編著されているということで手に取った。子どものときに感じた猿の手の得体のしれない恐怖よりも、ホワイト一家に訪れた不幸にやりきれなさを感じるほうが強かった。ジェイコブズは猿の手しか知らないけど、英国では定番人気作家ということで他の作品も読んでみたくなった。

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2023/04/01

小学生高学年以上ぐらいを対象にした「ホラー・クリッパー」シリーズの一冊、です。 収められている「猿の手」「不思議な下宿人」「魔法の店」の3作品は初めて読んだのですが、どれも変わった雰囲気で良かったです。 「猿の手」の純怪奇小説の語り口。「不思議な下宿人」の主人公二人が抑えきれな...

小学生高学年以上ぐらいを対象にした「ホラー・クリッパー」シリーズの一冊、です。 収められている「猿の手」「不思議な下宿人」「魔法の店」の3作品は初めて読んだのですが、どれも変わった雰囲気で良かったです。 「猿の手」の純怪奇小説の語り口。「不思議な下宿人」の主人公二人が抑えきれない好奇心のせいで残念な目に遭う様。「魔法の店」の昔子供だった頃おもちゃ屋でおもちゃを見て回った時のワクワク感を思い出しながらも、付き添う父親の店に対する不信感にも共感する自分が面白いな、と思ったり(読みながらスティーヴン・キング「ニードフル・シングス」が脳裏でチラチラしました。元ネタ?)。 いずれも子供向けの翻訳になっているようなので、大人向けの翻訳バージョンも読んでみたいです。 怪奇小説の良いとこ取りをしたような3作。入門にぴったりだと思いました。

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