ガウディの遺言 の商品レビュー
サグラダ・ファミリアに関するミステリーだけど 面白い スペインの歴史 文化の香り ガウディの想像力 その意志を継いで聖堂にハンマーを振るう石大工 建設中の聖堂の中で起きた殺人事件に 巻き込まれた日本人親子 何となく関係の中に違和感があった親子だが イタリア旅行中に殺された母親のこ...
サグラダ・ファミリアに関するミステリーだけど 面白い スペインの歴史 文化の香り ガウディの想像力 その意志を継いで聖堂にハンマーを振るう石大工 建設中の聖堂の中で起きた殺人事件に 巻き込まれた日本人親子 何となく関係の中に違和感があった親子だが イタリア旅行中に殺された母親のことも絡んで 解決する イタリアの情婦やスリの子どもなど 生活も想像できて読みごたえがあった
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面白かった! ガウディってあんまりよく知らなかったけど、ラモンやホヘル、カザルスが説明してくれて助かった! ちょっとガウディハマるかも。
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スペインの都市、バルセロナ。歴史的建造物のサグラダ・ファミリアを舞台にしたサスペンスミステリー。 ◇ サグラダ・ファミリアの尖塔に吊り下げられた死体が発見された朝。聖堂建設のため石工として働く父親が失踪したことに志穂は気づく。 吊られた死体がアンヘルと...
スペインの都市、バルセロナ。歴史的建造物のサグラダ・ファミリアを舞台にしたサスペンスミステリー。 ◇ サグラダ・ファミリアの尖塔に吊り下げられた死体が発見された朝。聖堂建設のため石工として働く父親が失踪したことに志穂は気づく。 吊られた死体がアンヘルという父親の友人だったことから警察が父親を容疑者として捜査しているのを知った志穂は、自らも聖堂建設の関係者への聞き込みを開始。 自分の行動も警察からマークされることは想定していた志穂だが、あるとき警察以外に自分を尾行する男がいることに気づいた。そして、図面は残さないはずのガウディが、ある石板を残していたことを知る。 * * * * * 失踪中の父親が危険を冒して志穂にかけてきた電話。それは「サグラダ・ファミリアとガウディには近づくな」という警告でした。 ここからはハラハラの連続で、刑事からはあからさまに敵意を向けられ、正体不明の男からは身の危険を感じるような追跡の仕方をされる志穂。それでも一連の謎の解明に向けて、志穂はグイグイと突き進みます。なんと逞しい。 でも、いかに恋人のフォローがあるとはいえここまで強いメンタルを持つ一般女性がいるものでしょうか。少しリアリティに欠ける気がしました。 また、当時の建築についてやガウディ自身についての読み物としては実に興味深かったし、バルセロナにおける民族紛争の根深さについても勉強になったけれど、それでもなぜか物語に入り込みきれませんでした。 殺害死体を塔から吊るす猟奇性やガウディの遺言にまつわる事件のスケールに比して、志穂を襲う悪意のお粗末さが気になって仕方なかったからだと思います。 さらに、母親の死の真相を知った志穂の淡白な反応も腑に落ちなかったこともあって、物語終盤の尻すぼみ感が大きかった。 個人的には少し残念な気がしました。
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冒頭から死体が、カタルーニャ地方にサクラダファミリアは、あるんですね。 ガウディが、実家の土地を売り払ってまで建てたかったこの教会は何だろうと。考えて、本とは脱線して、サクラダファミリアをググって見た、2030年には出来上がるとか、ただ彫刻写真を観るには、塔の上の方はチャエーンソ...
冒頭から死体が、カタルーニャ地方にサクラダファミリアは、あるんですね。 ガウディが、実家の土地を売り払ってまで建てたかったこの教会は何だろうと。考えて、本とは脱線して、サクラダファミリアをググって見た、2030年には出来上がるとか、ただ彫刻写真を観るには、塔の上の方はチャエーンソーで削った様にかくかく荒削りで( ^ω^)・・・、人の手で一体一体掘っていたのに、確かTVで見たよーな・・・それで良いのかサクラダファミリアと言いたい。 新たなデザインだわ。
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ガウディーの意思や現状がよく理解できた。 あくまでの小説の中の話だが、ガウディーの本当の意思とは別に建築が進んでいるという設定には面白さを感じた。 完成がかなり前倒しになったという話は聞いている。またみに行きたい。
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ガウディとサグラダファミリアが好きって人、または興味があるって人は必見かな。物語を抜きにしても下手なガイドブック読むよくよくわかる。それほどに登場人物が熱く、それは猛烈に熱く語りつくしてくれるから、これホント小説なの?って疑問を抱いてしまうほどだった。下村さんの本はこれ!と言ったおすすめ本があるわけでもなく、特に何がいいってわけでもないけど、モチーフとタイトルがいいんだろうね、今回も思わず手にして、読んで、あれ?思ったのと違ったぞとなる。 今回はミステリーな内容で事件の真相を追っているうちにガウディの詳細に詳しくなり、スペインはバルセロナの時代背景にも及び深く調べられたんだろうなと窺えた。フィクションでありながらも暗号文や歴史建造物でのトリックなどミステリーサスペンスとしても読みごたえもあり一気に読めてしまった。些か強引すぎてちょっと現実的でない展開もあったがまぁOK。白紙の設計図もカンフーパンダかよってあるあるのオチもまぁ話の流れからうまくまとめているので良しとします。前回読んだ「ヴィクトリアン・ホテル」が大外れだっただけに前半あまりの語りにひやひやしたけど場面場面の布石がしっかり効いていたので終わり良ければ総て良し!です。
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アントニ・ガウディやサグラダ・ファミリアの蘊蓄がくど過ぎる。 世界遺産の本ならわかるがミステリ小説でそこまで必要なのか?
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未完の建造物であるサグラダ・ファミリアで起こった殺人事件。 1991年、バルセロナで暮らす佐々木志穂は殺人事件があった日に父が行方不明になっていることから事件に関わっていると考え、手がかりを求めて奔走する。 恋人を巻き込んで、危機迫る中ひたすら真相を突き止める姿に逞しさを感じる...
未完の建造物であるサグラダ・ファミリアで起こった殺人事件。 1991年、バルセロナで暮らす佐々木志穂は殺人事件があった日に父が行方不明になっていることから事件に関わっていると考え、手がかりを求めて奔走する。 恋人を巻き込んで、危機迫る中ひたすら真相を突き止める姿に逞しさを感じる。 すべてが解明されたとき、10歳で母をその地で亡くした原因まで知ることとなる。 罪からは決して逃れられないが、人間、罪を負う者を赦すことはできる。 この一言に意志の強さと重さを感じた。 この物語は壮大でありガウディについても深く知ることができ、バスクとスペイン内戦のことなど歴史的なこともわかり、より一層バルセロナという地にそしてサグラダ・ファミリアに興味が湧いた。 ガウディ没後100年である2026年は近い。 いつ完成するのだろうか。
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ガウディの建築物やサグラダ・ファミリアの秘密、バルセロナの歴史について知ることができる。 今までは特に興味が無かったのに、読んだ後はバルセロナに行ってみたくなった。 一つの殺人事件をキッカケに、佐々木志穂は“未完の教会”を巡る陰謀に巻き込まれていく。 壮大なミステリーだった。
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ガウディの建築物など、遺された物が多いのだなと、歴史も語られ、興味深かった。 殺人事件というよりは、謎解きよりだった。 建物を検索してみつつ、読み進めて面白かった。 いつかは行きたい所だな、と思う。
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