マンガ古事記 イザナキとイザナミ の商品レビュー

駒碧(著者),小野寺優

2024/01/04

日本の神話にふれる機会がなく改めて子供と学ぼうと思い購入。漫画なのですっと読めた。小学一年生には少し怖い箇所や少しだけ大人な内容も含んでいる（主観）。

2023/09/22

なるほど、
　日本書紀は海外向けの真面目で格式高い歴史書
　古事記は国内向けのちょっと面白い話なんかもまとめた娯楽的な歴史書
って区別で良いのかな？

古事記に記された物語の漫画化と思ったら編纂から語られて興味津々。
これはこれで面白い。
もちろん漫画的なウソは多分に含まれてるようだけど、漫画内で明言してるから全く問題ない。

「たかあまのはら」ってなってるけど「たかまがはら」じゃないのだろうか？
「イザナキ」も「イザナギ」の方が一般的だと思う。
（どちらも IME の予測変換で漢字が出ない。）

天浮橋の残骸が京都にあるって説、そもそも京都が中心になったのって平安時代からじゃん。
その前に奈良時代（飛鳥時代）があるんだから、仮に橋の残骸があったとしても奈良でしょ。
これだから京都は・・・。
ちなみに性格が悪くて相手を田舎者扱いしてやまない京都人に「でも所詮は天皇に東京へ連れていってもらえなかった人たちでしょ？」っていうとガチギレするらしい。

いまって「富本銭」が日本最古の貨幣なんよね。
自分の頃は「和同開珎」だったんだけど。
イザナキとイザナミは、イザナキの鼻がオチンチン、イザナミの口がオマンマンみたいな絵も存在しているらしい。
日本って神話の時代からして、そういう国なんだよね。

ヒルコは『真・女神転生２』にも出てきてたよね。
海に流しておいて「どうか辿り着いた場所で幸せになってくれ」もないもんだ。
８つの島を生んだとなっているけど、最初の『天沼矛』で造った島は何処にあるんだろう？

イザナキのせいで寿命が出来てしまったという。
（その前から死ぬ人間はいたようなので、明確になったといった方が正しいか。）

実はいままで天孫降臨あたりが良く分からなかったんだよね。
そもそも天照大御神を高天原から迎え入れるイベントだったハズだけど、天照大御神は伊邪那岐が黄泉から戻ってきて川で禊をした滴とかから生まれたんだよね？
だったら生まれた場所は葦原の中つ国なのでは？
なんで高天原からやってくるの？
禊をした場所って高天原なんだろうか？
また、黄泉の穢れの禊なのだから、その滴は穢れているのでは？
といった辺りが分からなかった。
禊をしたのは葦原の中つ国なんだけど、天照大御神に高天原を治めるように指示したのね。
え？勝手に？他にも神はたくさんいるのに？
むしろ伊邪那岐・伊邪那美が末っ子みたいな感じなのに？
しかも、わざわざまた降臨してくるの？
この辺りは次の話で解決するんだろうか（いつだ？）。
黄泉の穢れについては、ちゃんと穢れた神も産んでて、途中から綺麗になってるってことか。
火之加具土命も独りで神様生んでたのだから伊邪那岐が独りで神を生んでもオカシクなくない？