双蛇に嫁す の商品レビュー
これが著者デビュー作とは! 全ての登場人物や伏線にムダがない。おかげで一度も立ち止まらず、最後までヒロインと共に駆け抜けることができた。読了後すぐ冒頭に戻らずにいられなかった。 サブタイトル「濫国後宮華燭抄」に心惹かれたなら是非。期待を裏切りません。
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草原の民の娘、シリンとナフィーサは異母姉妹であるが容姿が瓜二つであったため、和平のために大国の濫に嫁ぐことになる。濫国は双子信仰が深く、時の皇帝も双子であった。双子と偽り嫁ぐことになった2人の運命は… 田村由美さんのイラストでBASARAを思い出しながら読んでた。中華風なところは十二国記を思い出すことも…どちらも過酷な運命に立ち向かう女の子が主人公だしなぁ。 シリンと暁慶に再び会いたいと思う。続編が発売されたようなのでそちらも気になる。
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汗馬のごとく強くなる よう。 それは草原の安産祈祷 の文句。 汗馬とは一日に千里を 走るような名馬のこと。 見渡すかぎりの草原を 愛馬と駆ける草原の姫。 汗馬の如き勇ましい姫。 ひととき彼女になって 遠い異国を雅な宮中を 旅しました。 怨みつらみに謀りごと、 宮中の暮...
汗馬のごとく強くなる よう。 それは草原の安産祈祷 の文句。 汗馬とは一日に千里を 走るような名馬のこと。 見渡すかぎりの草原を 愛馬と駆ける草原の姫。 汗馬の如き勇ましい姫。 ひととき彼女になって 遠い異国を雅な宮中を 旅しました。 怨みつらみに謀りごと、 宮中の暮しも楽に非ず。 草いきれのなか、嘶く 馬と真っ直ぐ駆ける。 いまだけ全てを忘れて ・・・
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これデビュー作なんだ。すごい。 田村由美さんのイラストのイメージにぴったりなお話だった。 欲を言えば、もっとハッピーなエンドが好みだけど、とても面白かった。
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まず表紙が良き。 サラサみたいー! カズレーザー賞、っていうことになんか期待が上がったのですが、期待は裏切らなかった! 最後だけ少し駆け足な感じが、勿体無い! 双子のように育った異母姉妹が異国の双子の皇太子に嫁ぐという話。 宦官はいつだってどの作品だってキーマン。 2023...
まず表紙が良き。 サラサみたいー! カズレーザー賞、っていうことになんか期待が上がったのですが、期待は裏切らなかった! 最後だけ少し駆け足な感じが、勿体無い! 双子のように育った異母姉妹が異国の双子の皇太子に嫁ぐという話。 宦官はいつだってどの作品だってキーマン。 2023.6.25 104
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草原の民の娘、シリンとナフィーサは異母姉妹だが、容姿が瓜二つということから、双子として大国・濫の皇帝たちに嫁ぐように命じられる。自由も名前もすべて奪われ、後宮に囚われた偽りの双子の運命は、やがて草原と濫国を巡る陰謀へと巻き込まれていく――。 5章から怒涛の展開でした。 後宮での生活が丁寧に描かれていてそれなりにおもしろく感じていたので、よっしゃ、暁慶とこれから…!というところで大事件が起こってしまい、あれあれあれ?と見守っているうちに気づいたら予想外の結末を迎えていました。皇后になる話だと思ってたんだけどな…!? シリンらしいと言えばらしいけど、個人的には暁慶ともっと絆を深めて欲しかったので、もし続きがあるのなら今後に期待したい…! どうかな? あと燕嵐とナフィーサも素敵な夫婦だったから、一目惚れのなれそめからもっと詳しく知りたかったなーなんて。燕嵐またはナフィーサの目線もあったら、それはそれで素敵な話になりそうだなぁと勝手に思ってしまいました。
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田村由美の表紙絵とのことで即購入。 双子設定はBASARA ストーリーは烏に単は似合わない キャラクターは十二国記 を合わせた感じ? 読みやすくてあっという間にラストへ。 ドロドロ劇場でした。
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面白かった。草原の民である異母姉妹のナフィーサとシリンは和平のために双子と偽り濫と言う大国の双子の皇帝に嫁ぐ。草原の描写がとても好き。シリンとナフィーサの仲の良さが素敵。
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