降福からの道 欲張り指揮者のエッセイ集 の商品レビュー
指揮者、井上道義は来年2024年に引退を表明している。著者が今まで色々な媒体に発表してきたエッセイをまとめた作品。指揮者、クラシック音楽家の本音が垣間見える。このエッセイ集を読むと、確かに少し異端の指揮者であるとも言えるが、その独自性は指揮者にとっては必要なものなのであろう。 自...
指揮者、井上道義は来年2024年に引退を表明している。著者が今まで色々な媒体に発表してきたエッセイをまとめた作品。指揮者、クラシック音楽家の本音が垣間見える。このエッセイ集を読むと、確かに少し異端の指揮者であるとも言えるが、その独自性は指揮者にとっては必要なものなのであろう。 自伝も執筆中ということなので、そちらも刊行されてれば読んでみたい。
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この本で 自己についての新たな発見ができました。 一番強烈だったエピソードは、 ロジェストベンスキーから聞いたという話 ショスタコービッチが交響曲4番を20年以上封印したとされる理由について書かれています。 詳細は書籍にてご覧ください。
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※このレビューにはネタバレを含みます
個性的な指揮者である井上道義氏の人となり、音楽に向かう姿勢、考えなどを知ることができました。恩師は齋藤秀雄にチェリビダッケというこれまた強烈な人物から学んでいます。京都市交響楽団やオーケストラアンサンブル金沢での活躍していた頃の地元新聞記事へのエッセイも多かった。日本でのマーラー、ショスタコーヴィチと言えば井上氏。もうすぐ引退してしまうなんて残念です。
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