清里高原殺人別荘 の商品レビュー
トクマ特選!で購入。龍神池がかなりおもしろかったためこちらも期待していたが、なるほどそっちか!と驚きと騙された喜びを与えてくれるミステリでした。最終的に男と女の(謎のこだわりである"年下男"と"年上女")嵐のような執着に行き着くところもおも...
トクマ特選!で購入。龍神池がかなりおもしろかったためこちらも期待していたが、なるほどそっちか!と驚きと騙された喜びを与えてくれるミステリでした。最終的に男と女の(謎のこだわりである"年下男"と"年上女")嵐のような執着に行き着くところもおもしろかった。
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初の梶龍雄。「トクマの特選!」で話題になっていたので購入。復刊されるまで名前も知らなかったが、あらすじを読む限り面白そうな作品が多い。 雪の別荘を訪れた5人の大学生と、たまたま居合わせた妖艶な女性。 一人また一人と減っていく。所謂、雪の山荘ものだが、物理的ではなく心理的なクローズドサークル。出ようと思えば出ていけるのだが、どうやら大学生たちには大きな秘密があるらしく、何かを待っている様子で。。。 意外な真相でかなりびっくり。ある一点にかけた、たまーに見かける大掛かりな仕掛け。しかし似たような作品はあれど、ここまで綺麗に、どんでん返す作品は初めて。 文体というか、表現などがかなり時代を感じるものとなっている(似たような時期に出た十角館の殺人が、今でもあまり違和感なく読めるのは改めてすごいと思った)。そこさえなければ、星5。仕掛けだけなら文句なしで星5。 昔の名作が復刊することは大変喜ばしくあり、国内作品、国外作品問わずその流れが続いて欲しいと思う。
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いろいろと想定外の決着だったので、大分びっくりした。銀行強盗がそんな急カーブを決めるのか!?とも驚いたし、最終的な死体の数もなかなか容赦が無くて、すごくいいミステリだと感心せずにはいられなかった。あれこれ引っ掻き回したものの、それも含めて秋江嬢のキャラクター性が面白かったので、余...
いろいろと想定外の決着だったので、大分びっくりした。銀行強盗がそんな急カーブを決めるのか!?とも驚いたし、最終的な死体の数もなかなか容赦が無くて、すごくいいミステリだと感心せずにはいられなかった。あれこれ引っ掻き回したものの、それも含めて秋江嬢のキャラクター性が面白かったので、余韻の残る最後の締めも良かったと思う。
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正直途中までは、少し設定というか古い感じで少し違和感があり読みにくいな、という印象だったが、途中からは一気読み。展開がとても良かった。だからこそ、最後の選択が……そっちかァ……っていう。でもここまでの経緯とかがきちんと描かれているから、その選択を選んでも不思議では無いことも分かる。 良作だが、やはり主人公にはその道を選んで欲しくなかったかなぁと言うのと、呉は死ななければならなかったのか……?ということも込めて☆4で。
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冬、シーズンオフの別荘地・清里──〝内側から開 かない窓〟を設えた奇妙な別荘に、五人の男女が忍 び込んだ。彼らがある連絡を待って四日間潜むその 隠れ家には、意外な先客が。密室での刺殺、毒殺、 そして撲殺……相次ぐ死によって狂い始めた歯車。 館に潜む殺人鬼の仕業か? 逆転に次ぐ逆転! 伏 線の魔術師・カジタツが巧緻の限りを尽くした極上 の「雪の山荘」ミステリ。 いやぁ、すごかった。よくある冬山の山荘。そこに忍び込んだ男女5人。5人しかしないと思っていた山荘の一室に、知らない女がいた。なんでいるのよ、あなた誰なのよってなる。そして、次々に起こる殺人事件に山荘は大パニック。警察を呼べるわけもない。だって、この人たち逃げてきてるしね。 誰が犯人なんだろう。って思いながら読んで、この5人の計画はうまく行っているのかなぁと思いながらも読んでいた。しかし、まさかのまさかの展開。え!犯人はあなただったの?まぁ、この状況ではそうだと思ったけど、この状況でこの展開?ってなったし、最後はドキドキした。彼は少し可哀想なかんじもした。仲間だと思っていたけど、そう思っていたのは自分だけってかなり悲しい。しかし、最後のなんだか映画を見ているかのようなシーン。なかなか良かった。 そして、時代が時代だった。連絡手段が固定電話しかない。そして、清里駅前の賑やかなかんじ。あぁ、今は昔ってかんじでいい。今の静かな清里駅。最近行ってないな。 2023.3.27 読了
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これはすごい!(≧∇≦) なんとなんと!!ただでは終わらない! このラストはクセになる。 好きなタイプのやつです߹ㅁ߹)♡ いやぁ〜、騙されたよっ(°д° ) そうきたか! 犯人当てのバトルをしていたので、めっちゃ悔しいです(╯‵□′)╯︵┻━┻ 笑 でも騙さ...
これはすごい!(≧∇≦) なんとなんと!!ただでは終わらない! このラストはクセになる。 好きなタイプのやつです߹ㅁ߹)♡ いやぁ〜、騙されたよっ(°д° ) そうきたか! 犯人当てのバトルをしていたので、めっちゃ悔しいです(╯‵□′)╯︵┻━┻ 笑 でも騙されたい私としては、大満足のラスト♡(º﹃º ) 1988年の作品という事で、ゆっくり注意して読めばきっと犯人が当てられるようなミステリを予想しておりましたが…いいですねぇ…甘かったです。 大学生5人が、清里にある別荘に忍び込みます。 彼らの計画は順調に進んでいたのだが、別荘には見知らぬ先客が潜んでいました。 そしてその別荘で殺人事件が起こります…。 ひっかけポイントが点在し、主要だと思っていた部分は「そっちかーーーい!」と華麗に突っ込みたくなる展開に…(*´艸`) 疑えば疑うほど、不自然に思えてきて「なぜこのワードを強調するのだろう?」という疑問点が頭から離れず、何度読み返しても不信感は募るばかり…。 結局私が疑っていた所は何もありませんでした。 。゚(゚ノ∀`゚)゚。アヒャヒャマトハズレ バトル、4作目なのですが、毎回あかんと思うこと… 小説の内容以外の「読者の反応」をも、推理の対象としてしまうこと…(-∀-`; ) この本を読む前にTLで「これ、凄いよね!!」との会話を見ました。 これ、凄いよね… これ、凄いよね… これ、凄い… もう頭の中では、 『どの人が犯人ならば彼等に「すごい」と言わしめることが可能か……』 そんな、本筋とは全く関係のない所での会話で推理し始める始末…笑 そして読後には、 「これ、凄いよ!!」と、自らが言う事に!(*´艸`*) これ、凄いよ!!!みんな!!!笑笑 私は、犯人云々よりラストが痺れました。 (負け惜しみじゃあないよ笑) そこを、推したい!!! 私が好きなのは◯◯◯!! そこが良ければ、全て私好みの作品になってしまうのです♡ おすすめします!!ヽ(´▽`)ノ
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初のカジタツ本 Twitterでめっちゃ面白いと聞いていたので いざ読んだら……もう、もう…… お、お、おもしろいッッッッ!! すげぇ〜や!! 〜あらすじ〜 冬、シーズンオフの別荘地・清里──〝内側から開かない窓〟を設えた奇妙な別荘に、五人の男女が忍び込んだ。彼らがある連絡を...
初のカジタツ本 Twitterでめっちゃ面白いと聞いていたので いざ読んだら……もう、もう…… お、お、おもしろいッッッッ!! すげぇ〜や!! 〜あらすじ〜 冬、シーズンオフの別荘地・清里──〝内側から開かない窓〟を設えた奇妙な別荘に、五人の男女が忍び込んだ。彼らがある連絡を待って四日間潜むその隠れ家には、意外な先客が。密室での刺殺、毒殺、そして撲殺……相次ぐ死によって狂い始めた歯車。館に潜む殺人鬼の仕業か? 逆転に次ぐ逆転! 伏線の魔術師・カジタツが巧緻の限りを尽くした極上の「雪の山荘」ミステリ。待望の初文庫化 ある理由で男女5人が別荘に訪れ…… その理由もおどろかせますが…… そこから突如として殺人事件発生!! 刺殺にYO〜 毒殺にYO〜 撲殺にYO〜 殺害方法の玉手箱だYO〜 ヒェーアーッッ!! そして推理小説と言えば!YO〜 犯人当てだYO〜 すんッッッッごい!悩んだ!(T ^ T) 本気でよぉ〜(T ^ T) 死に物狂いでよぉ〜(T ^ T) 頭もパンクしかけたよぉ〜(T ^ T) でもよぉ〜 でもよぉ〜 …… …… 犯人当てたYOッッッッッッ!!!(∩´∀`)∩ワーイ キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! しかも今回は友人と推理対決なるものを していたので嬉しさ100万倍!!\(ˊᗜˋ)/ヤター いや〜良かった!良かった!と……安心していたが まさかのラスト展開に…… うわぁぁぁ( ☉_☉) パチクリ。 そう!最後まで楽しませてくれる作品でした〜 本当に良かったです( *´꒳`*) 他のカジタツ本も読んでいこうと思います〜
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閉ざされた別荘内で不可解な死が続くというのが基本のプロットだが、解説にもあるとおり、今で言うクローズドサークルと言うより、昔のアクション映画によくあった籠城物のイメージに近い。メインの大ネタが、同工異曲の作品が後に多く書かれたせいで、今の読者をあまり驚かせはしないだろうことが残念ですね。正直見え見えかも知れない。帯にまで真相を暗示する惹句が書かれてるくらいで、あまりフーダニットの感じはしない。ひねくれた読み方だが、この人物にどうやって犯行が可能だったかという、ハウダニットとして読めばいいのかも知れません。
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