個性を極めて使いこなすスパイス完全ガイド の商品レビュー
本書の著者は、南インド料理のレストラン「エリックサウス」を立ち上げた稲田俊輔氏。エリックサウスの名前は、最近良く目にするようになった。日本に南インド料理を広めた人なんじゃないかと思う。 本書は写真が多用されていて、見ていると食欲が湧きスパイス料理に挑戦してみようかという気になる...
本書の著者は、南インド料理のレストラン「エリックサウス」を立ち上げた稲田俊輔氏。エリックサウスの名前は、最近良く目にするようになった。日本に南インド料理を広めた人なんじゃないかと思う。 本書は写真が多用されていて、見ていると食欲が湧きスパイス料理に挑戦してみようかという気になる。ページ下部には「イナダのつぶやき」という小さなコラムがあるが、稲田氏のスパイス愛が伝わってくると同時に親しみが持てる。 内容に関しては、スパイスはどういうものか・どう楽しめば良いのかという初歩から始まり、たくさんのレシピも添えられている。タイトルはスパイスだが、ハーブもあわせて扱っている。 レシピは初心者向けから本格的なものまで。変わったところで、スパイスを使ったお菓子のレシピも。手間がかかりそうだけど、いつか本格的な「骨付きラムビリヤニ」を作ってみたい。 とりあえず、基本の4つのスパイスであるコリアンダー、クミン、ターメリック、チリペッパーを揃えてみようかと思った。 ---------------------------------------- ・レトルトカレーにちょい足しでスパイスの個性を知る。 →本書冒頭で、スパイスに親しむ入り口として紹介されている。マイルドめのレトルトカレーに単体スパイスを混ぜるだけ。確かに、単体のスパイスを味わったことはあまりない。試しにおすすめ1位とされているカルダモンを入れると、市販のレトルトカレーとは思えない風味になった。 ・スパイスの辛味の話 →「スパイシー」と言うと辛味のイメージがある。しかし、意外にもはっきりした辛味を持つスパイスは唐辛子のみだという。ほとんどのスパイスは辛味を持たない。コショウの辛味は唐辛子に遠く及ばず、生姜・マスタード・ワサビの辛味は加熱で消失する。 →辛いという意味合いで「スパイシー」と言いがちだが、辛くないスパイス料理はいくらでも存在しうる。日本語でも「香辛料」と言う言葉に「辛」があり、英語圏だけの感覚でもない。「スパイシー」という感覚の深みを知ると共に、スパイスの中での唐辛子の存在感の大きさを知った。 ・スパイスの意外な相性として、以下が紹介されている。意外すぎて味が想像できない。 - ココアに唐辛子 - 肉料理にミント - マーマレードにローレル - ジェラートに黒胡椒 ・玉ねぎの切り方として「ケララ切り」が紹介されている。カレーを作るときはいつもみじん切りにしていたけど、次からはこれにしてみる。 ・カレーに欠かせない基本の4スパイスで作った「シンプルパウダー」(コリアンダー、クミン、ターメリック、チリペッパー)。まずはこれを作って常備しておきたい。自家製ガラムマサラにも挑戦したら、家で気軽に本格的なスパイスカレーが楽しめそう。
Posted by
スパイスについての膨大な知識が詰め込まれた一冊!読みやすいスッと入ってくる文章、ページ下部のイナダのつぶやきなどが面白くてグイグイ読み進めてしまった。スパイス初心者にもおすすめ!
Posted by
It gave me further inspiration for how to utilize spices in daily cooking much more than "スパイスの教科書" I've previously read.
Posted by
面白かったが、濃かったので少しずつ読み進めた。 スパイスを使いこなせるように読みたかったのではなく、ふわーっとスパイスが好きで、スパイスに関する読み物として選んだので楽しめた。 ページ下のつぶやきがまた濃い笑。全ての文章からスパイスに対する熱量を感じた。 星はスパイス好きや既に...
面白かったが、濃かったので少しずつ読み進めた。 スパイスを使いこなせるように読みたかったのではなく、ふわーっとスパイスが好きで、スパイスに関する読み物として選んだので楽しめた。 ページ下のつぶやきがまた濃い笑。全ての文章からスパイスに対する熱量を感じた。 星はスパイス好きや既に著者と同じくらい詳しい人ほど多くなると思う。
Posted by
スパイスカレーの他に、スパイスを使った料理も紹介されていた。 スパイスカレーの作り方は、この前読んだ本がわかりやすかった。 写真付きのレシピが見やすい。また借りてお肉料理やクミンとじゃがいものを作ってみたい。
Posted by
- 1