日本の脱獄王 の商品レビュー

斎藤充功(著者)

2024/09/02

2024年の一番初めに読み終えた一冊。
2020年からゴールデンカムイにハマり、作中の中でも良きキャラクターの白石由竹がモデルと知って読むのを楽しみにしていました。どんな人間だったのか。脱獄王と呼ばれた男の生涯とは。

読み進めていると初めはやはり普通の人なのに
ひょんなことから人を傷つけてしまい監獄へ。
そこでは人としての扱いをされない過酷な世界や、人間模様や生活が細かく記されていて衝撃でした。そして彼は何故脱獄を決行したのか。

とにかく面白く、ゴールデンカムイの世界が好きな方は色々気づく点が多いかもです。そして彼の名言もまた勇気付けられるものでした。

ラストはとにかく号泣です。本でここまで泣いたのは初めてです。気になってる方、是非ともオススメします！とても良かったので、実家の父への誕生日プレゼントに添えたらとても喜んでもらえました！面白かったと。

2023/03/16

すごすぎて笑ってしまう脱獄方法やその期間の長さ(山籠り)、回数...。でも本人の根の真面目さや脱獄の理由、リンゴを差し入れられて涙し、お礼に歌を歌う、などのエピソードの数々を知るたび彼の人間味を感じる。本の中で彼を知る人たちが話す話にもそれは表れている
それにしても彼に執念の脱獄をさせるほどの劣悪な環境は想像するだけでしんどい。