海は地下室に眠る の商品レビュー
千葉の歴史、絵にまつわる記憶、本当に美しい対比だった。儚いのに楽しそうなのが妙にリアル。舞台となる千葉市美術館も稲毛の建築群もしっかり今もあるのがまたリアル。 ふと手に取って読んでみましたが、これはどういう気持ちの時にもおばあちゃんや親族の話を聞いているような不思議な高揚感がある...
千葉の歴史、絵にまつわる記憶、本当に美しい対比だった。儚いのに楽しそうなのが妙にリアル。舞台となる千葉市美術館も稲毛の建築群もしっかり今もあるのがまたリアル。 ふと手に取って読んでみましたが、これはどういう気持ちの時にもおばあちゃんや親族の話を聞いているような不思議な高揚感がある物語でした。
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明治の実業家の別荘を利用した施設の地下から絵が見つかった。 赤いドレスを着た女が描かれ 学芸員のひかりは鮮やかな深紅に息を呑む。 あるとき、祖母のインタビュー記事が載る一冊の本を手にする。 そこには歴史に残る人物も登場する。 「髪結いの玉子」のエピソードが興味深い。 戦争に翻弄さ...
明治の実業家の別荘を利用した施設の地下から絵が見つかった。 赤いドレスを着た女が描かれ 学芸員のひかりは鮮やかな深紅に息を呑む。 あるとき、祖母のインタビュー記事が載る一冊の本を手にする。 そこには歴史に残る人物も登場する。 「髪結いの玉子」のエピソードが興味深い。 戦争に翻弄される人々。 ひかりは祖母が生きた時代に思いを馳せる。 一枚の絵から放たれる熱情が皆を引き寄せる。 情景描写も美しく、深紅の絵が頭の中で蘇る。 写真家、グラフィックデザイナーとして活躍する 清水さんらしい小説となっている。
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登録番号:1026996、請求記号:913.6/Sh49 登録番号:0141900、請求記号:913.6/Sh49
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地下に眠る絵を発見し誰の絵なのか調べはじめる。過去の祖母が若い時の話と現在とおりまぜなから真相が解明していくがそれで何がいいたいのか、分からず終了。きつい小説だったが
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うーむ…。どう受け止めればいいのだろう。なんかスッキリしない。集中して一気に読めば、楽しめたのかなあー。
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