アイヌの時空を旅する の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
うーーーーーん、読後感は微妙だ。 これは筆者のせいでもなく、本の中身の問題でもなく、単なる私の思っていた内容との格差があったことから起こっている感情だ。 タイトルからアイヌについて現代に生きる者の目から見てアイヌの歴史を紐解いているのかと想像した。実際序章はアイヌの捕鯨から始まり、写真すら載っており興味をひかれた。しかし、途中で筆者の知床半島をカヤックで一周する話や川下りの様子が細かく描写されていたりして、思わずアイヌの話だったよなと本のタイトルを確認した。 アイヌの歴史を把握している方が読めば面白いのだろうが、歴史も含めて順序だって知りたい者には少々読破技術を求められる本だった気がする。 しかし、ますますアイヌのことを深く知りたいと思える本ではあった。
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