学びのきほん 感性でよむ西洋美術 の商品レビュー
文字を追うのが遅くなって、2時間では読めないよ〜ルネッサンス-バロック-モダニズムまではなんとかついていけました。マネのネイキッドについても少しわかりました。でも、キュービズム-抽象画はあんまり分かりません。抽象画の線や色、形が作者にとっての必然であるということが理解できません...
文字を追うのが遅くなって、2時間では読めないよ〜ルネッサンス-バロック-モダニズムまではなんとかついていけました。マネのネイキッドについても少しわかりました。でも、キュービズム-抽象画はあんまり分かりません。抽象画の線や色、形が作者にとっての必然であるということが理解できません。 バウハウスの考え方は現在に合っていてわかりやすいと思いました。
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ルネサンス前後の絵画を中心に解説をしてくれる本。 昔の絵画についてあまり知らなかったので、ためになりました。 他の比較しながら説明をしてくれるので結構わかりやすいです。
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西洋美術の流れを大まかに伝えてくれる。要所を押さえているので分かりやすい。芸術の持つ一つの意義を提示してくれる。
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『感性でよむ西洋美術』 とあるが、この本を読んだからといって、すぐに作品が伝えたいメッセージを読み取れるようになるわけではない。 ただ、この本では古代から続く美術史を概説するとともに、各時代の作品の特徴を社会的背景をもとに読み解いていくもので、学生時代まったく世界史に興味がない人...
『感性でよむ西洋美術』 とあるが、この本を読んだからといって、すぐに作品が伝えたいメッセージを読み取れるようになるわけではない。 ただ、この本では古代から続く美術史を概説するとともに、各時代の作品の特徴を社会的背景をもとに読み解いていくもので、学生時代まったく世界史に興味がない人間でも、明日から美術館に行きたくなる本だった。 第1章の冒頭、美術史は「神々の時代」→「キリスト教の時代」→「人間の時代」と変遷していった旨の話があるが、果たしてピカソの様な抽象画が人間の時代の芸術なのか、もはや人間でも解釈できないような時代に来ているのではないかと思った。 しかし、読み進めていくうちに、この本の締めにもあるが、結局は各個人の絵の受け取りかたで様々な解釈があるという。だからこそ、作品の解釈に正解がないという点では、人間にしかできない「解釈する」という行為ができているからこそ「人間の時代」はこれからも続くのではないかと思う。
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大塚国際美術館に行くにあたり、今まで全く縁のなかった西洋美術について色々勉強していた時に出会った本。 ギリシャ神話や聖書、画家たちの経歴などを知ることで鑑賞に厚みが出てはきたけれど、この本に書かれてあるような視点こそ、美術鑑賞には必要不可欠な要素だと思う。世界史が好きで、それと結...
大塚国際美術館に行くにあたり、今まで全く縁のなかった西洋美術について色々勉強していた時に出会った本。 ギリシャ神話や聖書、画家たちの経歴などを知ることで鑑賞に厚みが出てはきたけれど、この本に書かれてあるような視点こそ、美術鑑賞には必要不可欠な要素だと思う。世界史が好きで、それと結び付けて鑑賞出来たらいいなと思っていた。 「美術って、その時代を生きた人の感じ方が真空パックされているタイムカプセルみたいなもの」 史実だけでなく、その時代の人の感性までも感じ取ることができたら、こんな素敵なことはない。次回に美術館に行った時は、前回とは全く違う見方ができそうだ。
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美学・哲学に対して苦手意識がある方、美術館って敷居が高いなと感じる方におススメの入門書です。 ( オンラインコミュニティ「Book Bar for Leaders」内で紹介 https://www.bizmentor.jp/bookbar )
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学びのきほんシリーズのものをいくつか読んでみたくて買ってみた。若いころはわりと展覧会に足を運んだ。印象派だとかエコール・ド・パリだとか、何かその辺に魅力を感じていた。ユトリロとかロートレックあたりが好きだった。だから当然本書でもルノワールやモネ、そしてゴッホあたりが大きく取り上げ...
学びのきほんシリーズのものをいくつか読んでみたくて買ってみた。若いころはわりと展覧会に足を運んだ。印象派だとかエコール・ド・パリだとか、何かその辺に魅力を感じていた。ユトリロとかロートレックあたりが好きだった。だから当然本書でもルノワールやモネ、そしてゴッホあたりが大きく取り上げられているだろうと思っていた。でも、結局ゴッホは出てこなかった。口絵32枚のうち前半半分は中世からルネサンス、バロックあたりまでになっている。ということで、あまり興味のなかった知らない世界に踏み入ることができた。ここに登場する学生たちは何が専門だったのか。なんだかみんなよくそんなこと思いつくなあという感じで、それも驚きだった。自分なんか見ても、暗いなあとか、力強いなあとか、この子かわいいなあとか、そんなことくらいしか感想がない。視線がどうだとか、遠近法がどうとか、影がどうだとか、全然気づいていない。感じてはいると思うけれど、考えてはいない。美術館に出向いてもだいたいがそうだ。あまり作品の説明を読むのも好きではない。それでも、これはなんか素敵だな、と思えたらしばらくそこで佇む。すべて見終わった後に一番好きだった作品の前にもう一度戻ってじっくり眺める。たぶんほとんど言語化できていない。だから見終わった後「良かった」か「もう一つだった」としか感想が言えない。今度何か見る機会があったら、もう少し言葉にしてみようと思う。考えつつ感じてみよう。そうそう、何の気なしに見に入ったフランシス・ベーコンの展覧会は衝撃的だった。そのときの図録だけはとってあるはず。それから日本人では中西夏之、素敵な絵だった。若いころ編集の仕事をしていて、自分の編集したシリーズの装幀に使わせてほしいなあと、ひそかに思っていた。
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今まで何となく観ていた絵画を、時代ごとの枠組みで比較することで知らなかった新たな発見がたくさん生まれた。そして、感性で読むとあるように、アカデミックに比較しながらも、印象や感想を用いて比較する楽しみも味わえた。
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展覧会では、展示作品の横に解説文が付いており、それを読みながら作品を見ているけど、それでは作品鑑賞というものは結局、解説に書いてあることの確認作業になってしまうのでもったいないと。図星でした。 「感性でよむ」というと「センスを磨く」ことだと思うかもしれませんが、感性でよむとは必...
展覧会では、展示作品の横に解説文が付いており、それを読みながら作品を見ているけど、それでは作品鑑賞というものは結局、解説に書いてあることの確認作業になってしまうのでもったいないと。図星でした。 「感性でよむ」というと「センスを磨く」ことだと思うかもしれませんが、感性でよむとは必ずしも直感を鍛えることではなく、むしろ言葉をしっかり使うことで、感じ方も深まるし、言葉も磨かれる とのことで、類似した作品ではあるが、異なる時代背景や作風を並べて、それぞれの特徴を解説してくれる。 中世絵画は宗教(キリスト教)画が中心だが、その終わり頃には宗教的な重しを取り払い、古代的(人間的)価値観の復活を意識したルネサンス画が主流となる。遠近法を用い明瞭な輪郭線、層構造や整然、統一感、永遠がイメージされる。 続いてマニエリスム、そしてバロック。 バロックでは曖昧な境界、渾然一体、流動的、運動性、瞬間、アンバランスがイメージ。 その後は、より甘美な作風のロココ、続いて新古典主義、ロマン主義とバロック風とルネサンス風に行ったり来たりし、19世紀になると根本的に違うモダニズムが登場する。 19世紀後半から20世紀初頭にかけては、写実主義(クールベ等)、モダニズム(マネ)、印象派(モネ)、キャビズム(ピカソ)と絵画様式が移る。 このような作風の様式の特徴を伝えつつ、「この絵すごい」で終わらせるのではなく見るポイントを教えてくれるので、今後はもっと違う視点で捉えることが出来るようになるでしょう。(忘れそうだけど)
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西洋美術の入門書と言っても良いんじゃないでしょうかね。 実は、西洋絵画が好きで、コロナ禍前は、良く美術館に行っていました。コロナ禍になってからは、ちょっと足が遠のいていますが。 美術館では、横にある解説を読みながら絵画を見るわけですが、やっぱりさぁ、それだと頭に入らないわけで...
西洋美術の入門書と言っても良いんじゃないでしょうかね。 実は、西洋絵画が好きで、コロナ禍前は、良く美術館に行っていました。コロナ禍になってからは、ちょっと足が遠のいていますが。 美術館では、横にある解説を読みながら絵画を見るわけですが、やっぱりさぁ、それだと頭に入らないわけですよ。常日頃「あぁ、自分で分かっていればなぁ」と思っていたんですが、これで少しは時系列的に西洋絵画の歴史が整理できた気がします。
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