「普通」ってなんなのかな 自閉症の僕が案内するこの世界の歩き方 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
自閉症のことを私は知らない。 知らないので目にはいっていない。 この本を読むと、ほんとに知らなかったんだなと思う。 脳の機能が提携発達と異なる自閉症。 自閉症者みずからが、自分の生きている考えていることを共有することで、自閉症について伝えていきたいという本。 彼が好きなこと、嫌いなこと、得意なこと、難しいこと。 彼自身の取説があれば、周囲はどうすればよいかがわかりやすい。 自閉症といっても、個性はさまざま。 自閉症同士はコミュニケーションを取りにくい。 とか、 感情的に話す人とは比較的うまくやれる。なぜかというと、その人が何を話しているのかをよく聞こうとするから とか、本人の言葉を聞いていると、なるほどなと思う。 自閉症って障がいではなく、個性なんだなということが腑に落ちる。 もっとも、彼をホームスクーリングで育て寄り添ったお母さまの苦労は相当なものだったのだろうと思う。 本書では障がいとは一言も言っていない。そういう意識もないと思う。 個性が際立つ子どもたちを、社会で支えていけるシステムは日本にはあまりない。 ジョリーは奨学金を獲得し、現在は研究者として働いている。その可能性をひきだしたイギリス社会に敬意を覚える。 自閉症研究は年々進化している。 後書きにある参考文献も非常に良いリストだと思った。
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自閉症でない「普通」の人=定型発達者、世界の見え方が異なっても、優劣はない。 単純作業が苦手、感情知性が低い、彼らの特徴を知ればお互いの個性を認め合える。
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感想 僕たちは何を見ていないか。少しだけ違う視点から見れば世界は異なる姿を見せる。それは風穴を空ける第一歩。多様性が重視される理由の一つ。
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【わかりあえない世界だからこそ自分らしく】自閉症を抱えながらオックスフォード大大学院を出た青年が語る、唯一無二の思考法。あなたもきっと「普通」と違っても生きていける。
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