ニードレス通りの果ての家 の商品レビュー
ラストにかけての種明かしは引き込まれた。 表紙買いしたが題材も好みのジャンルだった。 ただ和訳が合わないのと、物語の特性も相まって油断するとすぐに話がわからなくなるので読むのに時間がかかった。 あとがきに映画化することが書いてあったので楽しみ。映像の方がわかりやすいかもしれない...
ラストにかけての種明かしは引き込まれた。 表紙買いしたが題材も好みのジャンルだった。 ただ和訳が合わないのと、物語の特性も相まって油断するとすぐに話がわからなくなるので読むのに時間がかかった。 あとがきに映画化することが書いてあったので楽しみ。映像の方がわかりやすいかもしれない。
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途轍もなく怖い。 ずっと怖さが纏わりついてくるようで嫌な気分になる。 だがテッドのことが気になって仕方ないのだ。 少女の語りと猫の語りに複雑さが増していく。 幼い頃に苦痛を伴う耐え難いほどの虐待を経験すると大人になったときに現れる障害を知る。 それは、解離性同一障害である。 そ...
途轍もなく怖い。 ずっと怖さが纏わりついてくるようで嫌な気分になる。 だがテッドのことが気になって仕方ないのだ。 少女の語りと猫の語りに複雑さが増していく。 幼い頃に苦痛を伴う耐え難いほどの虐待を経験すると大人になったときに現れる障害を知る。 それは、解離性同一障害である。 それによって逃げ場を確保するということなのだろうか。 ひとつの身体に複数の人間が存在だとできるという考えは、ある意味では恐ろしい。 自分であって自分じゃない感覚が常にあるような…。 終始、恐怖を感じたサスペンスだった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ぜってぇ、テッドがシリアルキラーだろ~!?と思ったら、違った。ごめん。人を見かけや行動や思考で判断するの良くない。書かれていないところにも注意せねば。 みんなテッドの人格とはな。ディーは違ったけど、ディーも信頼できない語り手だった。ちょっとずるくないこれ? ミステリーとしてはダメだが、ホラーなら、まあ。ホラーとしてもあんまり怖さはなかった。でもエドガー・アラン・ポーみ。 恐怖。 マトリョーシカはいくつも人格をもつテッドの象徴。 楽しめたけど、めちゃくちゃ楽しめたってわけじゃない。サバイバルなのはわかる。 というか、ローレンもオリヴィアも飢えてたってことはテッドも?大男じゃなくて、ガリガリ?そこはわからない。 ロブは良い人なのかな。
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ニードレス通りの家に暮らすテッド,娘,猫。妹が行方不明のディーはテッドを見張る。猫オリヴィアの語りが不自然で奇妙なのが謎解明の手掛かり。ネタバレ厳禁サイコミステリー。読後感良い。
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すごい本を読んでしまいました。 人間の恐ろしさ、愚かさ、不可思議さが余すところなくちりばめられた本です。 ただでさえ海外ものは読みにくいのに、語り手が次々と入れ替わり、どこまでが本当でどこまでが妄想なのか分からず、何度も読み直しました。それでも先が気になってやめられません。 さて...
すごい本を読んでしまいました。 人間の恐ろしさ、愚かさ、不可思議さが余すところなくちりばめられた本です。 ただでさえ海外ものは読みにくいのに、語り手が次々と入れ替わり、どこまでが本当でどこまでが妄想なのか分からず、何度も読み直しました。それでも先が気になってやめられません。 さて、いちばん おそろしいのは だーれだ?
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図書館の新着図書のコーナーで表紙とタイトルに惹かれて借りてきました いわゆる「ジャケ借り」ですね 借りてきてちゃんと見たら苦手なホラーだったんで、あちゃーと思ったんですがホラーというよりはサスペンスじゃない?と思ったけどやっぱホラーだったわだけどミステリー要素もあるなぁってジャ...
図書館の新着図書のコーナーで表紙とタイトルに惹かれて借りてきました いわゆる「ジャケ借り」ですね 借りてきてちゃんと見たら苦手なホラーだったんで、あちゃーと思ったんですがホラーというよりはサスペンスじゃない?と思ったけどやっぱホラーだったわだけどミステリー要素もあるなぁってジャンルなんてどうでもいいねん!(お前が言い出したんだろが) とにかく面白かった わし、ジャケ借り成功率何気に高くない?小宇宙(コスモ) 爆発してない? 物語はニードレス通りの果ての家に娘のローレンスや猫のオリヴィアと住むテッド、十一年前に幼い妹が行方不明になりテッドを妹をさらった犯人と怪しむ女性ディー、そしてテッドの飼い猫オリヴィアの二人と一匹の視点から 進みます もうこの時点でなんかすごいでしょ? そして最初から分からないことだらけの不穏な感じで進んで行くんだけど、1個明かされるたびに恐っ!ってなります どんどん秘密が明かされるごとに恐っが積み重なっていくんですが… んー、これ以上は 書けない もうなんかすごいたくさん詰め込まれてるんだけど、ごった煮感がぜんぜんないの ストーリーテリングがうまいんだよね そしてもう実力伯仲のオセロ対決のようにがんがんひっくり返ってもう…あれ?ちょっとネタバレしちゃったかな?まぁいいか それにしてもこの複雑すぎるプロットを十分な余白を残しつつまとめ上げるあたり、この人すごいかも! すごい作家さんが現れたで!そしてほんと誰かと語り合いたくなる物語でした 秋さんとか(とかって言うな) いやでもほんと最近の小説は複雑な構成のものが多くて脳が疲れますよね もちろんそれは楽しいことでもあるんだけど、最近自分が古典や時代小説にはまってるのってその反動かも?って思ったり
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超推し★5 閉鎖的、抑圧、混乱、暗闇… おどろきと重い体験ができる名作 #ニードレス通りの果ての家 ■あらすじ アメリカの田舎町、ニードレス通りの果てに一軒の家があった。そこにはテッドが娘ローレンや猫と住んでいた。 テッドはかつて近くの湖で発生した少女失踪事件の容疑をかけられて...
超推し★5 閉鎖的、抑圧、混乱、暗闇… おどろきと重い体験ができる名作 #ニードレス通りの果ての家 ■あらすじ アメリカの田舎町、ニードレス通りの果てに一軒の家があった。そこにはテッドが娘ローレンや猫と住んでいた。 テッドはかつて近くの湖で発生した少女失踪事件の容疑をかけられてしまったこともある、訝しげな人物。その後嫌疑は晴れるも、失踪してしまった少女の姉ディーは未だに彼を怪しんでいた。 ディーはテッドの隣に引越し、彼の様子を伺うのだが… ■きっと読みたくなるレビュー めちゃくちゃ面白い!★5 それなりに読む力が求められますので、時間をしっかりとって、よい環境で読むことをおすすめします。 本書を読み進めるとまず思うこと。 私はいったい何を読まされているんだ… テッドなど登場キャラクターによって各章第三者視点で物語が語られていくのですが、随所にみられる不可解なセリフや言動が良く分からない。話の筋や展開もそれなりに理解できるが、どうなっていくのかがさっぱりわからない。ただ閉鎖的で陰鬱とした世界観で、何もかもが抑圧された雰囲気なのは伝わってくる。 そして登場キャラクターたちの意思も、無秩序かつ、乱暴で排他的なんです。何処まで読んでも救いがどこにも見えずに真っ暗で、不安要素のオンパレード。 特に私が痺れたのは、死に対する描写です。生命としての追い込まれてしまうほどリアルさで戦慄が止まらない。 本書一部引用 P293: 真っ暗で海の底に沈んでいくような感じだ。暗い土の中をどこまでも下りていきながら… お願い、早く終わりにして。 なにこれ怖いんですけど! なんなの、この話! なにより未来が見えないのが怖いっ ところが、ある地点を過ぎると徐々に真相が見え始めてきます。 果たして失踪事件の真相は明るみになるのか、そしてこの物語にはどんな背景があるのか… おそらくは皆さんが想像していた以上の展開が待ち受けています。 読者に訴えかけてくる衝撃度では、今年一番かもしれません。 しかも細部も丁寧に書かれており納得性も高い。 そして最後まで読者を裏切らない。怖いけど、控えめに言って名作でした。 おまけ: あまりに怖い怖いと書きすぎてしまったので、超ステキな装画についても一言。黒猫が鬼のように睨んでるんですが、猫好きとしてはめっちゃ可愛くてたまらない。ナデナデしたくなりました! ■絶賛!推しポイント 読んだ方は分かると思いますが、あるテーマが本書の軸となっています。 今まで話で聞いたことはあっても、理解や経験ができなかったことを、なんと本書は実体験をさせてくれるのです。 本を読むことで、こんなにも重みのある体験をするのは初めてでした。 人間の行動がどんな悲劇をもたらす可能性があるか… 人生勉強をさせていただきました。
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とても読みにくかった。 後半、登場人物たちの繋がりが分かると『おおっ!』となるんだけど、そこまでが長くてしんどい。 小説そのものの評価は★★★★ ですが、あまりにも読みにくい。 太字の部分も多すぎるし、意図的であるのは分かるけど、私は疲れてしまった。 ただ、何とかこらえて最後まで...
とても読みにくかった。 後半、登場人物たちの繋がりが分かると『おおっ!』となるんだけど、そこまでが長くてしんどい。 小説そのものの評価は★★★★ ですが、あまりにも読みにくい。 太字の部分も多すぎるし、意図的であるのは分かるけど、私は疲れてしまった。 ただ、何とかこらえて最後までたどり着くと、かなり大きな衝撃があるのは間違いない!
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節ごとに視点人物が入れ替わりながら語られていくのだけど、たぶんこれは信頼できない語り手、実際は何が起きているのだろう?を想像させつつひたすら不穏な感じで進む。猫視点もでてきて、かわいい。猫だけは信頼して読もうかなどと思ったりしながら読み進める。 最後まで読み、著者あとがきを読む...
節ごとに視点人物が入れ替わりながら語られていくのだけど、たぶんこれは信頼できない語り手、実際は何が起きているのだろう?を想像させつつひたすら不穏な感じで進む。猫視点もでてきて、かわいい。猫だけは信頼して読もうかなどと思ったりしながら読み進める。 最後まで読み、著者あとがきを読むとこの作品の見方ががらっと変わる。1度目はホラーミステリなのだけど、2回目は感動があります。
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エンディングに仄かな希望が見えてもほっとする。 これ、映画化されるらしいけど、どうやって映像化するんだろう?
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