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数学の女王 の商品レビュー

3.6

51件のお客様レビュー

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2024/01/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

感想 面白かったけど、途中で女王という表現が出てきたあたりで、タイトルを考慮すると、犯人にあたりがついてしまった。 容疑者の候補も多くはなかったので犯人を推測することは困難ではない。また、中盤からは犯人に向かってという流れだったので、大きなどんでん返しもなく予想通りといったところが少し残念。 あらすじ 道警の沢村依理子シリーズの第二弾。博士号を持つ警部補で、幹部候補生。前回の事件から警務部に異動になっていたが、札幌の新しい大学院大学で起きた爆発事件の影響で、捜一に呼び戻された。 捜一では待機番であったが、公安が刑事部に情報を流さないため、捜査は難航。爆発事件の発端も掴めないことから道警幹部より、沢村の所属する奈良班は特命捜査を命ぜられ、沢村も捜査班長として捜査にあたる。 係の長であった奈良も急病で離脱し、沢村が班の指揮を取ることに。わずかな手掛かりから、三島副学長を捜査線上に浮かび上がらせ、地道な捜査で外堀を埋める。そして、真実に辿り着く。

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2024/01/08

こんな事は言いたくもないし、認めたくもないが、涼子のような悲しい思いをしている人は、たくさん存在すると思う。 そして、心が折れ、大事なことを見失ってしまうのかもしれない。でも、囚われてはいけない、その悔しさに。

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2023/12/11

読書備忘録785号。 ★★★★☆。 またやってしまった! 前作があるシリーズだったんですね・・・。涙 北緯43度のなんたらっていう作品。 主人公大学院卒のキャリア、沢村依理子警部補の登場物語を先に読むのだった! まあ、後の祭りです・・・。 北日本科学大学大学院。 学長の桐生真...

読書備忘録785号。 ★★★★☆。 またやってしまった! 前作があるシリーズだったんですね・・・。涙 北緯43度のなんたらっていう作品。 主人公大学院卒のキャリア、沢村依理子警部補の登場物語を先に読むのだった! まあ、後の祭りです・・・。 北日本科学大学大学院。 学長の桐生真(女性)の元に、母校の鳥羽大学から荷物が届く。秘書が学長室に届けたその瞬間爆発。 秘書を含む女性2名が死亡した。 学長を狙った犯罪か?大学を狙った爆弾テロか? 札幌創成署生活安全課の沢村依理子警部補は4.1付で警務部に異動になったが、爆弾事件を受けて非常召集により捜査一課にホップステップ異動となった。 (この辺りが前作からの流れなんでしょうね、多分) 沢村は特捜五係に配属され、諸事情により欠員が出る中、捜査の班長を任される。 そしてこの爆弾事件。 左翼系テロであれば公安マターとなり、刑事部とは水と油の警務部長が仕切ることになる。爆弾を使った殺人事件なのであれば刑事部マターとなる。 この事件を国内の重大犯罪と位置付けた警察庁は刑事部長を北海道に派遣する。公安マターとなれば、警察庁公安部、実働部隊として警視庁公安部が北の大地に乗り込んでくる。なんとしてもそれは防ぎたい道警。 深夜に及ぶ協議の末、捜査一課に特命捜査が命じられる!一週間以内に爆弾テロではない証拠を押さえろ!と。 実行部隊は五係!沢村達が動き出す! 果たして沢村達は証拠は押さえられるのか! そして犯人は誰だ! ミステリーなので備忘録には書けませんが、作品タイトルから犯人は初めから想像がつく。笑 数学の天才が自らの不幸を都合の良いように書き換えて恨みを膨らませてきた末の犯罪・・・。 しかし、沢村の過去を前作で勉強しておけばもうちょっと沢村への感情移入が出来たかもしれないと思うとちょっと残念。 あと、公安の存在が薄かったので★0.5マイナス。 前作を読まなきゃ!

Posted byブクログ

2024/06/24

『北緯43度のコールドケース』を読む前にこちらを先に読んでしまったので、前作に触れる場面が出てきて、ネタバレしないでねーとビクビクしながら読みましたが心配無用でした。 前作を先に読んでおいたほうが、きっとより人間関係がすっきりする部分もあったでしょうが、こちらを先に読んでも大丈夫...

『北緯43度のコールドケース』を読む前にこちらを先に読んでしまったので、前作に触れる場面が出てきて、ネタバレしないでねーとビクビクしながら読みましたが心配無用でした。 前作を先に読んでおいたほうが、きっとより人間関係がすっきりする部分もあったでしょうが、こちらを先に読んでも大丈夫だと思います。 刑事VS公安のようなところとか、警察内部の上下や力関係など最初のうちは「??」でしたがその点も読んでいるうちになんとかなります。 この小説のテーマは「ジェンダーバイアス」です。 知らず知らずのうちに私達は、そうしようという意思なく、偏見や思い込みをしています。 このバイアスのお陰で、見えるはずのものが見えてこないという体験を日々しているのだな、と感じました。 同性でも同性にジェンダーバイアスをかけている。 これに気づいたり、取り払おうと意識しなければ、ずっと見えないまま。 警察もジェンダーにかかわらず、色んなバイアスを取り払って仕事をする必要がありますね。 まだまだ男性が圧倒的に大いに職種ですが、沢村刑事のような人材も必要かも知れません。

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2023/11/07

2023.11.07 初めての著者。タイトルと表紙に魅かれて。 崇高さを感じる、+αのミステリーだった。出会えて良かった!

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2023/10/22

以前に読んだ江戸川乱歩賞受賞作「北緯43度のコールドケース」の続編。王道の犯人探しミステリーで、北海道警に警察庁公安が絡み、展開が複雑に。「ジェンダーバイアス」など、ジェンダーに関わる思惑や出来事がキーワード。 新設され開校間近の大学院大学の学長室に、宅配便を装った爆発物が持ち...

以前に読んだ江戸川乱歩賞受賞作「北緯43度のコールドケース」の続編。王道の犯人探しミステリーで、北海道警に警察庁公安が絡み、展開が複雑に。「ジェンダーバイアス」など、ジェンダーに関わる思惑や出来事がキーワード。 新設され開校間近の大学院大学の学長室に、宅配便を装った爆発物が持ち込まれ、二人が犠牲に。別の部屋にいて無事だった学長を狙ったのか、それとも、無差別テロなど、別の目的か? 事件の捜査には警察庁の公安が指揮を取ることになったが、道警の捜査5課が特命捜査を行うことに。命じた大浦管理官への報告期限は一週間、係長の奈良は捜査班長に沢村を任命する。 主人公の沢村依理子は、大学で博士号取得後に警察官になった異色の経歴を持つ。いわゆる幹部候補でありながら捜査経験が少ない上、前作で描かれた捜査が問題となり、しばらく生活安全課に配属されていた沢村。5課のメンバーは、心を開かない。 前作同様、いろいろ悩みながらも、素直に真っ直ぐ進む主人公に好感が持てる。そして、複雑な警察内部にも、沢村のことを理解したり、能力を買って、助けてくれるキーマンもあり。

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2023/10/08

読みたかった本なので、古本屋で見つけて即買い。 北緯43度のコールドケースの続編と知らずに読んだので、バックボーンがよくわからなくて前半は読みにくかった。特に、警察内部の説明の部分が長くて鬱陶しくなってしまった。 後半はだいぶテンポよく読めたけど、その分展開も読みやすかった。ジ...

読みたかった本なので、古本屋で見つけて即買い。 北緯43度のコールドケースの続編と知らずに読んだので、バックボーンがよくわからなくて前半は読みにくかった。特に、警察内部の説明の部分が長くて鬱陶しくなってしまった。 後半はだいぶテンポよく読めたけど、その分展開も読みやすかった。ジェンダーバイアスも含めてよくある展開かなぁと。 正直北緯〜はそこまで読まなくてもいいかなと思う。

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2023/09/07

ストーリー、スピード感、心理描写、そして舞台の札幌、今回も好みが揃ってます。主人公の沢村はじめ、周りの刑事、特に今回は松山が良い。公安が出てきてあやふやなけつまつになるのでは?と危惧しましたが杞憂でした。前作は前半が少し重かったですが、今回はバックグラウンドの説明は不要なので、冒...

ストーリー、スピード感、心理描写、そして舞台の札幌、今回も好みが揃ってます。主人公の沢村はじめ、周りの刑事、特に今回は松山が良い。公安が出てきてあやふやなけつまつになるのでは?と危惧しましたが杞憂でした。前作は前半が少し重かったですが、今回はバックグラウンドの説明は不要なので、冒頭から早い展開。純粋に面白かった。早くこのシリーズ次作を読みたいです。

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2023/07/16

展開、謎解き、人物描写ともに悪くはないけど普通。爆弾、公安、数学と深堀りできる要素があるのにどれもサラッと書かれて終わってるため記憶に残る内容ではないのか。

Posted byブクログ

2023/07/12

芥川賞受賞作2冊読んだら、また俗っぽいものが読みたくなり刑事物。 相葉英雄にハマった身としては、キャラダチが弱いというか…事件の展開に絡む主人公や周囲の上司、部下の関わりがいまいち迫真に迫ってこなかった。

Posted byブクログ