1,800円以上の注文で送料無料

障害者支援員もやもや日記 の商品レビュー

3.9

25件のお客様レビュー

  1. 5つ

    6

  2. 4つ

    10

  3. 3つ

    6

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

2023/10/07

障がい者支援はボランティアで経験したことがあり、やりがいも大きく自分に向いている気がしていたが、仕事として生活としてやるとなると相当な覚悟と、体力や経済面のハードルもなかなか高いことを改めて思い知らされた。 同じシリーズの他の本同様、きれいごとではないリアルな内容がとてもおもしろ...

障がい者支援はボランティアで経験したことがあり、やりがいも大きく自分に向いている気がしていたが、仕事として生活としてやるとなると相当な覚悟と、体力や経済面のハードルもなかなか高いことを改めて思い知らされた。 同じシリーズの他の本同様、きれいごとではないリアルな内容がとてもおもしろい一冊だった。

Posted byブクログ

2023/09/22

〇△・・・・日記の中で、最もポジティブな内容だと思う。 「もやもや日記」とあるが、読んだ側からすると、もやもやどころか「なるほど!」と思うことばかり。 同僚には「もやもや」したくなるような人もいるが、著者はあくまでも冷静。 特性に合わせた工夫などが、本当に素晴らしいと思う。 私...

〇△・・・・日記の中で、最もポジティブな内容だと思う。 「もやもや日記」とあるが、読んだ側からすると、もやもやどころか「なるほど!」と思うことばかり。 同僚には「もやもや」したくなるような人もいるが、著者はあくまでも冷静。 特性に合わせた工夫などが、本当に素晴らしいと思う。 私には発達障害の息子、自閉症の孫、認知症の義父がいて、家族の手に負えなくなったときの生活の場としてグループホームを考えることもあるが、実態がどうなのかは今一つわからなかったが、本書はとても参考になった。 著者の一日でも早い復帰を心から願いたい。

Posted byブクログ

2023/09/02

グループホームの、なかなか聞けない等身大の日常が書かれていた。こんなふうに親しみを持って関わってくれる人がたくさんいるんだなって、嬉しいなと思う一冊。

Posted byブクログ

2024/06/24

もしかして、障がい者の理解されにくい行動を書き連ねて、こんなに大変な思いをしている…的な日記だったらどうしよう…と思いながらページをめくり始めました。 書き出しは、施設で暮らす利用者がこんなことをして…のようなものだったので、やはりそうか、と残念な気持ちになりかけましたが、見事...

もしかして、障がい者の理解されにくい行動を書き連ねて、こんなに大変な思いをしている…的な日記だったらどうしよう…と思いながらページをめくり始めました。 書き出しは、施設で暮らす利用者がこんなことをして…のようなものだったので、やはりそうか、と残念な気持ちになりかけましたが、見事に予測が外れました。 施設で働く支援員さんは、正職員、その他いろいろな立場ですが、殆どが思いやりをもって、個々の利用者の性格や特徴を理解し、関わっているところが素晴らしいと思いました。 職員が感情で接しても、当事者は混乱したり、余計に暴れたりと良いことは一つもなく、当事者が落ち着かせたり、納得するためには、どんなかかわり方をするのが一番良いのかを連携を取りながら支援しているのが印象的でした。 地域の人たちの理解も得て、尚且つ、家族との関係も見守っていく。 その人が安全に、安心して暮らせるよう、心を寄り添わせている様子が良く伝わってきました。 著者も、ライターのお仕事をされていたとのことで、また、書き方が上手。 障がい者への差別、偏見、施設での虐待のニュースを見るたびに、悲しい思いをしていましたが、こういった施設もあるのだ、と嬉しくなりました。 一番思ったのは、やはり、施設の良し悪しは、施設の上に立つ人がどんな人であるか、ということに尽きると思います。 しっかりとした理念を掲げ(絵に描いた餅ではなくて)、それを自ら実践することで、周囲の人たちの考えも変わっていくのだと思いました。

Posted byブクログ

2023/07/11

まえがき 勘違いで飛び込んだ世界 第1章 障害者支援員、走りまわる 第2章 ホームは今日も大混乱 第3章 男親は逃げる、女親は… 第4章 それでも生きていく あとがき 休職と復職

Posted byブクログ

2023/06/24

期せずして「障害者支援員」になった著者の松本さん。特別な資格はいらず、ホームの入居者の障害も具体的なことは知らされないという。 松本さんは、親もまた暴れてしまうのではないか?という心配をしているケースでも、入居者自身を信じて対応している。 入居者も成長して、ホームも前進していると...

期せずして「障害者支援員」になった著者の松本さん。特別な資格はいらず、ホームの入居者の障害も具体的なことは知らされないという。 松本さんは、親もまた暴れてしまうのではないか?という心配をしているケースでも、入居者自身を信じて対応している。 入居者も成長して、ホームも前進しているというところにほのぼのとしてくる。実際、きれいごとばかりではないだろうけど、やりがいと深い愛情をもって仕事をしていることが伝わってきた。

Posted byブクログ

2023/06/09

著者は、ライターから出版業を起業するも倒産して職探しをする中で、間違ってこの仕事に携わることになる。 内容は、ほぼ 障害者支援施設の入居者の話。施設スタッフの苦労がよくわかる。 介護施設、老人ホーム、障害者施設など同種の養護施設はたくさんあるが、一般には区別がつきにくい。入居して...

著者は、ライターから出版業を起業するも倒産して職探しをする中で、間違ってこの仕事に携わることになる。 内容は、ほぼ 障害者支援施設の入居者の話。施設スタッフの苦労がよくわかる。 介護施設、老人ホーム、障害者施設など同種の養護施設はたくさんあるが、一般には区別がつきにくい。入居している人たちの障害の程度、家庭の事情、生活スタイル等々、著者が接している人たちの状況がよくわかる。施設の一人一人に愛情を持ってお世話する様子に感動した。これを読むと、数年前に起きた神奈川の障害者施設襲撃事件が許せなくなるのは当然。障害者だけではなく、施設で頑張ってお世話している人達の努力も踏みにじるものだ。 著者は苦難を乗り越え、社会経験が豊富な年配の方ということもあって、障害者を見守る目も優しくて接し方に余裕が感じられた。この仕事を長く続けられているのは、そういう適性もあると思う。

Posted byブクログ

2023/06/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

タイトル通りの日記でした。 このシリーズ新聞の広告欄によく載っていたので気になっていたのがたまたま図書館の新刊コーナーにあったから借りてみた。 扱ってる内容が内容だけに面白おかしく書くこともできないから仕方がないが、まんま日記です。 しかも俺は結構頑張ってるけど職員にはいろいろ曲者がいるから大変だ的な感じでちょっと引きます。 他シリーズも面白そうなタイトルでしたけどこんな感じでしたら読むまでもなし、終了です。

Posted byブクログ

2023/06/01

著者の松本さんは、高齢者施設と勘違いして障碍者支援施設の面接を受けた。 崇高な理念や志があったわけではないと書かれている。 でも読んでいくと、すぐに支援にいちばん大切な心をお持ちであることに気づく。 だから工夫や発想が出て、それを実践し、うまくいけば別の人にも試し、うまくいかな...

著者の松本さんは、高齢者施設と勘違いして障碍者支援施設の面接を受けた。 崇高な理念や志があったわけではないと書かれている。 でも読んでいくと、すぐに支援にいちばん大切な心をお持ちであることに気づく。 だから工夫や発想が出て、それを実践し、うまくいけば別の人にも試し、うまくいかなくても落胆せずに次の工夫を探すことができるんだと思う。 綺麗事だけではできない仕事を、機械的にではなく、かといって変に感情的にならず、見返りを求めず、小さな喜びをやりがいに変えて奮闘する姿に涙が滲んだ。 松本さんの支援を受けられる人やその家族は幸せだと思う。

Posted byブクログ

2023/05/16

この◯◯日記シリーズを読む度に思います。題名からイメージするよりも思いの外、中身があるなぁと。どちらかと言えば、世間的には決して華があるとは言えない仕事に就いている著者の日々を日記の形で綴った内容だが、著者たちの仕事や人に対する愛情、やさしさ、人生に対する前向きさがどのシリーズか...

この◯◯日記シリーズを読む度に思います。題名からイメージするよりも思いの外、中身があるなぁと。どちらかと言えば、世間的には決して華があるとは言えない仕事に就いている著者の日々を日記の形で綴った内容だが、著者たちの仕事や人に対する愛情、やさしさ、人生に対する前向きさがどのシリーズからも伝わってきます。読みやすく、読み終えた後にきっと元気になれるこの◯◯日記シリーズは疲れた日常の一服の清涼飲料のように、通勤の合間などに読むのがおすすめです。

Posted byブクログ