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亡国のエコ 今すぐやめよう太陽光パネル の商品レビュー

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3件のお客様レビュー

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2023/12/05

太陽光パネルがウィグルで作られてたなんて、悲しい! 最近の環境問題への社会やメディアの向き合い方が何となく胡散臭いと思っていたが、この本を読んで、思ったより悪い方向に進んでいるのでは!?と衝撃を受けた。 交際社会全体が「エコ」と言う方向に向かっているのは共産主義が世界に現れた時と...

太陽光パネルがウィグルで作られてたなんて、悲しい! 最近の環境問題への社会やメディアの向き合い方が何となく胡散臭いと思っていたが、この本を読んで、思ったより悪い方向に進んでいるのでは!?と衝撃を受けた。 交際社会全体が「エコ」と言う方向に向かっているのは共産主義が世界に現れた時と同じ雰囲気を感じる(その頃まだ生まれてなかったけど)。 エコな社会(国)を作ったとしても産業国としての競争力がガタ落ちするので、エコを無視してる中国に負ける。とか、先進国のエコな社会像を途上国に押し付ける事でそのための補助金を払ったり。八方美人で損してる日本! そもそも今の地球人口を「エコな社会」は養っていけるだけのポテンシャルは無いと思っていたので、この本を読んで少し腑に落ちた。 他の人達がエコエコ言うてる中で、真っ向から反対意見をのべ、しっかりとしたエビデンスをもとに議論されていてとても参考になった。 一読の価値ありと思います。

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2023/10/06

センセーショナルな報道とは裏腹に地球温暖化の深刻な影響は起きていないとする著者が脱炭素の危うさについて語り、我が国が取るべきより現実的な方策について提言する。 温暖化が事実としても、全世界的な脱炭素は途上国経済に深刻な打撃を与え、先進国にもエネルギー不足、エネルギー価格高騰とい...

センセーショナルな報道とは裏腹に地球温暖化の深刻な影響は起きていないとする著者が脱炭素の危うさについて語り、我が国が取るべきより現実的な方策について提言する。 温暖化が事実としても、全世界的な脱炭素は途上国経済に深刻な打撃を与え、先進国にもエネルギー不足、エネルギー価格高騰という形で降り掛かってくる(いる)。 石炭火力、原子力、ひいては核融合を推進すべしとの論考。

Posted byブクログ

2023/03/14

太陽光パネルは本当に地球に優しいのだろうか? 時代に逆行するかのような発言だが、著者の杉山氏は様々なデータを元に、イデオロギーに左右されず客観的に分析し解説している。 雨や雪の日や曇りの日は、当然ながら太陽光パネルでは発電できない。 しかし、国民が毎日使う電力量は決まっている...

太陽光パネルは本当に地球に優しいのだろうか? 時代に逆行するかのような発言だが、著者の杉山氏は様々なデータを元に、イデオロギーに左右されず客観的に分析し解説している。 雨や雪の日や曇りの日は、当然ながら太陽光パネルでは発電できない。 しかし、国民が毎日使う電力量は決まっているので、太陽光パネルが発電できない分は、石炭や天然ガスを燃やして発電するしかない。 著者が本書で説明するには、これは無駄に発電施設を設置していることになり、維持費がかかる上にしかも太陽光パネルで作られた電力は非常に高価であり、国民に負担が重くのしかかる。 また世界における太陽光パネルの製造販売は中国企業がシェア80%に迫り、その製造拠点の半分はウイグル人の奴隷労働が疑われる新疆ウイグル自治区である。 欧米を中心に人権問題で新疆ウイグル自治区で製造された製品は輸入しないとする流れが加速する中、東京都が太陽光パネル設置を推奨義務化するのは問題が多いとする説明には、納得するものがある。 本書では地球温暖化についても疑問を述べていて、実際のデータからは観測を取り始めて以降、台風の上陸回数や台風の規模、降雨量がほとんど変化していないことを指摘する。 その他、南の島々の海水面が上昇していないことや、シロクマが増えていることなど、実際の統計とデータで論じているのが興味深い。 感情論やイデオロギー論争に左右されず、現実に現れている、統計と数値でクリーンエネルギーの在り方について述べているところに共感が持てる。 最後に核融合発電について述べられており、原子力発電よりも極めて安全で、急停止しても放射能発生するといった現象は科学的に起きないことが説明されている。 先入観にとらわれず、まずは事実を知ることが重要であり、議論はそこから始めなければならないと感じる一冊である。

Posted byブクログ