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2024/11/18
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・メディアに依存する我々の日常生活や産業構造は、多くのエネルギーや鉱物資源に依存し、環境への負荷をかけて成立している ・過去を記録するメディアだったカメラはケータイに搭載されることで(2001年)現在を共有するメディアに変わった。2010年にはインスタグラムが登場し、現在を共有することにとどまらず、消費行動までをデータとして活用する広告・ECの総合プラットフォームへと変容した。 ・小室哲哉の登場に代表される、音楽の制作から流通までのデジタル化は、YMOを最後の世代としてアナログ時代に終止符をもたらした。小室哲哉は90年代のJ-POP確立を象徴するような人物だが、そのJ-POPはテレビや広告で流通し、ドラマや番組の展開を盛り上げ、カラオケで歌われるような設計になっていた。2000年代に入るとCDの売り上げが減少、ドラマの視聴率やカラオケ利用者も減り、ライブ・コンサート市場が拡大。10年代後半からはストリーミング市場が急激に伸び、再生されて収益が入りやすいような曲の構造(短いイントロ、最初の30秒にフックをかける)になる。 ・1980年代の渋谷は文化産業の集積地だったのに対し、90年代後半からは情報産業の集積地に。 ・iPhoneの成功要因は単にデバイスの革新性にとどまらず、即時で供給する大規模で効率的なサプライチェーンを構築したことにある。

Posted byブクログ

2023/06/16

タイトルが「これからのメディア論」であるが、内容はこれまでのメディアについてであり、メディア史の過去から現在、というタイトルの方がふさわしいと思われる。  メディアについてはよくまとまっているので、いずれかのメディアについて卒論を書くときに、これを読むことで一通り現在までのことを...

タイトルが「これからのメディア論」であるが、内容はこれまでのメディアについてであり、メディア史の過去から現在、というタイトルの方がふさわしいと思われる。  メディアについてはよくまとまっているので、いずれかのメディアについて卒論を書くときに、これを読むことで一通り現在までのことを知っておくことができて、さらに参考文献を引用することもできるであろう。

Posted byブクログ