知的機動力の本質 の商品レビュー
アメリカ軍海兵隊の組織、およびそのドクトリンを明文化した教本を通して、時代のニーズと現場の要求に応えるには、を明らかにしています。 海兵隊は、国や国民のニーズの変化に合わせて自らもその目的を変遷させることにより存在し続けることができたのですが、それを可能にするものは何であったの...
アメリカ軍海兵隊の組織、およびそのドクトリンを明文化した教本を通して、時代のニーズと現場の要求に応えるには、を明らかにしています。 海兵隊は、国や国民のニーズの変化に合わせて自らもその目的を変遷させることにより存在し続けることができたのですが、それを可能にするものは何であったのか? 自分たちの存在価値を問い直し、その価値を実現化するための考え方を丁寧に教示されています。 ともすれば、今のどの組織も永遠にそのままということはあり得ず、絶えず変化への対応を求められるのはどこも一緒ですので、先行事例として有益なのではないかと思います。 また、実践的なリーダーシップや組織の育て方についても参考となるところが多いです。 前半は説明、後半はドクトリンが掲載されていますが、特にドクトリンは、海兵隊の底に流れる哲学そのものです。後半を読んでまた前半に戻ってくると、理解が深まるのでお勧めです。
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人を鍛え上げることで、海兵隊という組織の意思を植え付け、組織が生き残るために、人がその意思を持った細胞となり、組織を継続するために進化し続ける組織。って事かな。
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海兵隊の暗黙的統合が知的機動力モデルとなる。 意識と無意識の相互作用のプロセス全体、すなわち拡張される形を作る。
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消耗戦に対する機動戦の本質とは何か。そして機動戦を得意とする米国海兵隊の根底にあるビリーフは何かを教えてくれる。優れた組織の秘訣は採用にあると思っていたが、採用後のブートキャンプでも変えることが可能だと理解。今後の日本企業は採用前の厳選か、採用後のブートキャンプ、どちらかを選ぶ必...
消耗戦に対する機動戦の本質とは何か。そして機動戦を得意とする米国海兵隊の根底にあるビリーフは何かを教えてくれる。優れた組織の秘訣は採用にあると思っていたが、採用後のブートキャンプでも変えることが可能だと理解。今後の日本企業は採用前の厳選か、採用後のブートキャンプ、どちらかを選ぶ必要があると思う。
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アメリカ海兵隊の体現する知的機動力を解明し、日本的経営の創造の方位を示す。日本軍の敗因分析をした『失敗の本質』の姉妹篇にして組織論研究の決定版。
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