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願いを伝える遊牧民の布 キリムからの手紙 の商品レビュー

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2023/03/29
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〇キリムという遊牧民に愛されてきた布の歴史を通して、ヒトの普遍的なものを考える キリムを描いた絵の一つ一つに敬する気持ちを感じる 〇アフガニスタンのキリム キリムとは、遊牧民が1500年以上織り続けてきた布。現在は200年前のキリムしか残っていない。※最古?のキリムかな?現在も作られている 紀元前の遺跡の壁画に、キリムと思われる絵が描かれている 中央アジアからアフガニスタン、イラン、トルコ、コーカサス山脈で織られていた 女性が生活で使う布として織っていた  塩ぶくろ、テント飾り、食卓布、荷物カバーなど ヒツジの毛 平織、軽くてしなやか 移動しながらなので、織りが歪んでいる 移動した場所の植物を煮出して色を染めるので、色が変わる 絵柄を組み合わせて意を表す いくつかのキリムの絵解き  遊牧民の願いがこめられている キリムに込められた思い、世界中の“わたし”たちの思い 異国へのとびらを開ける力 「キリムへの手紙」 ◎あとがき  一箇所モチーフがずらされているキリム←唯一絶対神以外、完全であってはならないという、神への畏敬  各地の戦争や紛争、難民問題  共感から生まれる相手への尊重  ジャッジではなく「やさしいはじまり」

Posted byブクログ