哲学がわかる 哲学の方法 の商品レビュー
ひじょうにわかりやすい哲学の入門書である。薄いのですぐに読める。科学研究費という訳語を使ったので学部の学生向けでない言葉があるのかと思ったが、それはない。 学生でも読める哲学の本として推薦できるであろう。
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とてもよい哲学入門だと思う。訳文もグッド。でもこういう哲学入門ってふつうの人にはおもしろいかどうかわからず、むしろ、なんかやってるうちに哲学的な問題にぶつかってみてはじめて価値がわかる、みたいなものよね。「女性」の定義の話なんかもでてきますよ。
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■1032。2023.04.29。 ・現代哲学の見解を簡潔に整理しながら、著者独自の切り口でその方法論を分析し、もっと科学的なやり方を採用してもよいのではないかと提案する。
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最善の説明を導く推論(92頁)に出てくるアブダクション、オーバーフィッティングの内容は興味深く、職場で意見が割れる様を想像してしまいました。データにゆるくフィットする理論を選べるかどうか。緊密にフィットする理論を選んでは、ときおり起こるエラーに翻弄される。単純性を重視する、数値を...
最善の説明を導く推論(92頁)に出てくるアブダクション、オーバーフィッティングの内容は興味深く、職場で意見が割れる様を想像してしまいました。データにゆるくフィットする理論を選べるかどうか。緊密にフィットする理論を選んでは、ときおり起こるエラーに翻弄される。単純性を重視する、数値を額面どおりに受け取って複雑な仮説をひねり出さない。ともすると、単純性を主張すると、楽してサボることと捉えられ、許容する判断力も問われるように思いました。
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著者の立場が結構反映されている気がする。反論も提示しているのでバランスが悪い訳では無い。 あと、気に入らない哲学者への皮肉が面白い。
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