はじめての世界神話 の商品レビュー
神話の魅力はたくさんあるが、現在の感覚からすると、何それ、と思われるようなよくわからない設定が特に好きだ。現代人にはない大胆な想像力が感じられて、とても面白い。中でも、ケルト神話の半神半人の戦士クー・フーリンの設定が良い。かれは戦意が高まると体がねじれるという「ねじれの発作」を持...
神話の魅力はたくさんあるが、現在の感覚からすると、何それ、と思われるようなよくわからない設定が特に好きだ。現代人にはない大胆な想像力が感じられて、とても面白い。中でも、ケルト神話の半神半人の戦士クー・フーリンの設定が良い。かれは戦意が高まると体がねじれるという「ねじれの発作」を持っている。口が大きく裂け、片目が脳に食い込み、もう片方の目は頬に突き刺さる、とのこと。この本ではそこまでしか書いてないが、調べてみると、顔面だけでなく、足や首、内臓までもねじれるらしい。想像すると、凄まじい姿だ。それにしても、なんでこんな設定にしたのだろうか。このわからなさが良い。
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