ひとつにならない の商品レビュー
友人に勧められて。人間は本当にスペクトラムであり、「ひとつにならない」と言うことがとうとうとわかる話。 著者横道誠の体験を書いた「はじめに」、いきなり初めから同感…となったのが大きい。 …相手と良い雰囲気になってくると、気を許してしまい、いかにも自閉症スペクトラム症(ASD)者ら...
友人に勧められて。人間は本当にスペクトラムであり、「ひとつにならない」と言うことがとうとうとわかる話。 著者横道誠の体験を書いた「はじめに」、いきなり初めから同感…となったのが大きい。 …相手と良い雰囲気になってくると、気を許してしまい、いかにも自閉症スペクトラム症(ASD)者らしく、心を込めてふだん熱心に考えていることをダダ漏らしにしてしまう。「私は映画監督のゴダールが大好きなんですが、そのフラッシュバックの手法にいつも死の肉薄を感じて、ときめくのです。私も死のようなフラッシュバックを常態的に感じているからこその愛好ですが、それはさておきそのゴダールが、自殺幇助で亡くなってしまいました。どうやったら日本でも自殺幇助や積極的安楽死の制度を導入できるのかと言うのが、いまいちばん興味のあることです」 ここまでではないのだけれど、私も何かのインプットに刺激されて思考が回って話したいことがあったら、どんなタイミングでも話すから笑。「好きな時に好きなだけ好きな話をしていいんだよ」と言われている相手というのもあるけれど。そういうこともあって、最初から興味を持って読めたのでよかった
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人間関係の構築や継続に困難を覚え、生き辛さを抱える発達障害者の性の問題についてインタビュー形式で自身の体験とも比較しながら書かれた本である。題名通り「ひとつにならない」感覚を持つ人から、そうでない人まで、生きる根本な形で性の問題は現れる。それぞれ多様な形で性の問題を通じて、それぞ...
人間関係の構築や継続に困難を覚え、生き辛さを抱える発達障害者の性の問題についてインタビュー形式で自身の体験とも比較しながら書かれた本である。題名通り「ひとつにならない」感覚を持つ人から、そうでない人まで、生きる根本な形で性の問題は現れる。それぞれ多様な形で性の問題を通じて、それぞれの生き方が語られているという印象。
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自閉スペクトラム症者への、セックスについてのインタビュー集。興味深く読んだが、それぞれのインタビュー対象の人への深掘りがもっと欲しかった。
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