おせん ―和な女―(一) の商品レビュー
やはり、マンガはおもしろい。フランス料理の創作ビストロ店の駆け出しの男 荒井コージ君。美食(ガストロノミー)を目指し神楽坂のレストランのグリル・ド・タマキに修行に出る。食の総合芸術、ガストロノミー。そのシェフは、女優たちにモテまくり、タワマンに住んでいる。人生の指針とする。 とこ...
やはり、マンガはおもしろい。フランス料理の創作ビストロ店の駆け出しの男 荒井コージ君。美食(ガストロノミー)を目指し神楽坂のレストランのグリル・ド・タマキに修行に出る。食の総合芸術、ガストロノミー。そのシェフは、女優たちにモテまくり、タワマンに住んでいる。人生の指針とする。 ところが、先輩の店で偶然会った人 河村先生に、茅葺きの古民家居酒屋の一升庵に連れていただく。 そこで出会った味。素材を活かすということは、シンプルでいい。気取らず、その味を引き出す。 女将で料理人のおせんは和食の持つ、魅力を引き出す。エダマメ、小茄子、ながらみ。平凡な非凡。 おせんは台所のトントンという音が魅力だという。カツオづくし、心づくしなのだ。 そして、季節にあった素朴さ。カツオのたたきと言っても、侮るのではない。出汁卵焼きでなく、卵焼き。荒井コージの彼女は、先輩に寝取られる。コージのつくるパスタなどの美味しい料理もいいけど、毎日食べるなら出汁巻き玉子が食べたくなるのと言われる。 荒井コージは、続けておせんの店に行き、わさびをたっぷりつけて食べ、必死に泣くのだ。 盃で高麗青磁の金継の魅力が。そして、荒井コージは、おせんの弟子になるのだ。 青春だね。料理の本質とは何か?ふーむ。荒井コージくんが、どう成長するのか。2巻以降が楽しみだ。
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本屋で棚を眺めてた時に「おせん」の表紙を発見。「え?なんで旧作が平台に?」と手に取るとなんと新作! 嬉しいよりも驚きが圧倒的に先だった。「おせん」ファンならご存じのように本当に紆余曲折のあった作品なのでなおさらだ。だから帰宅後に読む前に深呼吸したし、妙な緊張感をもって読み進めたの...
本屋で棚を眺めてた時に「おせん」の表紙を発見。「え?なんで旧作が平台に?」と手に取るとなんと新作! 嬉しいよりも驚きが圧倒的に先だった。「おせん」ファンならご存じのように本当に紆余曲折のあった作品なのでなおさらだ。だから帰宅後に読む前に深呼吸したし、妙な緊張感をもって読み進めたのも事実。まあほとんど杞憂に終わってほっとしたけど。一応時系列は前作(まっとうを~)の後の話...なんだろうか。すももちゃんの「おっかさん」呼びが気になるけど。実子なのか? ただ、ちょっときくちセンセも年をとったかなあ。過去作より少しばかり説教くさくなってるのは残念。 他の食系マンガの中では説教くささが少ないところがよいシリーズなのでそこは元に戻してほしいかな。
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