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残照 の商品レビュー

3.7

7件のお客様レビュー

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2023/12/14

なぜござる口調にしてしまったのか。 フビライとチンギスしか知らなかったけど他にもハーンはいたんだよな。

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2023/07/24

好きな作家さんで読んでみました 展開が早くサクサク進んで良かったですが、 いまいち主人公の武将に感情移入出来ませんでした

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2023/03/25

2023.03.25 大好きな先生の著作なので、⭐︎の数はひいきも含み。 それを抜きにしても「郭かん」という武将を通してモンゴル帝国についての叙述という素材の選び方がまずさすがと思う。 そして、「雇われ」の立場である以上は自分の存念はさておいて職務に専念することが必要であるという...

2023.03.25 大好きな先生の著作なので、⭐︎の数はひいきも含み。 それを抜きにしても「郭かん」という武将を通してモンゴル帝国についての叙述という素材の選び方がまずさすがと思う。 そして、「雇われ」の立場である以上は自分の存念はさておいて職務に専念することが必要であるということを学ばされた。 ありがたい一冊。

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2023/03/17

田中芳樹の新作歴史小説だ!と喜び勇んで手にとってみた。 かつて、田中芳樹の著書である中国名将列伝でも取り上げていた、漢人で初めて地中海に到達した武将、郭侃が主人公…なのだが、いまいち、郭侃の魅力が伝わって来ないし、地中海に行きたい!という動機?想い?も伝わってこなかった。 中国史...

田中芳樹の新作歴史小説だ!と喜び勇んで手にとってみた。 かつて、田中芳樹の著書である中国名将列伝でも取り上げていた、漢人で初めて地中海に到達した武将、郭侃が主人公…なのだが、いまいち、郭侃の魅力が伝わって来ないし、地中海に行きたい!という動機?想い?も伝わってこなかった。 中国史ネタでも、紅塵、岳飛伝、風よ万里を翔けよを期待して読むと…ちょっと肩透かしかな? そもそも、郭侃は武将とはいえ、砲兵隊もしくは工兵隊の隊長という感じで武人でもないイメージ。血湧き肉躍る武勇伝がないのはしかたないのかも? 全艦逃げろ!とも言いそうもないし。 ただ、田中芳樹本人が、いつか郭侃を取り上げて本を書きたいと言ってたような気もするので、20年越しくらいで夢がかなってよかったのかな?と辛口な評価になっちゃうね。 そんな1冊。

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2023/03/12

チンギス汗の息子〜孫世代に仕えた漢人の武将の物語。地中海に至る西征の過程がメインのお話しだが、漢人の目を通すことで、客観的にモンゴル帝国が描かれている。後年、モンゴルに戻ってからのお話はもう少しコンパクトでも良かったと思うが、チンギス汗からフビライ汗の合間の流れがある程度わかるの...

チンギス汗の息子〜孫世代に仕えた漢人の武将の物語。地中海に至る西征の過程がメインのお話しだが、漢人の目を通すことで、客観的にモンゴル帝国が描かれている。後年、モンゴルに戻ってからのお話はもう少しコンパクトでも良かったと思うが、チンギス汗からフビライ汗の合間の流れがある程度わかるので、北方謙三氏の「チンギス紀」を読むのにも役立ちそう。

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2023/02/23

中国の歴史小説である。モンゴルのチンギスハーンの死後に歴史がどの様に推移したのか、モンゴル軍の軍師漢人武将の話しはこの一冊では語り尽くせないものがある。現在北方謙三氏のチンギス紀が未だ完結していない。しかし中国という国の約800年前モンゴル民族がどう役割を果たしたが判る一冊だった...

中国の歴史小説である。モンゴルのチンギスハーンの死後に歴史がどの様に推移したのか、モンゴル軍の軍師漢人武将の話しはこの一冊では語り尽くせないものがある。現在北方謙三氏のチンギス紀が未だ完結していない。しかし中国という国の約800年前モンゴル民族がどう役割を果たしたが判る一冊だった。

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2023/01/24

中国史上ただ一人地中海を見た武将がいた。700以上の城を落とし「神人」と称えられた男の名は郭侃。 郭侃のペルシア遠征を語りながら、元初期の政争を辿る物語にもなっています。 タイトルの「残照」は夕日が沈む地中海のことでありながら、南宋滅亡のことでもあり、フビライが建国した帝国に違和...

中国史上ただ一人地中海を見た武将がいた。700以上の城を落とし「神人」と称えられた男の名は郭侃。 郭侃のペルシア遠征を語りながら、元初期の政争を辿る物語にもなっています。 タイトルの「残照」は夕日が沈む地中海のことでありながら、南宋滅亡のことでもあり、フビライが建国した帝国に違和感を感じた郭侃自身の感傷でもあるのでしょうね。 「天竺熱風録」の王玄策に続いて、かつて発行された「中国武将列伝」でラインナップされた武将の中の一人を小説化。 誰も書いてくれないから自分が書くしかないか、というぼやき(照れ隠し)が聞こえてきそうであります。「中国武将列伝」の奥付見ると1996年に初版ですね。 そこから他の作品書きつつですが、30年以上の月日が経っての小説化かあ。これからも、この作業は続けていってほしいです。

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