銀幕に愛をこめて ぼくはゴジラの同期生 の商品レビュー
宝田明、ゴジラ作品も、彼の所属していた東宝の映画もほとんど見たことがなく、「長身、甘いマスクで恰好良い俳優だなあ」くらいのイメージしか持っていなかった。 本書では、満洲からの過酷な引揚体験、ひょんなことから東宝第6期ニューフェースに応募し、合格したこと、デビュー三作目での「...
宝田明、ゴジラ作品も、彼の所属していた東宝の映画もほとんど見たことがなく、「長身、甘いマスクで恰好良い俳優だなあ」くらいのイメージしか持っていなかった。 本書では、満洲からの過酷な引揚体験、ひょんなことから東宝第6期ニューフェースに応募し、合格したこと、デビュー三作目での「ゴジラ」への出演、その後スター街道を驀進し、1957年には年間最高15本の映画に出演したこと、香港との合作映画に出演するなどの国際的活躍、さらにミュージカル舞台への進出など、様々な出来事が振り返られ、多くの名監督との出会いや作品の思い出、往年のスターたちとの共演や親交が語られる。 日本映画が最盛期だった時代の、本当に大スターだったことを改めて知ることができた。ゴジラ第1作から観てみようかな。
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華やかなスクリーンで大活躍したスタアが、ゴジラ誕生の思い出、撮影所の舞台裏、華麗なるミュージカルの世界、そして戦争体験を語る。 文庫化に伴い、再読。できるだけ名画座で、出演作を追いかけている。
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