英国児童文学の舞台を訪ねて の商品レビュー
「コーンウォール」の流れで、こちらも気になり図書館よりお借りしました。 『英国児童文学の舞台を訪ねて』 池田正孝著 「ーまえがきにかえて」で、池田先生が親しい方々に出された、本書出版のはこびを喜ばれる内容が掲載されています。 『世界の児童文学をめぐる旅』の二冊目にあたる本書は、...
「コーンウォール」の流れで、こちらも気になり図書館よりお借りしました。 『英国児童文学の舞台を訪ねて』 池田正孝著 「ーまえがきにかえて」で、池田先生が親しい方々に出された、本書出版のはこびを喜ばれる内容が掲載されています。 『世界の児童文学をめぐる旅』の二冊目にあたる本書は、著者の池田正孝先生が2021年7月に亡くなる直前まで取り組まれていたものが、14作品まとめられています。 東京子ども図書館の名誉理事長だった松岡享子さんからも「池田先生の第二集のこと、なんとしてもきれいな本に仕上げなければと思います。いい本にしましょう。」とメッセージがあったそうですが、残念ながら松岡さんも2022年1月に逝去されています。 あとがきを読むと、この作品作りに携わった人達の想いが伝わってきます。 【もくじ】より。 ・ブリジンガメンの魔法の石 アラン・ガードナー ・銀の枝 ローズマリ・サトクリフ ・オオバンクラブ物語 アーサー・ランサム ・アルバム1『ロビンフットのゆかいな冒険』 ハワード・パイル ・地に消える少年鼓手 ウィリアム・メイン ・サティン入江のなぞ フィリパ・ピアス ・海鳴りの丘 ジル・ペイトン・ウォルシュ ・アルバム2『プークが丘の妖精パック』 ラドヤード・キプリング ・かっこうの木 ジョーン・エイケン ・魔女とふたりのケイト キャサリン・M・ブリックス ・農場にくらして アリソン・アトリー ・アルバム3『ブルターニュに伝わる アーサー王物語』 ・古城の幽霊ボガート スーザン・クーパー ・ヒルクレストの娘たち ルース・エルウィン・ハリス ・『ドリトル先生航海記』との出会い それぞれの舞台を訪れ、物語の解説がわかりやすく美しい写真とともに掲載されています。 (「海鳴りの丘」は、コーンウォール地方のセント・アイヴスに建つゴールデングローブ荘が舞台です。また、作者のジル・ペイトン・ウォルシュは、 「ウィンダム図書館の奇妙な事件」の著者でもあります。) この本を読んで、まだ知らないイギリスの児童文学がたくさんありました。「古城の幽霊ボガート」が気になります、、、。
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元中央大学教授の著者が、生前東京子ども図書館でたびたび開催していたイギリスの児童文学を訪ねるスライド上映会。その資料をまとめた本の2冊目。 王道の英国児童文学ばかり、久しぶりに読み返してみたくなった。
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イギリスの児童文学の舞台を実際に訪ねて、物語と同じ道を通ったり、出てきた建物を見つけたり、登場人物が見たであろう景色を探す。説明文を読むと、この本を片手にその児童文学が読みたくなるような一冊。紹介されている本を探して読んでみたい。
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ファンタジー系が多くて、未読ばかりでちょっと実感薄し。 現地の簡単が地図があれば、Gmapで探訪できるのにと。
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