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深読みしたい人のための 超訳 歴史書図鑑 の商品レビュー

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5件のお客様レビュー

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2024/08/18

日本史や古典、日頃の生活で耳にする定番作品から、少しマイナーな作品まで書かれた経緯や、その作品の特徴など詳しく解説している本。 マイナーな史料でも一般的な歴史観のベースとなっていたり、非常に歴史的価値の高いものであったり、何だか読みたくなってきました。 作品ごとの解説や説明も...

日本史や古典、日頃の生活で耳にする定番作品から、少しマイナーな作品まで書かれた経緯や、その作品の特徴など詳しく解説している本。 マイナーな史料でも一般的な歴史観のベースとなっていたり、非常に歴史的価値の高いものであったり、何だか読みたくなってきました。 作品ごとの解説や説明もさることながら、著者の伊藤先生によるひと言メモやコラムもユーモアがあり、興味深い。

Posted byブクログ

2024/02/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

○手元に置いておきたい1冊!!!年代順に並び、かつ概要やポイントがまとめられている ○知らなかった、心の読みたいリストに載せた史料も ○文学史としてだけではなく、歴史を眺め方、コツがほんのりと ○偽書…信じてたのに…というタイトルがいくつか ○イザベラの紀行文、私が読んだのは関西をはしょってる方だった…完訳を読もう ●はじめに 日本の「史料」を大枠で「歴史書」と考える 本書の読み方 作…作者、編纂した人物 年…成立した年代 数…構成冊数 分…分野・ジャンル 概要…いつ、誰が書いたのかなど 背景…書かれた理由 注目…押さえておきたい内容 影響…世の中に与えたインパクト 1:奈良時代から平安時代まで  『古事記』8世紀に成立した日本最古の国史 →『日本紀略』六国史の抜粋で構成された平安時代の歴史書 ※偽りの歴史書①  「記紀」よりも古い史書?  『先代旧事本紀』←平安時代初期に書かれたもの  『竹内文書』『東日流外三郡誌』←完全な偽書 2:鎌倉時代から室町時代まで   『平家物語』武家の名門の争いを書いた軍記物語の最高傑作 →『大乗院寺社雑事紀・大乗院日記目録』興福寺の有力院家に伝わる中世史研究の基本史料 ※偽りの歴史書②  戦国大名や幕末の志士の虚構  『甲陽軍鑑』…成立過程が曖昧  『江源武鑑』…沢田源内・作、偽書  『船中八策』…龍馬伝記の創作 3:安土桃山時代から明治時代まで  『日本史』イエズス会宣教師が見聞きした戦国期の日本が描かれた書 →『日本奥地紀行』イギリス人女性による明治初期の日本を描いた紀行文

Posted byブクログ

2023/09/19

作者、成立年代、冊数点数、内容分類をはじめに記載。成立背景、影響、概要、注目点に加え、伊藤氏のひとくちメモがついて身近に感じる。初めて見る題名もあった。 メモ 奈良~平安 古事記、日本書紀、風土記、正倉院文書、万葉集、竹取物語、伊勢物語、新撰姓氏録(しんせんしょうじろく)、古今...

作者、成立年代、冊数点数、内容分類をはじめに記載。成立背景、影響、概要、注目点に加え、伊藤氏のひとくちメモがついて身近に感じる。初めて見る題名もあった。 メモ 奈良~平安 古事記、日本書紀、風土記、正倉院文書、万葉集、竹取物語、伊勢物語、新撰姓氏録(しんせんしょうじろく)、古今和歌集、寛平御遺誡(かんぴょうのごゆいかい)、和妙類聚抄、枕草子、源氏物語、往生要集、中右記、大鏡、今昔物語集、日本紀略 鎌倉~室町 平家物語、愚管抄、方丈記、新古今和歌集、元亨釈書、吾妻鑑、百錬抄、東方見聞録、徒然草、建武記、神皇正統記、太平記、梅松論、看聞御記(かんもんぎょき)、善隣国宝記、菅浦文書、応仁記、節用集、大乗院寺寺社雑事記・大乗院日記目録 安土桃山~明治 日本史、信長公記(しんちょうこうき)、甲陽軍鑑、多聞院日記、三河物語、慶長遣欧使節関連資料、本町通鑑、葉隠、聖教要録、東寺百合文書、農業全書、塵劫記・発微算法、読史余論、古事記伝、都鄙問答、自然真営道、日本外史、北越雪譜、経世論の書物群(大学或問、政談、経済録拾遺、稽古談、経世秘策、経済要録)、菅江真澄遊覧気、日本幽囚記、日本・日本動物誌・日本植物誌、尊王論の著作群(柳子新論、新論、弘道館記述義)、徳川実紀、日本遠征記、大君の都、大日本史、徳川十五代史、日本奥地紀行 2023.1.5第1刷 図書館

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2023/08/02

<目次> 第1章  奈良時代から平安時代まで 第2章  鎌倉時代から室町時代まで 第3章  安土桃山時代から明治時代まで <内容> 日本史の文化史を教えるに当たって、各文献をちゃんと読めばいいのだが、そんな時間も読解能力(古典の)もないので、こうした「超訳」にすがることになる。...

<目次> 第1章  奈良時代から平安時代まで 第2章  鎌倉時代から室町時代まで 第3章  安土桃山時代から明治時代まで <内容> 日本史の文化史を教えるに当たって、各文献をちゃんと読めばいいのだが、そんな時間も読解能力(古典の)もないので、こうした「超訳」にすがることになる。著者は予備校の講師として定評があるので(発言はともかく)、信じられるものだろう。いくつか新しい知見があった。出来れば明治・大正時代編あたりも出してほしい。

Posted byブクログ

2023/02/21

本書で紹介された本のうち、読んだことの無い物が多いため、紹介の仕方の評価です。正しいとかの評価は一切ありません。 かなりいいです。 平易な言葉で難解であろう本の説明が簡潔にされています。 源氏物語が世界最古の長編小説ではないと明記するなど、誤った知識を与えない気遣いなど、日本史を...

本書で紹介された本のうち、読んだことの無い物が多いため、紹介の仕方の評価です。正しいとかの評価は一切ありません。 かなりいいです。 平易な言葉で難解であろう本の説明が簡潔にされています。 源氏物語が世界最古の長編小説ではないと明記するなど、誤った知識を与えない気遣いなど、日本史を学び直したい方にお勧めしたく思います。

Posted byブクログ