大学教授がマッチングアプリに挑戦してみたら、経営学から経済学、マーケティングまで学べた件について。 の商品レビュー
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前書「婚活戦略 - 商品化する男女と市場の力学」も読みました。 https://booklog.jp/edit/1/4502400912 前書に比べると、とても読みやすい小説仕立てになっています。 また、主人公が35才で婚活を始めるという設定なので、さほど悲壮感もないです。 婚活アプリに絞って、戦略を練っているので、ブレないかな。 ニーズの設定の仕方など、絞り込み方が上手くいくのかと思わせました。でも、これ、フィクションですよね? 最期に、結婚を前提に交際を申し込んだ女性からの返事…他にも2人候補がいて、年収5000万円で高齢、年下の資格勉強中で、迷う…正直に話し過ぎて、醒める…。 女性がアホ。 客観的にみて、山口さんが最適。結婚がしたいんですよね? 私だったら、山口さんと交際を決めて、他の2人に、本気交際を申し込まれたと伝え、反応見るかな。 何かを決めて、やってみないと進まない。きっとこの女性、結婚できない人じゃないかな。 婚活アプリの弊害でしょうね。条件でもっといい人がいるかも?と思う…。 以前、マツコの知らない世界で、出会い系アプリの世界を紹介していた女子がいました。 https://tokyo-cafeblog.com/matsukonoshiranaisekai-matchingapp/ 画像の撮り方、プロフィールの書き方などのテクニックを教えて稼いでいるのかな。悪いことではないですが、マツコも言っていました。 「もっと良いのが出てくるとか思うでしょう?」と。 「そうなんです!」と。 前書は、43才で婚活を始めたので、年齢的に遅い印象を受けますし、リアル感があり可哀そう…と思ってしまいました。前書は、アプリも、結婚相談所も利用していたので、参考にはなるけれど…やっぱりダメじゃんになっているような…。
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アプリのことも経営学とか行動経済学こと、新しい知識を知れた。 アンカリング、ナッジ、サンクコストetc...
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35歳の大学准教授がマッチングアプリを使って婚活をしてみる話。せっかくだから経済、経営学に基づいて考えてみたもの。 出会いを求めてマッチングアプリを初めてやってみる人への指南書にはなるかもしれないが、筆者の目的が少しブレている気がした。 サンクコストが上がれば上がるほど、もっと良...
35歳の大学准教授がマッチングアプリを使って婚活をしてみる話。せっかくだから経済、経営学に基づいて考えてみたもの。 出会いを求めてマッチングアプリを初めてやってみる人への指南書にはなるかもしれないが、筆者の目的が少しブレている気がした。 サンクコストが上がれば上がるほど、もっと良い人を探して抜けられなくなってしまうんだろうなと思った。
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ちょっと期待が高すぎたかも。経営理論の説明を長くしないようにしていることで、腑に落ちずに進んでしまうところがある
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恋愛経験乏しい男がマーケティングやら頭でっかちな理論を振りかざして、マッチングアプリに突撃。その結果、モテなくなる沼にはまり込むという悲しい結果でした。 先生!5回目もデートした相手にすら、振り向かれないって、どれだけ恋愛ベタなんですか…。先生に必要なのは知識ではなく、恋愛経験ですよ…。 年収800万、趣味はダイビングと高スペックを「アピールするより、素直に筋トレ好き。学生からは「話すゴリラ」と、呼ばれています笑 とかユーモア交えた方が好かれそうなのにと思ってしまった。 市場価値についての知識を学ぶより、相手を喜ばせたり、楽しませる話のコツを学んだ方がタメになります。
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作者が母校の准教授ということで拝読。 私は経営学を学んだことはないですし、いい年なのでマッチングアプリも使ったことはありませんが、読み物としてはまあまあ楽しめました。
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戦略というものが、目標を達することだけではなく、もっと広義(戦術のための戦略)の意味として捉えるのであれば、読みやすくで面白い。前巻よりも随分ブラッシュアップされていた。様々な経営理論を現実に当てはめるという点では分かりやすいし、大学の講義等でも利用できるのではないかと思う。
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アイデアが面白い 多少日本語として怪しい箇所や事実誤認と思われる箇所はある(お見合い結婚関連) しかし経営学・行動経済学への入口の入口にはなりうる本であり、役立ったと感じる そして、自分はマッチングアプリには近付くべきでないと再認識した
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4P分析=プロダクト、プライス、プレイス、プロモーション。 4C分析=カスタマーバリュー、カスタマーコスト、カスタマーコンビニエンス、コミュニケーション 女性に人気なのは、スポーツ運動、ドライブ、グルメ食べ歩き、旅行、の4つ。 STP分析=セグメント化、ターゲット選定、ポジショ...
4P分析=プロダクト、プライス、プレイス、プロモーション。 4C分析=カスタマーバリュー、カスタマーコスト、カスタマーコンビニエンス、コミュニケーション 女性に人気なのは、スポーツ運動、ドライブ、グルメ食べ歩き、旅行、の4つ。 STP分析=セグメント化、ターゲット選定、ポジショニング。=属性を分けて相手を定めて、どのような立ち位置で接するか。 キャズム理論=イノベーター、アーリーアダプター、アーリーマジョリティ、レイトマジョリティ、ラガード。 市場の細分化から見ると、中間層を狙うのは優位性があるとは限らない。ニッチな市場に対して優位性がある場合もある。 過去の恋愛経験がある程度多いと結婚の可能性が高まる。多すぎるとダメ。ピークは男性5.6人、女性8.2人。 未婚者には恋愛未経験が多い。男性より女性のほうが交際人数が多い。
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婚活とは、異性にとって価値のある自らの情報を、創造・伝達・交換から勝ちを発生させ、異性に配偶者として選んでもらう活動。 →自分自身を製品化し、その価値を流通に乗せて女性に届け、認知度が上がるようにPRしていくプロセスが必要。(俗に言う4P分析をきちんとする。) STP分析(セグ...
婚活とは、異性にとって価値のある自らの情報を、創造・伝達・交換から勝ちを発生させ、異性に配偶者として選んでもらう活動。 →自分自身を製品化し、その価値を流通に乗せて女性に届け、認知度が上がるようにPRしていくプロセスが必要。(俗に言う4P分析をきちんとする。) STP分析(セグメント、ターゲット、ポジショニング) ・セグメント→顧客のニーズを細分化する事 年収、年齢、趣味、学歴など、、、ここで重要なことは顧客のニーズを把握した上で、セグメントする事 ・ターゲット→セグメントした中で、自分が得意とするセグメントを選択する事、この時重要なことが、自分が得意という自分軸と、セグメントの成長性や市場規模を考慮する軸で考える事が大切。 イノベーター理論 →イノベーター2.5%、アーリーアダプター17.5%、ここには大きなキャズム(溝)がある。アーリーマジョリティ34%、レイトマジョリティ34%、ラガード16% ニッチなところを攻める理由 マッチングアプリで言うところの、人気のないセグメントといえば、バツ1とか大学院卒とかその辺の女性。 一方で男性が求める女性というのは、未婚、若いとかそれなりの女性を、求める。売り手と買い手のミスマッチが起こっている。では敢えてニッチなバツアリなどの女性をターゲットに自分をブランディングすると、競合が少ない=モテる可能性が高い。 行動経済学の前提は、限りなく低コストで高い利潤が得られるように行動するという前提を否定。 プロスペクト理論 →人々が利益や損失に対する期待や予期が、投資をはじめとした意思決定行動の偏りを生み出す事。 退職金20%増加など 人は必ずしも合理的な行動を取れないこともある。 カーネマンの「損失回避性」 ①100万円貰える ②1/2で200万円貰える。1/2で1円も貰えない。 損失の場合も同じ。 合理的な判断をするのであれば、①を選択するべきではあるが、人間はある局面において合理的な判断をできなくなる。②を、選択することになる。 アンカリング効果(アンカーとは錨のこと) 最初の数字に依存して、それ以降の数字の感覚が狂ってしまうこと。最初数字に拘束されてしまうこと。 スーパーの例など ナッジ効果 →人々を知らず知らずのうちに誘導すること。 コンビニのレジの足元にシールを引いて並んでもらうなど。 マイケルポーターの基本戦略3つ ①コストリーダーシップ戦略(薄利多売) 積極的な設備投資や販売促進を行うとともに、徹底的にコストカットを目指す。 ②差別化戦略 競合他社にはない勝ちを提供していくことで、コストリーダーシップを実行する企業との競争を避ける。 ③将来性や市場規模などを踏まえて、特定の地域やセグメントに経営資源を集中させる戦略。 同型化戦略 →先行して成功している企業の戦略をそっくり模倣する事が、実は最も成功確率の高い戦略ということ。 新奇性の脆弱さ →革新的すぎる製品は消費者にとって買っていさ良いものなのか?という判断がつかなくなる 既存の製品やサービスとの関連性が低いため、わざわざその製品やサービスを買う根拠が消費者には見当たらなくなる事。
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