ゼロから分かる!ジャズ入門 の商品レビュー
“ジャズ・ミュージシャンにとって楽曲は、「自己表現のための素材」” ベースは四分音符で歩き続けて ドラムは絶え間ないフォワードモーション ペットとサックスは持論を展開し続ける 素材に選んだ楽曲を バンドは次の小節へ、次の小節へと急きたてる そんなジャズを聴く カウントをとら...
“ジャズ・ミュージシャンにとって楽曲は、「自己表現のための素材」” ベースは四分音符で歩き続けて ドラムは絶え間ないフォワードモーション ペットとサックスは持論を展開し続ける 素材に選んだ楽曲を バンドは次の小節へ、次の小節へと急きたてる そんなジャズを聴く カウントをとらなくても ちゃんといつも呼吸していて ちゃんといつも脈打っているこの体で まだジャズを聴く ヘッドホンを外すと あのね、と話す君のリズムが聴こえる
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ゼロからわかる入門書というから、初心者にジャズの魅力を伝えて、こっちの世界においでよ、一緒に楽しもうよ、という本だと思っていた。 きっとそうなんだろうが、初心者という設定を見誤っていたようだ。 ある程度音楽と付き合ってきて、その中でジャズというジャンルに興味が出て来たな、何人か...
ゼロからわかる入門書というから、初心者にジャズの魅力を伝えて、こっちの世界においでよ、一緒に楽しもうよ、という本だと思っていた。 きっとそうなんだろうが、初心者という設定を見誤っていたようだ。 ある程度音楽と付き合ってきて、その中でジャズというジャンルに興味が出て来たな、何人かジャズ奏者の音楽も聞いたし、ちょっとここに長居してみよう。 そういう人向けの本だったのだろう。 軍歌以外興味のなかった親父が、そういやグレンミラーだけは好きだったなと思い出し、ちょっと見たとのあるジャズ演奏でも、なんであんなアドリブみたいな演奏が破綻しないんだろう、程度の興味で手に取った人は、対象外。 思い切って初めて参加した趣味のサークルで、一緒に行った友達が話盛り上がってる一方で、声もかけられず、何言ってるかもわからず、じゃこれから飲みに行きますかと言われても、いや今日は予定があるのでと、楽しそうな友達に、エーなんで、と言われながら帰っていく。 そんな感じだった。歓迎されてねー。 いきなりマニアなおっさん二人が、ジャズなとか、ジャジーとか専門用語で盛り上がる対談から始まって、ジャズの歴史とか、有名な奏者とかずら―っと並んで、いいから日本語で説明してくれよ、どこで話が分かるんだよ、と思ったまま終わる。 ただ何となく、ジャズとは、ジャズを聴いている人がこれがジャズだと思えばジャズらしいってことは判った。
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チャーリー•パーカーがビバップを生み出した。 サイドマンだったマイルス•デイヴィスは『九重奏団』を結成。その後のシーンに長く影響を与えた。 そこから派生してウエストコーストジャズ、モード、ハードバップなどのジャンルが生まれた。 Spotifyプレイリストでたくさん聴いてみよ〜
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JAZZとは、どういう音楽なの?、これからJAZZを聴いてみたいけど、何から聴けば良いのか分からないetc というなら、まずこの本を読んでみて!ホント、JAZZのガイドブックでは、おすすめの一冊です。21世紀のJAZZにもページを割いています。
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サンヤツ広告でたまたま見つけた本。ジャズのそもそもから、歴史、スタイル、先駆者、スタンダード曲、現代のジャズ、ジャズ喫茶やライブハウスなどを詳しく紹介され、専門家だけわかりやすく解説。まさに入門書として打ってつけ。本書で紹介されているものを徐々に聴いている。
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入門書としては、 このくらいポップなほうが良いと思う。 でも、ちょっと時代が飛びすぎかな。 現代ものに寄り過ぎている気がする。 このへんのバランスは難しいですね。 でも、おおいに勉強になりました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
■きっかけ 趣味のウクレレでジャズ曲(Isn't She Lovely)に挑戦したときに、色んな角度でジャズを理解して演奏に活かしたいと思い、本書を手に取った。 ■結果 演奏に活かせるかはわからなかったけど、ジャズのスタイルや思想に親しむ事ができたので満足だ。 目的と得られた結果が違うのは大いに歓迎。回り道最高! ■詳細 ジャズのスタイルの章では具体的な曲とリリースの背景を学べて良かった。章ごとにSpotifyのプレイリストが作られているのが本書の特徴の1つだと思う。このおかげで、頭でっかちになりすぎず実際の演奏を聴いてイメージを感じることができた。 最も印象に残ったのは、【ジャズは「人を聴く」音楽である】という言葉だ。 ルイ・アームストロングの活動は【ジャズは自分の音を出してもいい音楽だ】という道筋を示したそうだ。僕はこの言葉を「ジャズでは演奏するプレーヤーの存在自体が肯定される」という解釈をした。プレーヤーは演奏することで我ここにありと主張できる。苦しい環境にある人々にとってジャズは生きることを肯定してくれる希望だったに違いない。きっと今でもジャズプレーヤーは、演奏を通じて自己表現し、自分を実感しているのだ。そんなジャズのこと僕は好きになりそうだ。
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タイトル通りジャズ入門だが、聴き慣れた人でも楽しめる。 「21世紀のジャズとジャズメン10」に峽間美帆氏が挙げられているのが興味深い。
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