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決定版 戦略プロフェッショナル 戦略独創経営を拓く の商品レビュー

4.4

15件のお客様レビュー

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2025/01/24

とにかく主人公の黒岩(=三枝さん)が有能。同じ社会人・サラリーマンとして大いに刺激を受けられる。 これまで研修や勉強会で戦略フレームワークは何度か学んだが、ここまで実践に即しながら学べる教材はなかなかない。実業務で使ってこそのフレームワークなんだと再認識した。 特に、セグメンテー...

とにかく主人公の黒岩(=三枝さん)が有能。同じ社会人・サラリーマンとして大いに刺激を受けられる。 これまで研修や勉強会で戦略フレームワークは何度か学んだが、ここまで実践に即しながら学べる教材はなかなかない。実業務で使ってこそのフレームワークなんだと再認識した。 特に、セグメンテーションで顧客のターゲティングが明確になっていくプロセスは、実に鮮やかで見事だと感じた。 戦略は誰でも理解できるようなシンプルであること、絞りを効かせること、それを全社に落とし込んでいくこと、どれも非常に勉強になった。

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2024/07/29

この本は非常に実践的で分かりやすい内容だと思う。 触れ込みとしては、著者が実際に取り組んできた不振事業の再生に関する実践的な手法と経験をまとめたものとして、改革モデルを創造し、独自の戦略を生み出した軌跡が詳細に記されるというもの。小説仕立てで、若い頃から経営者を志し、戦略コンサ...

この本は非常に実践的で分かりやすい内容だと思う。 触れ込みとしては、著者が実際に取り組んできた不振事業の再生に関する実践的な手法と経験をまとめたものとして、改革モデルを創造し、独自の戦略を生み出した軌跡が詳細に記されるというもの。小説仕立てで、若い頃から経営者を志し、戦略コンサルタントとしての挑戦や国際レベルの人材を目指す過程が描かれる。 ただ、既に事業の立て直しや創業、コンサル系なので実践している人にとっては、そもそも認識しているべきセオリーだという気もする。よく言えば実践的で的を射ているのだが、悪く言えば、目新しい事はない。それほどまでに、基本に忠実であることが、有効な戦略なのだとも言える。問題はユニークな状況での個別対応に宿るのかもしれない。 とは言いながら、関心のある分野で一点学びがあった。価格のセンシティビティ分析、価格感応性分析について。値付けの妥当性、適正価格についてどのように判断すべきかというのは、多様な考え方があるので悩みどころ。コストアプローチかマーケットアプローチかという所だが、後者で競合価格も気にして設定するのが通常だと思う。セオリーを知らなくても感覚的にできてしまう分野に対し、ある程度は参考にできそうなセオリーがあるという事を知ったという意味で、収穫だった。

Posted byブクログ

2024/05/26

ビジネス版半沢直樹。経営状況が芳しくない企業の再生が描かれているが、再生に用いられるフレームワークや組織の動かし方などか非常に参考になる。組織を束ねる立場の方にはおすすめの一冊

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2024/03/16

昔の文庫版読んだ 企業の復活に必要なこと、経営コンサルに必要なことがストーリーを通じて学べる アツい話

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2024/01/15

一経営者の伝記でもあり、戦略論を学べるケースでもあり、稀有な一冊。 フレームワークの使い方など実践的な気づきもあったが、戦略を立案してそれを組織に根付かせる経営者の重責が垣間見えたのがよかった。

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2023/12/17

経営は論理と気合。 BCGグループの国内採用第1号コンサルタントの著者をモデルとした、黒岩莞太が主人公の経営物語。 中盤では組織と経営の関係を痛感する局面がやってくる。ダイナミックなストーリー展開が面白い。 経営者がどのように介入していくか、社員を巻き込んでいくかという点、見所の...

経営は論理と気合。 BCGグループの国内採用第1号コンサルタントの著者をモデルとした、黒岩莞太が主人公の経営物語。 中盤では組織と経営の関係を痛感する局面がやってくる。ダイナミックなストーリー展開が面白い。 経営者がどのように介入していくか、社員を巻き込んでいくかという点、見所のひとつである。 【良い戦略】 良い戦略は、シンプル。 お父さんが夕食を食べながら子供に説明しても分かってもらえるくらいシンプル。 社員が「これならできる」と思うレベルまで細分化されていること。 絞りとは捨てること。 【戦略は実行とモニタリング】 アルファベットによる営業進捗管理、事業部に共通言語を創るという情報革命はとても魅力的。 戦略は実行ありき。実行は管理ありき。 仕組みがないと、頑張ってる、の進捗しか聞けないだろう。 管理の仕組みをシンプルであることが鉄則。 【戦略と組織】 黒岩氏の最大の学びは、戦略と組織の密接な関係。 事業改革の2軸である。 どちらが欠けても改革は成し得ない。 経営は生き物。戦略(論理)と組織(気合)の両輪を磨くことが、彼が辿り着いた経営の普遍の原則。

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2023/11/29

事業再生プロフェッショナルの要諦が、わかりやすい文体で書かれており頭にすーっと入りやすかった。時に辛辣な言葉でリーダー、経営者に必要な覚悟を感じ、論理性と情熱を2軸に、座学にてしっかりと戦略フレームワークを学ぶ事とリアルではシンプルな戦略、目標の達成にとことんこだわる実行力が大事...

事業再生プロフェッショナルの要諦が、わかりやすい文体で書かれており頭にすーっと入りやすかった。時に辛辣な言葉でリーダー、経営者に必要な覚悟を感じ、論理性と情熱を2軸に、座学にてしっかりと戦略フレームワークを学ぶ事とリアルではシンプルな戦略、目標の達成にとことんこだわる実行力が大事なんだと学んだ。

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2023/11/05

戦略設計から実行までのプロセスとフレームワークが、事実かつ物語の形式で語られるから、イメージを持ちやすくわかりやすい。 ジャンルは違えど、自分の関わるサービスでも事業戦略の立て直しの参考にできる部分が多かった。 この本の場合、著者自身の人生と、今に至るまでの経験やマインド形成に...

戦略設計から実行までのプロセスとフレームワークが、事実かつ物語の形式で語られるから、イメージを持ちやすくわかりやすい。 ジャンルは違えど、自分の関わるサービスでも事業戦略の立て直しの参考にできる部分が多かった。 この本の場合、著者自身の人生と、今に至るまでの経験やマインド形成についても多くの紙幅を使っているが、年齢的にやや焦りを感じるプロフェッショナルさ。 後追いながらに、自分も少し頑張ってみようか、みたいな気持ちにもさせてもらえるはず。

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2023/09/07

コンサルタントとしての価値は持っているフレームワークの数で決まる。実際のコンサルタントの仕事の仕方を身近に感じながら学べる

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2023/09/04

・日本人でBCGの黎明期に参画した人の伝記。結局大成する人、結果を残す人はリスクを取っている。覚悟が違う。「たとえ失敗してもその時は惨めな思いをするが、 実は同時にも学びを得ており、それが後の人生で役立つ可能性が高い。」「勝負を続けている者になりたい。」「平日夜も週末も働き続けた...

・日本人でBCGの黎明期に参画した人の伝記。結局大成する人、結果を残す人はリスクを取っている。覚悟が違う。「たとえ失敗してもその時は惨めな思いをするが、 実は同時にも学びを得ており、それが後の人生で役立つ可能性が高い。」「勝負を続けている者になりたい。」「平日夜も週末も働き続けた」 ・朝から夜まで一日中、一年365日、時間を見つけては自分を英語漬けにした。 ・どんなにつまらない仕事でも一生懸命やる、手抜きしない。上司から求められたものには必ず100%で返した。出来れば120%で返した。この20%の差がアマかプロの差。 ・コンサルは高い⇒内部で専門の戦略ブレーン(経営直轄)を置くと、社内でその部署が自己主張を始める。理屈も口も達者な人たちに、他の幹部や現場の長(=部長)は勝てない。そうなれば、事業部は戦略を実行する者という役割に成り下がる。 ・粗利益が低いのは、単にコストに比べて高い価格を付けられないから。競争の中で顧客が認めてくれる商品価値がそれだけであるということ。 ・自社の説明をするときには、業績⇒市場の規模・成長率⇒競合⇒当社の強みの順。 ・その気になってみれば、情報は目の前にたくさんあるもの。それに意味をつけて発信してくれるやつがいるかどうか。 ・改革者に対して、幹部たちの素直さは変革の成否を分ける。幹部たちが政治性を発揮した際に、改革者も政治性で対抗してはいけない。あくまで頼りにするのは論理の力。 ・まなぬるい会社に共通しているのは、社員のエネルギーが内向していること。客と競合に対する意識が薄い。 ・その事業の良し悪しは競合と比べてどうか。社内だけみて良いからではなく、いくらダメでも競合よりはましではあれば、勝っている。 ・成長戦略のポイントは絞りと集中。どんな小さな市場セグメントでもいいから、#1になること。集中するためには、組織に無理を強いる、不安を感じさせることもある。そのためにはリーダーあある程度の強引さを感じさせる必要ある。社内の大勢が初めから安らかに受け入れる戦略はダメ。誰もやったことない戦略をやるのだから、リスクはつきもの。夜はグーっと寝れるくらいキモが座っている必要あり。 ・価格戦略として、原価に一定%を上乗せして自動的に価格を決めるのはコストプラス方式は、それが対競合戦略として有効かを考えない非戦略的手法。 ・将来経営人材を目指すなら、なるべく早く人の上に立つ経験を始めた方が良い。 ・事業戦略は実行できなければ意味がない。なので、事業戦略はその組織能力に見合ったものでなければならない。

Posted byブクログ