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黒い海 船は突然、深海へ消えた の商品レビュー

4.3

72件のお客様レビュー

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2024/11/12

読み始めたが、辛くなりそうなのでもう読めない。 後ろの方をペラっとめくったページがちょうど、ああそうなのかーっていう………。

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2024/10/26

2008年大型漁船が犬吠埼沖で突然の沈没事故。助かったのは3人だけ。知らなかった。 海上保安庁、国土交通省は助けてくれるものと思っていた。 事故の被害にあって亡くなった漁労長は書類送検され濡れ衣を着せられて不起訴処分になった。亡くなった悲しみに加えて、原因も特定されないまま被疑者...

2008年大型漁船が犬吠埼沖で突然の沈没事故。助かったのは3人だけ。知らなかった。 海上保安庁、国土交通省は助けてくれるものと思っていた。 事故の被害にあって亡くなった漁労長は書類送検され濡れ衣を着せられて不起訴処分になった。亡くなった悲しみに加えて、原因も特定されないまま被疑者にされて、遺族の怒りと悲しみを思う。 小説かと思って読み始めたが、ドキュメンタリーだった。報道特集のようなイメージだった。ジャーナリストは真実に辿り着くことが使命だからそれで良いのだが、真実を明らかにしたいという社会的な正義感が前面に出過ぎていて物語としては物足りなさを感じた。

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2024/10/19

船の沈没で17人が犠牲になった 国の調査機関は事故で片づけたが さまざまなことが生存者の証言とは異なり 信用できず調査に乗り出すが・・・ 読み終えましたが、実際真実はどうなのか? 今からでも深海に沈む船の調査ができないものだろうか? 国の調査機関もなぜ? 2023年にいろんな賞...

船の沈没で17人が犠牲になった 国の調査機関は事故で片づけたが さまざまなことが生存者の証言とは異なり 信用できず調査に乗り出すが・・・ 読み終えましたが、実際真実はどうなのか? 今からでも深海に沈む船の調査ができないものだろうか? 国の調査機関もなぜ? 2023年にいろんな賞を受賞した作品なんですね でもやっぱり真実までたどり着いてほしかったなと 思います 外国の潜水艦だとしたらそれも難しいのかもというのも わかりましたけどね

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2024/09/29

ラジオで紹介され無性に読みたくなり、図書館で予約し待つこと4ヵ月。 生存者の証言を聞くと、船のどの場所 に居たかによって生死が分かれている。 亡くなった人はどれだけ恐ろしく苦しく無念だっただろうか。 潜水艦は軍事最高機密ということも知ったし、原因解明は相当困難な事も知った。 沈没...

ラジオで紹介され無性に読みたくなり、図書館で予約し待つこと4ヵ月。 生存者の証言を聞くと、船のどの場所 に居たかによって生死が分かれている。 亡くなった人はどれだけ恐ろしく苦しく無念だっただろうか。 潜水艦は軍事最高機密ということも知ったし、原因解明は相当困難な事も知った。 沈没した船を引き上げれなくても、潜水して写真だけでも撮影できたらと思う

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2024/09/09

2008年、千葉県、犬吠埼で「パラ泊」中の第58寿和丸は、突如として沈没し3名の生存者を残し17名の犠牲者をだした。 今だに「真実」は謎である。 当時、新聞やTVでは事故のことを知ってはいたが、これが事件とはわからなかった。 著者による何人もの関係者の声を聞いての取材は、とても...

2008年、千葉県、犬吠埼で「パラ泊」中の第58寿和丸は、突如として沈没し3名の生存者を残し17名の犠牲者をだした。 今だに「真実」は謎である。 当時、新聞やTVでは事故のことを知ってはいたが、これが事件とはわからなかった。 著者による何人もの関係者の声を聞いての取材は、とても丁寧でわかりやすかった。 真相を解明しようと、生存者の証言、運輸安全委員会の事故調査報告書の矛盾、過去の潜水艦事故など詳しく書かれている。 だか何も解決はしていないのである。 「漁船の単独事故」だからと片づけられていた。 記憶にないことだとか、守秘義務があるから答えられないとか、挙げ句の果てに改竄された証言記録で蓋をしてしまっている。 このような謎の事故が、過去にも世界各地でかなりの件数起きていたことに驚いた。 だが、すべてうやむやで無理矢理片づけられている感がする。

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2024/09/04

ノンフィクションだが、1つずつ周辺の証拠を固めながら、徐々に真実に迫っていく様は、まるでミステリー小説のようで、一気に読み進めた。 軍事機密の壁の中で、闇から闇に葬り去られている潜水艦と民間船舶との衝突事故は実際に起きているのだと思う。 原因究明と再発防止が目的のための運輸安全委...

ノンフィクションだが、1つずつ周辺の証拠を固めながら、徐々に真実に迫っていく様は、まるでミステリー小説のようで、一気に読み進めた。 軍事機密の壁の中で、闇から闇に葬り去られている潜水艦と民間船舶との衝突事故は実際に起きているのだと思う。 原因究明と再発防止が目的のための運輸安全委員会の調査が、自分たちが作ったストーリーに沿った答えありきの杜撰な調査を行なっている実態に衝撃。船舶会社社長の「何なんだこの国は」という嘆きが印象的。

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2024/08/28

沈みようがない状況で船が突然沈み、17人が亡くなった事故。申し訳ないが、全く知らなかった。漁船に対する扱いも低さ、原因究明のための調査もしてもらえない、生存者の報告は全く無視した事故報告書、そして見えてきた潜水艦の影。潜水艦が当て逃げする事故のなんと多いことか。本書を読んで潜水艦...

沈みようがない状況で船が突然沈み、17人が亡くなった事故。申し訳ないが、全く知らなかった。漁船に対する扱いも低さ、原因究明のための調査もしてもらえない、生存者の報告は全く無視した事故報告書、そして見えてきた潜水艦の影。潜水艦が当て逃げする事故のなんと多いことか。本書を読んで潜水艦にも興味が沸いた。壁は高いが声を上げ続けることで見えてくることもある。著者の熱意には頭が下がります。

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2024/08/01

配架場所・貸出状況はこちらからご確認ください。 https://www.cku.ac.jp/CARIN/CARINOPACLINK.HTM?AL=01429612

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2024/07/17

ジャーナリストの意地が非常に良く伝わってきた。この事件は私自身記憶になかったが、国家組織が相手となると、声がかき消されてしまいがちな一市民の事件を埋もれさせないためにも、意義のある作品であると思う。追求途中で本作品終了という形をとっているが、真実が明らかになるまで最後までやり遂げ...

ジャーナリストの意地が非常に良く伝わってきた。この事件は私自身記憶になかったが、国家組織が相手となると、声がかき消されてしまいがちな一市民の事件を埋もれさせないためにも、意義のある作品であると思う。追求途中で本作品終了という形をとっているが、真実が明らかになるまで最後までやり遂げ、あらためて作品に表して欲しいと思った。

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2024/07/16

丁寧な取材、真実に迫ろうとする気魄。本田靖春賞も頷けるが、ゴールに達しない途中経過で出版とは…。本田さんは“よし”としないのでは。予て山岳遭難と漁船の遭難でメディアの扱いの差に違和感を感じていたが、海の遭難の中でも“差別”があったとは⁈海上自衛隊の不祥事あったばかりで、統合幕僚長...

丁寧な取材、真実に迫ろうとする気魄。本田靖春賞も頷けるが、ゴールに達しない途中経過で出版とは…。本田さんは“よし”としないのでは。予て山岳遭難と漁船の遭難でメディアの扱いの差に違和感を感じていたが、海の遭難の中でも“差別”があったとは⁈海上自衛隊の不祥事あったばかりで、統合幕僚長の「関与する人の数も多くなる。隠しきれるものではない。だから隠蔽はありえない。日本は情報が統制されている国ではないから隠しきれない」発言が悲しくなる。いつから、こんなダメな国になってしまったんだろう。それにしても不条理の極み野崎さん。

Posted byブクログ