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謎解きはビリヤニとともに の商品レビュー

3.4

16件のお客様レビュー

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2024/11/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

・あらすじ インドのコルカタで警察をしていたが捜査したボリウッドスター殺人事件の結果懲戒されたカミル ロンドンへ渡りインド料理屋のウェイターとして働いていたが、そこでインドの大富豪の殺人事件に巻き込まれて… ・感想 インド(とイギリス)舞台のミステリーは4冊目 インドの騒がしい雑多な町並み、スパイス香る独特な雰囲気が良い! 腐敗した警察組織はまぁどこでも有りがちだし、コルカタのスター殺人事件と大富豪殺人事件に巻き込まれたカミルの立場と最後の決断は中々考えさせられた。 過去の事件と現在の事件が交互に書かれ、どちらも話が進んでいく中で陰謀が発覚する。 謎解きは堅実なタイプで奇抜なトリックとかは無かったけど犯人めっちゃ意外だった…。

Posted byブクログ

2023/11/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

インドでの失敗した事件と、そのため逃げてきたイギリスでの事件が交差して、、、という話は面白いが、どちらの話もなんとなく中途半端に展開。最後もうやむやな終わり方でなんともモヤモヤ。主人公が今一つ煮え切らないのもモヤモヤ。ただ、この終わり方なのに次作があるとのこと。 次作は少し主人公が成長するのか?期待。

Posted byブクログ

2023/09/22

ビリヤニ〜とタイトルにあり衝動買いしたが原題にビリヤニはなかったし、ビリヤニは本作品では重要なお料理でもなかった。でも日本ではザ・ウェイターというわけにはいかないだろうから仕方ないか。 コルカタとロンドンの暮らしが窺い知れたのが1番の収穫、特にロンドンで暮らすインド出身の方々の...

ビリヤニ〜とタイトルにあり衝動買いしたが原題にビリヤニはなかったし、ビリヤニは本作品では重要なお料理でもなかった。でも日本ではザ・ウェイターというわけにはいかないだろうから仕方ないか。 コルカタとロンドンの暮らしが窺い知れたのが1番の収穫、特にロンドンで暮らすインド出身の方々の暮らしぶりやマインドの描写が役立った。 主人公や婚約者の考え方は一貫してるようなしてないような。上の世代親の世代及び富裕層なら若い世代にも見られる岩盤固定観念だからこその賄賂や不正みてみぬふり、これは日本も同じで日本の方がひどいかな。キャラとして一貫してしっかり立ち上がっているのはアンジョリ。インド料理は読むだけで本では食べられないが、Tシャツのメッセージがいちいちスパイシーでまるで芳香なインド料理をいただいているごとく、な刺激。 結末が微妙でこれまで熱く語ったり逡巡してきたことはなんかのなと疑問に感じたが、アジアのファミリー観、現代的倫理観、人情、入り混じったミックススパイスな結論か。 ロンドンでタンドーリナイツのような誇り高く良質なインド料理を提供するレストランに行ってみたい!

Posted byブクログ

2023/08/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

料理を含めて固有名詞が馴染みのない物が多かったけど、すらすら読めた! 料理が美味しそう。 ロンドンとインド、過去と現在が交互に出てくるが、読みやすい。 最後、それでいいの?とおもったけど、まぁこれが1番綺麗な終わりかな? 主人公の元婚約者の立ち振る舞いにやや違和感…。

Posted byブクログ

2023/05/19

図書館で。 インドの捜査から外されてイギリスでウェイターとして働いていたらインドの事件となんとつながっていた、というお話。確かに半永久的に使えると思っていたビルを売り払うとか言われたら困るよな…うん。大富豪に嫁いだ娘ほどの年の後妻さんの気持ちはさっぱりわかりませんが。白黒つけるだ...

図書館で。 インドの捜査から外されてイギリスでウェイターとして働いていたらインドの事件となんとつながっていた、というお話。確かに半永久的に使えると思っていたビルを売り払うとか言われたら困るよな…うん。大富豪に嫁いだ娘ほどの年の後妻さんの気持ちはさっぱりわかりませんが。白黒つけるだけが解決じゃないんだよな、という最後の展開は面白かったです。

Posted byブクログ

2023/04/16

楽しんだ。 インド料理の数々、ちょっとネットで調べたりしながら。 サモサ食べたくなる。ビリヤニのキットをポチった。 インド舞台のサスペンス、ミステリは、現実とどこまで同一視していいのか、疑念湧く。そうかもしれないな、そういうこともおそらく現実にあるんだろうな、というような。

Posted byブクログ

2023/03/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

インドを背景としたミステリー小説は初めて。 異なる舞台や時系列を行き来する構成はたまにあるけど、自分はあまり好みじゃない。話に引き込まれてきたタイミングで中断されちゃうし、前の話を思い出すのが若干負担に感じる。 でもこの話は、そこまでストレスなく読み進められたかも。わりとこまめに場面が切り替わってたし、中盤くらいから話が密接に繋がって、登場人物も共通してきたからかな。 インド警察として格闘する主人公の悩みや葛藤を興味深く読んだ。 全体的に、話の結末や登場人物の会話内容とか、とにかく現実的。「正義とは何か」ってテーマは重いよね。主人公がまだ若くて未熟なせいか、悟り方もいまいち納得感ないし、結局感情的な感じも、やけに現実的だった笑 そういう部分を物足りなく感じるか、味わい深く感じるかなのかな。 私は前者だけど。現実的なだけの話ってあんまり面白いと思えないんだよな。どうしようもない現実に対してどう立ち向かうか、せっかく小説なんだから、魅力的な登場人物がなんかしらの示唆出しをしてほしいんだよなぁ。笑 主人公に同情とか共感はできるんだけど、魅力には乏しかったな〜! あと邦題と内容にギャップはあるけど、原題のままで初見では手に取らなかったかも。 美味しそうなインド料理の描写は多かった。

Posted byブクログ

2023/03/21

ミステリー部分はハラハラドキドキ、かつアクション的なところもあって映画っぽく楽しめました。脳内でヒロインと踊るシーンはあったし、父との悲しみのダンスはあったし敵とのブレイクダンス対決あったよ。あとごはんが美味しそう。 謎解き部分と結末はちょっと強引な感じも。シリーズになるみたいな...

ミステリー部分はハラハラドキドキ、かつアクション的なところもあって映画っぽく楽しめました。脳内でヒロインと踊るシーンはあったし、父との悲しみのダンスはあったし敵とのブレイクダンス対決あったよ。あとごはんが美味しそう。 謎解き部分と結末はちょっと強引な感じも。シリーズになるみたいなので次回作も期待。

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2023/03/18

軽い邦題にそぐわず、意外に?本格的ミステリであり、台頭著しいインド移民、また本国の文化や現状をも描き出して、とても興味深く読めた。この前に読んだ『窓辺の読書家』でも捜査官はそちらの方面だったし、やはり頭脳がよろしいのか。 失敗をしでかしてすべてを失ったインドの若い刑事が主人公。ロ...

軽い邦題にそぐわず、意外に?本格的ミステリであり、台頭著しいインド移民、また本国の文化や現状をも描き出して、とても興味深く読めた。この前に読んだ『窓辺の読書家』でも捜査官はそちらの方面だったし、やはり頭脳がよろしいのか。 失敗をしでかしてすべてを失ったインドの若い刑事が主人公。ロンドンでインディアンレストランを営む父親の友人一家の元へ身を寄せ、不法ウエイターとして働いていたが、豪奢なパーティでホストのインド人富豪が殺され…と、なんとも好物の衣食についてもたっぷり語られるストーリー。 しかも、ホント犯人には愕然…しかも、ねえ。 なかなかに重たいテーマもはらみ、コメディ要素はあるとはいえほんま、タイトルもう少し考えたらよかったんちゃう?

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2023/03/11

表紙と邦題に騙された。 コメディタッチのミステリーだろうというこちらの予想を見事に裏切るシリアス展開だった。 元刑事(現ウェイター)のカミルが遭遇したパーティーでの事件と、彼が刑事時代に担当した事件。 現在と過去が徐々に交差していく過程が面白い。 でもあの終結の仕方は意外だったな...

表紙と邦題に騙された。 コメディタッチのミステリーだろうというこちらの予想を見事に裏切るシリアス展開だった。 元刑事(現ウェイター)のカミルが遭遇したパーティーでの事件と、彼が刑事時代に担当した事件。 現在と過去が徐々に交差していく過程が面白い。 でもあの終結の仕方は意外だったな。

Posted byブクログ