1,800円以上の注文で送料無料

名前のない殺人鬼 の商品レビュー

2

5件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    0

  3. 3つ

    0

  4. 2つ

    5

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2023/11/20

「邪な囁き」や「湘南人肉医」の頃、大石圭が大好きで毎作欠かさずに読んでいた。 久しぶりに読んだ大石圭作品なわけだが、昔に比べると官能小説味が強くなったというか、ただ単にエロくなったって感じがする。 昔のような美しい殺人や、異常性に囚われた殺人ではなかったように感じた。

Posted byブクログ

2023/10/03

大石圭の新作。欠かさず読んでいるがもう七十一作目だそうだ。淡々と進み昔の作品ほどドキドキしなかったが、すぐに読み終えた。

Posted byブクログ

2023/08/18

イヤーひたすら気持ち悪い話だった~ なんかただ単にエロいだけ シュンの内面の孤独さがもっと表現されていれば、ましだったかも

Posted byブクログ

2023/02/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

最初、シュン自身もそれほど感情を見せていなかったし、自分より不幸な人はいる、部屋があり、ピアノがあり、読みたいものが読めて、妙子さんも李子さん、猫のモナカもいる、自分は幸せだと思う。 子供の頃はずっと、諦めていた、その頃に比べれば、戸籍はないけれど…と。 李子は、あることがきっかけで「自分ができることをすべきだ」と思ったというが、シュンにその手伝い、協力を求める。 男が嫌いだからと、シュンには、女性の格好をさせるなど、強制する。 女性を苦しめて、自分に従わせる男とにたような構図。 シュンに選択肢はない。 この関係はずっと続くと思われたが、「正しい殺人」と李子に言われ、殺していくシュンが、回を重ねるごとに感情に変化が。 妙子に言われ否定はしたが、李子に利用されていると感じながらも、「生きていく方法がない」と、諦めていた。 親ガモ、子ガモの話が出てきて、シュンは離れたいと思うようになるのかな、子ガモができるのならば、僕もと思うのかなと思ったけれど、その先は書かれていないので残念。 李子は、何故そこまで男性を嫌うのか、警察が一度来てから何も続報がないまま、(シュンは逮捕されることに不安になっている場面は何度か出てくる)殺人を繰り返えした、その後の李子、シュンを読みたい。性暴力等のシーン多め。

Posted byブクログ

2023/02/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

著者については、「『呪怨』のノベライズ書いてる人」くらいの認識で、実際に著作を手に取るのはこれが初めて。 主人公は、見目麗しい少年・シュン。戸籍を与えられず親に捨てられた彼は、主にDV男に苦しむ女性の相談を受ける弁護士・李子の庇護の下、生活を送っていた。女性からの相談を受け、李子がDV男を「殺す外ない」と判断した時、シュンは女装してターゲットを殺害していく―――。 ・・・女装少年の暗殺劇を楽しめるかと思いきや、そもそも暗殺のプロでもなんでもなかった。なんか最初から最後まで、「凄惨なDV(レイプ)描写」→「シュンと李子の性描写」→「DV男殺害」→「凄惨な~」を繰り返すだけで、官能小説かと見紛うほどに大半が性描写だった印象。 物語の結末としては、「DVに苦しむ女性を救うためにDV男を殺したとしても結局、別のDV男と一緒になる」→「誰かに依存しないと生きていけないというのが根本的に問題?」→「それって李子の庇護下で生活してる自分じゃね?」→「じゃあ出ていくか」という感じ。成長物語に感じ入るよりも、「ああはなりたくないね、以上」という印象の方が強く、「え、それだけ?」な読後感。残念ながら期待外れな作品となってしまった。

Posted byブクログ