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呪い人形 の商品レビュー

3.1

8件のお客様レビュー

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2024/03/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

#読了 2024.3.15 ちょうど半分くらいまで読んだところで納車があり、今までバスやその待ち時間で読んでたもんだから、新しい車生活の中で読書の時間を作れず、そのまま引っ越しになりバタバタと…。 気が付けば4ヶ月も間をあけてしまってからの読了となりました。 登場人物が多くて、誰だっけ?って忘れてる人もいれば、記憶の人と名前を一致させるのがめんどかったけど、どちらの意味でも大きな波はなく読了。。 間が空いてしまったから盛り上がりに欠けたのかな?と思って、他の人の感想も読んでみたけど、まぁ同じような人が多かったなぁ。 ナツイチ2023のひとつだったので積読にしてたんだけど、2004年の作品なんだね。そんな古さは全然感じなかった。 呪いと医学がぶつかり合うのは面白かった。「医学的には確かにそうだけど、でも呪い殺されたとした方が全ての辻褄が合ってしまうんだよなぁ〜…。でも呪い殺すなんて…ねぇ?」が常にあって気持ちのいいソワソワ感。 ただ。 たくさんの登場人物の行動や思惑が最後にスピーディに集約されるかんじが面白いのだろうけど、コチラがその絡まりをうまく解けないままザーっと説明されて終わらされた感じがして、イマイチのめり込めなかった。 あとは本の好みや価値観の違いだと思うけど、メインキャラの工藤が良いやつなのにあまりに運が悪いので、最後は勧善懲悪で悪人は裁かれてほしかった。 もちろん悪いやつが(呪い)殺されていくんだからいいじゃん!派と、いや殺すのはダメでしょ!って派がいて、そこを最後の余韻にして「あなたはどう思いますか?」って投げかけてくる本書である…という考え方もあるけど、私的には圧倒的に後者だから、えー…ってかんじの終わり方。 ゲームのロストジャッジメントみたいに金とかじゃなくむしろ自分の身を危なくしてまで自分の正義でイジメ加害者を殺して回ってる奴の方が考えさせられる。 徒党組んで大金もらって嘱託殺人…。 全然共感できねぇなぁ。 …旦那が患者のために毎日寝る間も惜しんで働いてる医療従事者だからという偏見はあるかもしれないけど(笑) ◆内容(BOOK データベースより) 悪名高い宗教家が入院中に死亡した。多額の布施を強要されて家族を失った老婆が「自分が呪い殺した」と名乗り出る。しかし疑いの目は研修医の工藤孝明に。濡れ衣を晴らし個人病院の勤務医になった工藤だが、またも彼の目の前で患者が死亡する!取材を進めるフリーライターの木部美智子は、「呪われて」死んだ者がほかにもいることを知るがー。人間が秘める暗部に鋭く迫る社会派ミステリー。

Posted byブクログ

2024/02/22

木部美智子シリーズ、刊行順だと本書は第三弾になる。フリーライターの木部美智子が殺人事件を暴く。今回は法律で裁かれない悪人を、藁人形に釘を打って呪い殺すという老婆にまつわる話。多くの殺人事件が起こり、こんがらがってしまう。真犯人は暴かなくていいのだろうか?

Posted byブクログ

2023/10/05

社会派ミステリー。解説者が望月諒子の語りに掴まれると、絶叫マシンに乗ったかのようにぶんぶん振り回されると言っていたが…。何だろう。呪いとは?読みやすいけど、私的には、はまらなかった。

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2023/09/10

ホラーみたいなタイトルだけど、社会派ミステリーw いや〜、圧倒された…木部美智子、やるなぁ〜!! ぐいぐい読める部分とスルッと理解するには難しい部分とがあって、一気に読むのはなかなか…集中力がね…(^◇^;) 工藤という内科医が、何つーか、間の悪い人で、良心的な、フツーの人...

ホラーみたいなタイトルだけど、社会派ミステリーw いや〜、圧倒された…木部美智子、やるなぁ〜!! ぐいぐい読める部分とスルッと理解するには難しい部分とがあって、一気に読むのはなかなか…集中力がね…(^◇^;) 工藤という内科医が、何つーか、間の悪い人で、良心的な、フツーの人なのに、運命に?翻弄されちゃって、まぁ大変。 いつか報われる日が来るといいんだけど…。

Posted byブクログ

2023/05/05
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2023.5.4読了 この世に呪い殺しなどというものが果たして存在するのだろうか? んなわきゃない、と言い切ってしまえばそれまでだが、作中ではどうやら呪い殺しが存在していて金を積んででも依頼したいという人々がいるのである。 さて、その呪い殺しの真相は… 物語はまさに、呪い殺しを依頼するメールの文面から始まる。 なるほど、現代の呪いはメールを通して依頼するものなのか、と思って読んでいると、どうも依頼を受けて呪いをかける人物はメールなどしそうにない老婆だという。 とすると、メールを受け取っている人物と老婆はどう繋がっていくのか?それに、実際の手口は?まさか本当に呪い殺しているわけはないし… この作品は登場人物が多く、またそのエピソードも多い為、なかなかその真相に辿り着かない。 真相まで来た時、あぁ、やっとか、と思ってしまった。更に、真犯人の動機がいまいち分かりにくい。 著者の作品は初めて読んだが、何となく物足りない感じがしたので、次は魅力が発揮された作品に出会える事に期待する。

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2023/04/19

※ ぎっしりと詰まった文庫本466ページ。 病院で相次いで起こる不自然とも思える急死。 事件性に疑問を抱いた記者の木部美智子が、 鋭い観察力と行動力、幅広い同業者の情報網と 報道のノウハウを駆使して病院で起きた死の 違和感を追求し、真相にせまる物語。 記者特有の嗅覚で調べ上...

※ ぎっしりと詰まった文庫本466ページ。 病院で相次いで起こる不自然とも思える急死。 事件性に疑問を抱いた記者の木部美智子が、 鋭い観察力と行動力、幅広い同業者の情報網と 報道のノウハウを駆使して病院で起きた死の 違和感を追求し、真相にせまる物語。 記者特有の嗅覚で調べ上げる情報を武器に 警察とも駆け引きする美智子の肝が座った 記者魂に圧倒され、美智子という登場人物に 興味をそそられます。 『殺人者』の時と同様、関係者の下に何度も 足を運び、真っ向から質問をぶつける熱意と 危険な場所にも躊躇なく向かい相手と対峙する 様に記者としての揺るぎない信念が感じられて、 美智子の行動を通して事件の謎が明らかになる につれ、同じ時間を駆け抜けてるような気持ちを 覚えました。 美智子がどの様にして物語の中の記者になって 行ったのか、その過程に興味がわく物語でした。

Posted byブクログ

2023/01/09

呪いメールを受け取った人が次々と死んでいく。研修医の工藤は殺人を疑われて都落ち、タネという老婆が自分が呪い殺したと名乗りをあげる。はたして全員が呪い殺されたのか?それとも全員が殺されたのか?というお話。 医師がたくさん登場するので少しこんがらがってしまった。仕事をとるために体を張...

呪いメールを受け取った人が次々と死んでいく。研修医の工藤は殺人を疑われて都落ち、タネという老婆が自分が呪い殺したと名乗りをあげる。はたして全員が呪い殺されたのか?それとも全員が殺されたのか?というお話。 医師がたくさん登場するので少しこんがらがってしまった。仕事をとるために体を張っていく、千里という記者のキャラが面白かった。

Posted byブクログ

2022/12/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 呪うことで人を殺すことができる。  そんなことが出来るわけではないのですが、そうした状態で人が死んでいく。  その謎に巻き込まれた医師と謎を追いかける記者。  実はホラーと勘違いして手に入れました(^▽^;)  ですが、一気に読んでしまいましたね。  背景とか考えることも多くて、面白かったです♪

Posted byブクログ