「させていただく」大研究 の商品レビュー
専門的な内容が多く読むのに苦労しましたが、大変面白かったです。「させていだだく」という表現が広まっている背景や、そもそもの日本語の構造を広く深く分析しています。
Posted by
思ったよりきちんとした研究書だった。そこまでしっかり知りたいわけではなかったので全体を流し読み。漫才の「やめさしてもらうわ」まで扱われてるのが興味深かった。
Posted by
最近やたら耳にする「させていただく」 この言葉に国語学者がまじめに考察した本である。 正直ちょっと難しい。 やや敬意不足に感じる表現で、いまだになじめないが、単語+させていただくで、どのような表現にも適応できる汎用性の高さが、多用される要因か。 いまだになじめないが、受け入れざる...
最近やたら耳にする「させていただく」 この言葉に国語学者がまじめに考察した本である。 正直ちょっと難しい。 やや敬意不足に感じる表現で、いまだになじめないが、単語+させていただくで、どのような表現にも適応できる汎用性の高さが、多用される要因か。 いまだになじめないが、受け入れざるおえないのだろう。
Posted by
もはや現代の日本語でこれを使わずに乗り切るのは至難の業ではないかとすら思わされる「させていただく」という表現。聞き手に許可権も迷惑影響も無いような「ご著書を読まさせていただきました」とかは「いや、まぁ公に出版されてる本なんだから勝手に読めばいいんじゃなかろうか」と違和感を覚えるが...
もはや現代の日本語でこれを使わずに乗り切るのは至難の業ではないかとすら思わされる「させていただく」という表現。聞き手に許可権も迷惑影響も無いような「ご著書を読まさせていただきました」とかは「いや、まぁ公に出版されてる本なんだから勝手に読めばいいんじゃなかろうか」と違和感を覚えるが、本書はそういった過剰敬語表現をあげつらって批判するのが趣旨ではない。本書の正体は十人十色に様々な角度から「させていただく」を研究した論文集。新書のようなカジュアルなテイストを期待して読むとやや面食らうかもしれない。この表現の源流は関西にあるのではないか?という仮説をM-1グランプリや食べログを材料に検証していく第3・4章が個人的ハイライト。とても面白かった。
Posted by
一般的には濫用が目に余るということで知られる「させていただく」ではあるが(私自身も好きではない)、実は敬語体系の穴を埋めるように便利に使われているのではないか、といったさまざまな視点から研究する本。
Posted by
- 1