Vドルあーかいぶ!(1) の商品レビュー
そこかしこで話題を聞く事も珍しくなくなったVtuberを主題とした漫画ですか ただ本作は判り易さを優先してか、リアルとバーチャルの姿にそれ程差を作っていないようで。そこは取っ付き易さがあったかな アガリ症により人前だと上手く動けないリコが目指したのが人前に出なくてもアイドルが...
そこかしこで話題を聞く事も珍しくなくなったVtuberを主題とした漫画ですか ただ本作は判り易さを優先してか、リアルとバーチャルの姿にそれ程差を作っていないようで。そこは取っ付き易さがあったかな アガリ症により人前だと上手く動けないリコが目指したのが人前に出なくてもアイドルが出来るVtuberとなるわけか アイドルって基本はファンに対して何が出来るかが問われる業態だけに、Vtuber登場前は対人環境で自分の顔を出した状態になる事が当たり前だった そういった意味では人前に難点が有るリコの場合はVtuberは正に救いの手になるわけか でも何の知識もないリコがいきなりVtuberに成るにはハードルが高過ぎる。そこで既にVtuberとして活動している真冬や絵美とあっさり出会えるのはご都合感があるものの、このくらいの縁が無ければ下地ゼロの状態から人気Vtuberになるのが難しいとも言えてしまうのかもしれないね 作者がVtuberの立ち上げに関係していた時期も有った為か、新人Vtuberがどのように地場を固めていくか、人気を広める為に何をしなければならないかを堅実に描いている印象 その分、メリハリを感じられる展開も少ないのだけど…… Vtuberの特徴を一つ上げるなら、それはファン数・規模がチャンネル登録者数や視聴者数によって可視化される点なのかな リコが後から活動開始した紬に登録者数を抜かれて活動ジャンルを広げようする様は生々しい そもそもVtuberはアイドルと言えるのかという点に踏み込んでいるのは好印象 Vtuberを始めるにはある程度のハードルが存在するとは上述したものの、人によってはステージアイドルよりかハードルが低いのも事実であるわけで ひなに指摘されたリコが目指したアイドルとはVtuberなのかという点 でもリコの活動は真冬に配信活動の熱意を取り戻させる糧と成った。また、リコ自身もかつて焦がれたアイドルから受け取った糧を自分のものと出来た。それはアイドルだからこそ得られる境地の感覚なのかもしれないね ラスト、真冬ってば凄いこと計画してた……?
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