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対論1968 の商品レビュー

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2023/11/28
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※このレビューにはネタバレを含みます

その運動は壮大なものになり 世間を争乱の渦に巻き込むまでになった… そんな時代を生きてきた2名の対談集。 正直言ってよくわからないものだったけどね。 おそらくここに哲学やら何かが 絡んでくるから、なお一層厄介なのだと思う。 だけれどもそれに興味を持った人 しかもさほど密接じゃない人までをも 死に至らしめた案件はかなり重大事でしょうよ。 ある種の落ち度だよなぁ… で、私の嫌いとする人たち というかX上でブロックした人たちは あっけなくケチョンケチョンにやられていました。 そりゃあそうだよ、 一部の人たちのそれで それ以外の人たちがすくわれない構図だもん。 それと排除という安直さ。 だからこの系統の人たちは 大嫌いなのですよ。 関係ないところ読み。

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2023/04/26

左翼を気取る大学教授がインチキだということはよくわかった。所詮は「体制側」でしかないから。全体的には対談本ということもあって、まとまりはない。特に1章は1968年の2人の思い出話で内容的にもかなり細かく、同時代を生きた学生運動に興味のある人しかついていけないかもしれない。縄文礼賛...

左翼を気取る大学教授がインチキだということはよくわかった。所詮は「体制側」でしかないから。全体的には対談本ということもあって、まとまりはない。特に1章は1968年の2人の思い出話で内容的にもかなり細かく、同時代を生きた学生運動に興味のある人しかついていけないかもしれない。縄文礼賛する岡本太郎批判は興味深かった。2章はその後の現代的なテーマに関してが議論が展開されるので、それなりに読み応えと面白さはある。 所謂左翼運動の盛衰というものを学生運動からレジャーランド、そして昨今の文科省支配された大学に視点を絞って再構成するとオモシロイ内容になるのではないかと思った。

Posted byブクログ

2023/04/16

あまり目新しいことを話しているわけではない。1968年についての思い出話。いま現在のことも語られるが分量としては少なめ。 ただ、このふたりも齢70代を過ぎており、学生運動を体験した世代の語り手もこれからどんどん死んでいくわけで、そういう意味ではこのような形の思い出話を残しておく...

あまり目新しいことを話しているわけではない。1968年についての思い出話。いま現在のことも語られるが分量としては少なめ。 ただ、このふたりも齢70代を過ぎており、学生運動を体験した世代の語り手もこれからどんどん死んでいくわけで、そういう意味ではこのような形の思い出話を残しておくのも悪くないと思う。

Posted byブクログ

2023/01/20

57〜 大衆蜂起⇔市民運動 66 自分探し 生きづらさ 主体性 『万延〜』から大江は単純な疎外論ではなくなる 78 太陽の塔=原発 縄文あるいは土着的なものの古層が天皇制に絡めとられることについてきちんと考えなかった。だから戦後天皇制の経済基盤である高度成長的な産業主義と結果的に...

57〜 大衆蜂起⇔市民運動 66 自分探し 生きづらさ 主体性 『万延〜』から大江は単純な疎外論ではなくなる 78 太陽の塔=原発 縄文あるいは土着的なものの古層が天皇制に絡めとられることについてきちんと考えなかった。だから戦後天皇制の経済基盤である高度成長的な産業主義と結果的に一致した。 84 主体性の空洞化 90〜 60年 70年安保 99 68年ではなく60年安保をリベラル派の市民運動の源流に位置づけようとしている 108 大江健三郎 坂口安吾 『遅れてきた青年』『われらの時代』『日常生活の冒険』 140 ポリコレ 149 ポリコレ批判 160 川口事件 167 村上春樹 三部作 ぼく=反全共闘派シニカル 鼠=全共闘派 の対立 最後に鼠を殺してしまう ノルウェイの森やダンスダンスダンス、鼠がいないのが80年代の高度消費社会のリアリティ(竹田青嗣、加藤典洋) ノルウェイの森は革マル批判? 『村上春樹と小阪修平の1968年』 村上春樹は解放派の周辺にいた?

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