超絶技巧の西洋美術史 の商品レビュー
めちゃくちゃ好きなコンセプトの美術本。 こういうの…こういうのが浴びるように眺めたいね…。 ランブール兄弟の占星術的人体図は図説世界占術大全にも出てきたけど、あっちはモノクロでこちらでちゃんとカラーで見られて嬉しい。 織物の世界史の表紙のアラクネの寓話(ベラスケス)も載ってたわ...
めちゃくちゃ好きなコンセプトの美術本。 こういうの…こういうのが浴びるように眺めたいね…。 ランブール兄弟の占星術的人体図は図説世界占術大全にも出てきたけど、あっちはモノクロでこちらでちゃんとカラーで見られて嬉しい。 織物の世界史の表紙のアラクネの寓話(ベラスケス)も載ってたわ。 好きな画家も多いし、これは買おうかなぁ。
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大理石が蕩けることを初めて知った 美術展では近づいて見ることは出来ないし、本に顔を押し付けるように見ちゃった 写真のように見える絵でも、同じような構図を写真で収めても上手くいかない。コツは画家の技術と嘘を織りまぜて描くこと 有名な絵も知らない絵もあり、絵だけでも満足度が高い
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テーマごとにわけ、西洋美術の13世紀から16世紀ぐらいまでの名作の超絶技巧をわかりやすく解説してくれる。
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タイトルに偽りなし、とはこのこと。 好きな作家が紹介されていると「そうなの、凄いの」とほくそ笑んでしまうが、自分のように美術館へ行くような人間ではなくて、美術や絵画に親しんだことのない人にこそ、この凄さを知ってもらいたいと思った。 彫刻も絵画も建築も、興味ない人には一生縁遠い...
タイトルに偽りなし、とはこのこと。 好きな作家が紹介されていると「そうなの、凄いの」とほくそ笑んでしまうが、自分のように美術館へ行くような人間ではなくて、美術や絵画に親しんだことのない人にこそ、この凄さを知ってもらいたいと思った。 彫刻も絵画も建築も、興味ない人には一生縁遠いのだけれど、人間が生み出すものとして、同じ人間の目線で見てみれば、いかにその成果物が超人的か分かるというもの。 音楽やスポーツ並みに、もっと絵画・彫刻鑑賞がカジュアルになったらいいのにね、と思わずにはいられない。
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古代ギリシャの画家プリニウスとパラシオスの絵を優劣を競った時、ゼウクシスのブドウの絵に鳥が啄もうと降りて来た。一方パラシオスはなかなか絵を見せようとしなかったが、絵を覆っている幕自体が絵だった、という大プリニウスの「博物誌」での逸話を紹介し、写真の無い時代の優れた絵の考え方、実物...
古代ギリシャの画家プリニウスとパラシオスの絵を優劣を競った時、ゼウクシスのブドウの絵に鳥が啄もうと降りて来た。一方パラシオスはなかなか絵を見せようとしなかったが、絵を覆っている幕自体が絵だった、という大プリニウスの「博物誌」での逸話を紹介し、写真の無い時代の優れた絵の考え方、実物そっくりに描く、という考え方を最初に紹介。なるほどページをめくると、ホンモノソックリの絵がたくさん現れるが、しかし写真ではなく、本物とも違う、と感じる。やっぱりそれは描かれた「絵」で、絵の空気、が漂っているなあと感じた。ピカソやセザンヌなどの造形とは違うが、こちらに向かってくる空気は、画家の主張なのかな。 表紙はヤン・ファン・エイクの「ヘントの祭壇画」1432年 375×520cm シント・大聖堂 ヘント(ベルギー) 2022.12.25初版 図書館
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