犬が尻尾で吠える場所 の商品レビュー
カテゴリは移民と配したが・・違うな。クロスオーバーというか、混合というか・・ 島国日本は地球儀で見ると本当にちっぽけな犬の尻尾みたい。 でも世紀を経て徐々にうねりを見せて行っている。 政治が、老いついて行けない分、文化は勝手に歩き出している。 筆者はフランスに生まれ育つが父親の...
カテゴリは移民と配したが・・違うな。クロスオーバーというか、混合というか・・ 島国日本は地球儀で見ると本当にちっぽけな犬の尻尾みたい。 でも世紀を経て徐々にうねりを見せて行っている。 政治が、老いついて行けない分、文化は勝手に歩き出している。 筆者はフランスに生まれ育つが父親のルーツはカリブ島。母はベルギー人。 *「黒人の命は大切だ」~ブラックライブズマター *「嘘をごまかして、よく見せる」~ホワイトウォッシュ そして在日コリアンへのヘイトスピーチ等など 黒人の立ち位置も、奴隷貿易~南北戦争~21世紀の今日と数ミリずつは動いて来ている 州から国家連合へと変貌を遂げてきたイタリアは今日右翼政党が躍進を見せ新たな民族主義国家へ変わって行こうとしている。 作品の舞台はもっぱらパリ 肌の色と折に触れて聞く記憶でしか存しなかった一族の歴史を父と叔母らへ聴くことを積み重ね、ルーツのおぼろげな概要を構築していくドラマである。 「けがわらしい黒人女」「故郷へ帰れ」奈土罵倒されt来た歴史を踏み越え・・生きてきた。 最期で語られるオランプ~肉付きが良くきれいなおしりを労働者たちに売ってきた人生・・それでも自立しているとの誇りが彼女を支えている。 決して愉快な人生じゃなかったはず! 奴隷取引が不正の塊だった時代、の子孫?だろう彼女はコンゴ・・常にほかの黒人たちから締め出されていた。 差別にも非差別にもあるヒエラルヒーが見える。 思想の波にもまれもした~共産主義者と戦ってきて、プラハの春を過ごし、・・そして行方不明になったイヴァンの事はある意味、差別の外郭にある象徴かもしれない。
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