1,800円以上の注文で送料無料

再愛なる聖槍 の商品レビュー

3.9

29件のお客様レビュー

  1. 5つ

    12

  2. 4つ

    7

  3. 3つ

    5

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

2024/12/19

#読了 #再愛なる聖槍 #由野寿和 人の想いをめぐる優しくて哀しいミステリ。 でも最近の作品としては、リアリティ不足が否めない。多数の死者が出るテロ事件に、捜査一課の刑事一人が現場指揮。一大不祥事に常務がちょびっと出るだけの大企業とその秘密。燃料も積んでないのに爆発・火災を起...

#読了 #再愛なる聖槍 #由野寿和 人の想いをめぐる優しくて哀しいミステリ。 でも最近の作品としては、リアリティ不足が否めない。多数の死者が出るテロ事件に、捜査一課の刑事一人が現場指揮。一大不祥事に常務がちょびっと出るだけの大企業とその秘密。燃料も積んでないのに爆発・火災を起こしまくる観覧車。小3と思えない子どもの言動。ゴンドラに閉じ込められてるのにトイレは?とか。禁忌の子然りでリアリティは緊迫感を高めるけど、粗さが気になって入り込めなかった。 謎の仕掛けは重層的だったけど、関係人物が多くて謎解きの一刀両断な感じがない。もったいないなと思ったよ。 #読書好きな人と繋がりたい

Posted byブクログ

2024/12/04

栞もいただきましたが、読後に栞を見ると とてもとても心臓に悪い。(褒めてます) あぁぁ、優待券をいただいてしまいました。 今年のクリスマスイヴは私もこの物語の世界へ。 クリスマスプレゼントにもいいかも。 あのー、クリスマスイヴの思い出を 塗り替えたい方々はお手に取ってみてください...

栞もいただきましたが、読後に栞を見ると とてもとても心臓に悪い。(褒めてます) あぁぁ、優待券をいただいてしまいました。 今年のクリスマスイヴは私もこの物語の世界へ。 クリスマスプレゼントにもいいかも。 あのー、クリスマスイヴの思い出を 塗り替えたい方々はお手に取ってみてください。 大事にするべきものは今であることを教えてくれる ミステリー小説。

Posted byブクログ

2024/11/26

先の読めない展開と重層的作り込みが実に巧みで終盤の種明かし段階に入ってもベールの奥にそのまた奥が。花言葉と表題の符号に涙を禁じ得ない。この作家凄い!都内遊園地ドリームランドが主たる舞台。元警察官の主人公仲山は離婚後久しぶりに再会許された小3の娘と乗った名物観覧車が「小人」と称する...

先の読めない展開と重層的作り込みが実に巧みで終盤の種明かし段階に入ってもベールの奥にそのまた奥が。花言葉と表題の符号に涙を禁じ得ない。この作家凄い!都内遊園地ドリームランドが主たる舞台。元警察官の主人公仲山は離婚後久しぶりに再会許された小3の娘と乗った名物観覧車が「小人」と称するものに乗っ取られ一部ボックスが意図的に落とされ死者も。5年前の迷宮事件を期に退職した主人公とは裏腹に出世した警察同僚が今般乗っ取り事件の捜査担当で元妻も絡み因縁含み。遊園地経営の帝国不動産も闇に満ち、公安も参入して錯綜三昧だけど、しっかり整理されて収まっていく。単なる復讐の話で終わらせないところが素晴らしい。

Posted byブクログ

2024/11/19

ミステリーファン垂涎 いや洗面器を用意しヨダレだだ漏れ状態で読むのを楽しみに 愛娘と父親で楽しい遊園地 一番平和な観覧車が支配され空中密室の恐怖に反転 ゴンドラがいつ落下するのかハラドキ 皆が意味深なセリフを少しずつ 36の細かな区切りのラストは必ず煽り 週刊漫画雑誌の次号を待ち...

ミステリーファン垂涎 いや洗面器を用意しヨダレだだ漏れ状態で読むのを楽しみに 愛娘と父親で楽しい遊園地 一番平和な観覧車が支配され空中密室の恐怖に反転 ゴンドラがいつ落下するのかハラドキ 皆が意味深なセリフを少しずつ 36の細かな区切りのラストは必ず煽り 週刊漫画雑誌の次号を待ちきれなかったこと思い出す しかも読みやすく疲れない 最後タイトルの意味で鳥肌 オススメです

Posted byブクログ

2024/11/02

いやー、面白かった! 息つく暇もない展開にページをめくる手が止まらず、夜「1章だけ…」と読み始めたのに深夜2時まで読み続けてしまいました。 一気読み必至の徹夜本。 最初から最後までハラハラドキドキの連続で、スピード感のある作品。 個人的に「観覧車ハイジャック」という今まで聞いた...

いやー、面白かった! 息つく暇もない展開にページをめくる手が止まらず、夜「1章だけ…」と読み始めたのに深夜2時まで読み続けてしまいました。 一気読み必至の徹夜本。 最初から最後までハラハラドキドキの連続で、スピード感のある作品。 個人的に「観覧車ハイジャック」という今まで聞いたことがない設定も、おもしろかった。 怒涛の展開で楽しませてくれるし、事件の背景に見え隠れする過去の事件も気になる。 何だか、誰も彼も疑わしく思えてしまう…。 様々な人の思惑が錯綜するストーリー。 それぞれが心に抱える闇や後悔も描かれていて引き込まれました。 疾走感のある作品で面白かったです! 読み始めるタイミングに注意が必要な1冊。

Posted byブクログ

2024/10/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

⚫︎観覧車ジャックというシチュエーションが面白い。前半〜中盤にかけて犯人がわりと容赦なく追い詰めてくるので、ドキドキしました。 ただ以下の点が気になってしまい、あまり入り込めなかったです。 ⚫︎文章が妙に硬い。特に台詞部分が説明口調すぎるところが多くて気になりました。 ⚫︎真相が明らかになる過程が微妙。ミスリードかな?と思った部分がミスリードでもなく、そのまま予定調和的に真相が明らかになる。 ⚫︎登場人物の主張に共感できない…。特に犯人側は復讐まではまだ理解はできたけど、傍観者側を狙う論理が飛躍しすぎてて「ええ?」となった…。

Posted byブクログ

2024/10/18

観覧車をジャックするという奇想天外な犯罪を元刑事の仲山はゴンドラの中にいながらにして犯人を推理していきます。私ももちろん推理しながら読んでたんですが、さすがにここまでの伏線を見破れず、最後まで犯人はわかりませんでした。 タイトルの『再愛なる聖槍』の意味はキリストの逸話からきている...

観覧車をジャックするという奇想天外な犯罪を元刑事の仲山はゴンドラの中にいながらにして犯人を推理していきます。私ももちろん推理しながら読んでたんですが、さすがにここまでの伏線を見破れず、最後まで犯人はわかりませんでした。 タイトルの『再愛なる聖槍』の意味はキリストの逸話からきているそうで、本作にピッタリのタイトルだとラストにわかりました。 これからクリスマスに向けて読んでいただけたらと思わせてくれる作品です。ドラマ化されたらすごい緊迫感のあるドラマになるに違いありません。

Posted byブクログ

2024/10/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

文章も読みやすく、読書初心者さんやミステリー初心者さんにもおすすめ!だからといって、物足りない感はないです。 最後までハラハラドキドキ!! タイトルの意味がわかった時は切なくなった。

Posted byブクログ

2024/09/15

現代日本での警察をテーマにしたミステリ小説。 しかし「観覧車ジャック」という、奇想天外な舞台がテーマになっている。 最初は本当によくある、と言っては失礼だがそんなストーリーが始まる。 主人公である警察官の仲山は仕事に明け暮れ家族と離婚をする。 さらには警察官を辞め、元警察官とい...

現代日本での警察をテーマにしたミステリ小説。 しかし「観覧車ジャック」という、奇想天外な舞台がテーマになっている。 最初は本当によくある、と言っては失礼だがそんなストーリーが始まる。 主人公である警察官の仲山は仕事に明け暮れ家族と離婚をする。 さらには警察官を辞め、元警察官という肩書きだけの始末だ。 そんな仲山が娘に久しぶりに再会しテーマパークに遊びに来ることに。 そのテーマパークは目玉である観覧車「ドリームアイ」がある。仲山が目的としているのはこれだった。 しかし仲山と娘がドリームアイに乗り、いよいよテッペンというところで事件が起こる。 「小人」と名乗る者から犯行予告が届いたのだ。 そしてその直後、本来は仲山が乗るはずだった1つ前のゴンドラが、地上に落ちたのだった…。 警察関係者、テーマパーク関係者、皆が怪しい行動をし始める。 真犯人は誰なのか?そして「小人」の目的は何なのか? ここから先はぜひ作品を読んでいただきたいのだが、まずはなんと言っても「謎」がわかりやすい。 ミステリを読み慣れていない人にとっては「伏線」を明確に理解して、その伏線の回収につなげることを見逃してしまうことになってしまう。 本作は伏線や謎が堂々と張られており、最終的にはしっかりと回収をしてくれる。 内容としても非常にフェアなミステリだ。 どれだけフェアなミステリを描けるかは、著者の技量にかかってくることだが、登場人物の関係性などを整理してわかりやすく描かれていると感じた。 次から次に怪しい人物や、怪しい過去、怪しい関連事件が出てきて、気づいたら時間が過ぎている。 久しぶりに一気読みをした小説でした。 ぜひ読んでみてね。

Posted byブクログ

2024/09/11

説明じみた文章が多いところは気になったけれど、ストーリーが面白くて途中までぐいぐいと惹き込まれて読んだ。 終盤になって、流石に色々と伏線仕込みすぎ、回収しようとしすぎでごちゃごちゃして面倒臭くなってしまった。整合性を高めようとして、ややこじつけ感も出てきて、やり過ぎてしまっている...

説明じみた文章が多いところは気になったけれど、ストーリーが面白くて途中までぐいぐいと惹き込まれて読んだ。 終盤になって、流石に色々と伏線仕込みすぎ、回収しようとしすぎでごちゃごちゃして面倒臭くなってしまった。整合性を高めようとして、ややこじつけ感も出てきて、やり過ぎてしまっているなと残念に思った。 サクラと思われるレビューも残念。せっかく面白い発想のストーリーなのに、読み手が楽しく読むことに抵抗を感じてしまい、この本の魅力を削いでしまっている。

Posted byブクログ