医薬品&ヘルスケア業界のしくみ の商品レビュー

長尾剛司(著者)

2024/09/18

医薬品やヘルスケア業界を同等に学びたいと思って読んだが、本書では医薬品業界を中心としたヘルスケア業界が扱われており、ヘルスケア関連についてはあまり情報がなかった。本書の内容を事前によく理解せずに読み進めてしまい、自分自身の目的とミスマッチとなってしまった。

1. 6つのバリューチェーンでつかむ医薬品&ヘルスケア業界の概要
・医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律（薬機法）で定義された物質　→　医薬品（医薬部外品、化粧品、医療機器についても薬機法で定義）
・医療用医薬品（医師等が患者に処方）、OTC医薬品（一般医薬品とも、ドラッグストア等で購入）
2. 薬剤師の4つの働きかたと薬科系大学の姿
・保険薬局、ドラッグストア、病院・行政、医薬品関連企業
3. 製薬企業やベンチャーで薬を創るしくみ
・日本では医薬品開発に9年以上、約1千億円かかるといわれている
・医薬品はGMP（Good Manufacturing Practice）で品質が保持される
4. 医薬品を売る製薬企業やドラッグストア
5. 他業種よりも幅広い医薬品卸の役割
6. 薬を選択する医師と薬剤師
7. 医薬品へ対価を払うしくみ
8. まだまだ変化するこれからの医薬品&ヘルスケア業界
・AIやロボット工学分野が医療系学部と融合し「医工連携」として発展
・デジタルセラピューティクス（DTx）：デジタル技術を使って疾患の治療や、症状の改善、予防など医療行為を支援するソフトウェア

2023/05/23

丸善で発見し、どんなこと書いてあるかと読んでみた。

医薬品業界に関わるものとして読んだが、概要は端的にまとめているなと感じた。 製薬企業、薬局に加えてIQVIAにもいたという経歴がなせる技か。
この業界に興味ある学生（高校生）に見せても、面白いかもしれない。