百人一首 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
長年百人一首かるた史研究の第一線を走ってきたマニア(本業は偉い法学者)が自分の研究の集大成として著した、納得の熱量の本でした。自説をパクった上に半端な論考出した研究者(偉い文学者)を1章以上かけてこき下ろした文章は他でなかなか読めない熱さがあった。
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「物品史料、文献史料、伝承を基礎にした文化史研究は、「もの」と「記録」と「人」で織りなす文化史である。」(3頁)と記述されたとおり、江戸時代にかるたが地域文化として、全国各地で発展していったことを、文献史料のほかにも、札そのもの、札の制作場所に至るまで、これらを重ねて説明がありま...
「物品史料、文献史料、伝承を基礎にした文化史研究は、「もの」と「記録」と「人」で織りなす文化史である。」(3頁)と記述されたとおり、江戸時代にかるたが地域文化として、全国各地で発展していったことを、文献史料のほかにも、札そのもの、札の制作場所に至るまで、これらを重ねて説明がありました。絵、文字、札のサイズ、作られ方を見ながら、誰かどんなときにどうやって遊んだのかということが研究対象になり得ることをあらためて知りました。
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