ふたり、この夜と息をして の商品レビュー
繊細な空気が漂うタイトルとカバー写真(神木隆之介の撮り下ろしだそう)。うーん、やり過ぎな気がします。 作品は、秘密を抱える主人公夕作の感じる恐れや怯え、秘密を共有する槙野への連帯感、そして人間的な成長など、どの表現も素晴らしいのだが、それとは別に、さりげない学生生活のなか、秘密...
繊細な空気が漂うタイトルとカバー写真(神木隆之介の撮り下ろしだそう)。うーん、やり過ぎな気がします。 作品は、秘密を抱える主人公夕作の感じる恐れや怯え、秘密を共有する槙野への連帯感、そして人間的な成長など、どの表現も素晴らしいのだが、それとは別に、さりげない学生生活のなか、秘密の共有の輪から外れた仲間たちの感じる疎外感や葛藤が繊細な筆致で描きだされてて、良作に仕上がってます。 ただ、男友達はひたすら優しく、女友達はみな聡い。悪人の登場しない世界は少し物足りなくもあるのは事実。そして、1人だけ闇に取り込まれてしまったような槙野の今後が具体的にはなんにも提示されていないのも不満。ま、槙野は大丈夫そうだけど。
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痛い、、、苦しい、、、なぜか分からないけど涙が出そうになったなぁ そこまで激重な話ではないけど何かが心にズーンと残ってる感じがする 虚無感、というかなんだろう 考えはまとまらないけど自分ってなにがあるんだろうなにを持っているんだろうと問い直すきっかけになりそう 優しさと...
痛い、、、苦しい、、、なぜか分からないけど涙が出そうになったなぁ そこまで激重な話ではないけど何かが心にズーンと残ってる感じがする 虚無感、というかなんだろう 考えはまとまらないけど自分ってなにがあるんだろうなにを持っているんだろうと問い直すきっかけになりそう 優しさとか優しい人ってどういうことを言うのかな 優しいってなに?自分は優しいって思われてるのだろうか、、、、自分的には優しくないと思ってる。他人に無償の優しさを注げるような器ではないから あるとしたら与える優しさじゃなくて受け入れる、許す優しさかな 他人に優しくありたいと思うけど、なにが優しいってことなのか分からないな 夕作はだんだん周りの人に心を開けるようになってたけど自分は本当に心から心を開いてもいいと思える人に出会えるのか(激重感情苦しい〜〜^_^) 日記みたいなことしか書けないけどまあいいやー!おわり!
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第9回ポプラ社小説新人賞特別賞を受賞したデビュー作。読書好きの友人から、おすすめされて読みました。 男子高校生の夕作まことは、顔にある痣をコンプレックスに思っている。彼は、両親と離れて祖母と暮らしており、祖母から化粧で痣を隠すための方法を教えてもらった。 夕作は、自分の...
第9回ポプラ社小説新人賞特別賞を受賞したデビュー作。読書好きの友人から、おすすめされて読みました。 男子高校生の夕作まことは、顔にある痣をコンプレックスに思っている。彼は、両親と離れて祖母と暮らしており、祖母から化粧で痣を隠すための方法を教えてもらった。 夕作は、自分の秘密が露見することを恐れ、人と関わることを避けている。 “静かに暮らしたかった。凪いだ海のようにどこまでも何もない、透明な三年間を送りたい“ という彼の言葉からは、諦めと寂しさが感じられます。 ある日、新聞配達のアルバイトの帰りに夜明け前の公園でクラスメイトの女子・槙野と出会い、徐々に親しくなる。夕作は友人學できることに戸惑い筒も、完全には心を許していません。 “君は自分を心配してくれている人のこと、ちゃんと考えたことある?“ 学校で唯一夕作の事情を知っている保健室の先生・野原の言葉は夕作の心に深く響きます。 夕作と槙野はそれぞれの秘密の深層部は知らずに、適度な距離を保ちながら交流する。槙野が学校を休みがちになっても、その理由は、友人や夕作には話さない。 物語は、甘酸っぱくて寂しい青春の感情を巧みに書き出しています。 “なんていうのかな…どれだけ深く繋がっていても、どうしようもなく分かち合えないものっていうのは、誰もが持っているものだよ“ この野原の言葉が、私の心にスッと入ってきました。 。 繊細で透明感ある文章は、心を温めてくれます。夕作や槙野たちと異なる悩みを持っていても、作品の一文一文に心が救われる感覚が得られるでしょう。 切なくて苦しいけど救われる青春小説が読みたい人におすすめ!
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登場人物の純粋さがまぶしくて、いい意味で距離感を感じました。学生時代の心持ちを思い出したような気がします。
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優しさによって誰かの心が変えることができる人は素敵だなと思った。誰もが優しい心は持ち合わせているとは思うけど、深い悩みを抱えている人の気持ちを変えることができる人は本当に強く自分も何かを乗り越えてきた人なのだと感じた。私もただ優しくするだけでなく、相手がどうして欲しいのか、どうす...
優しさによって誰かの心が変えることができる人は素敵だなと思った。誰もが優しい心は持ち合わせているとは思うけど、深い悩みを抱えている人の気持ちを変えることができる人は本当に強く自分も何かを乗り越えてきた人なのだと感じた。私もただ優しくするだけでなく、相手がどうして欲しいのか、どうすれば気持ちを前向きに変えられるのか考えられる人間になりたいと思った。優しい人の周りには優しい人が集まるのは本当だと感じた。自分が自分であったから出会えた人々を大切にしていきたい。
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最後の方にぽろっとした。 顔に痣がある男子高校生が主人公の物語。 優しい気持ちになったなぁ。 友情にも感動した。 どんどん読み進んだ。読みやすい! 野原先生の言葉が意外と鍵
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高校生の悩みとは思えない苦しみの中で葛藤する2人が、混じって離れて、 全ての悩みを打ち明けないといけない人はいないという野原先生の考えにとても共感できた
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夕作の心情にとても共感できて、すごく感情移入できました。特に槙野に対する不安がとてもよく伝わりました。
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秘密を頑なに隠そうとする2人が、挫けそうになりながら、躊躇いながらも、自身のそれと向き合い、さらけ出し、受け止めて行こうとする姿に思わず「頑張れ!」と声に出して見守っていました。 その後の景色に私まで、歓喜の涙が出そうでした。
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