新日本プロレス50年物語(第2巻) の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
新日本プロレス50周年記念本の2冊目は、 元東スポの高木記者が執筆。舞台は1989年から2008年 までの新日本プロレスとその周辺。1巻がある意味特殊な 「作品」であったのに対し、コチラはしっかりした「デー タブック」となっている。 僕がプロレス会場に足繁く通ったのは、この本の前半に当 たる89〜98年までの10年間。プロレス全般で言えば新生 UWFが誕生、大ブームとなり、その後にいわゆる「インデ ィ」と呼ばれる団体が登場してきた頃。だから新日本だけ でなく他団体の興行にも積極的に足を運んでいたのだが、 この頃から『東京ドーム大会』を始めとしたビッグイベン トを乱発した上、ほぼ全てで大成功を収めていた新日本が やはり本命。文章は淡々としているのだが、ポイントをし っかり押さえたダイジェストはすばらしく、いろいろなこ とを思い出させてくれた だからこそ、後半の2000年代の記述を読むのが非常に苦 しかった。猪木の引退、総合格闘技の繁栄、トップ選手の 大量離脱など、もう本当に大ピンチ、存続すら危ぶまれた 新日本。それが今もまだ続いている理由については次巻、 現役の東スポ記者の記述をしっかり読もうと思う。 ・・・思った以上に読み応え深いな、このシリーズ!
Posted by
全3巻の内、1989〜2008年をまとめた第2巻。東京ドーム進出を皮切りに飛ぶ鳥を落とす勢いだった90年代から格闘技ブームに押されて低迷した暗黒のゼロ年代まで。懐かしい記憶が蘇りまくりで感涙w教科書的な正史よりも「キーワード&こぼれ話」の項に出てくるプチ事件・小ネタの方が面白いと...
全3巻の内、1989〜2008年をまとめた第2巻。東京ドーム進出を皮切りに飛ぶ鳥を落とす勢いだった90年代から格闘技ブームに押されて低迷した暗黒のゼロ年代まで。懐かしい記憶が蘇りまくりで感涙w教科書的な正史よりも「キーワード&こぼれ話」の項に出てくるプチ事件・小ネタの方が面白いというのもプロレスあるある?第0試合や30分1本勝負の起源は知らなかった!一番笑ったのは「バトル・オブ・ラストサマー」という大会タイトルに対して報道陣が「これだと『去年の夏』って意味では?」と質問したくだりwww
Posted by
- 1